ティーファクトリー「4」延期公演開幕 (original) (raw)
「4」1年越しの延期公演開幕、川村毅「こんな感情の下で幕を開けたのは人生で初めて」
2021年8月19日 11:24 178 1 ステージナタリー編集部
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ティーファクトリー「4」が、昨日8月18日に東京・あうるすぽっとで開幕した。
これは、2012年に白井晃の演出、高橋一生らの出演で初演された川村毅の戯曲「4」を、初めて川村自身の演出で上演するもの。川村の第16回鶴屋南北戯曲賞受賞作である本作は、死刑制度をテーマにした作品だ。出演者には、今井朋彦、加藤虎ノ介、川口覚、池岡亮介、小林隆が名を連ねた。
本公演は、新型コロナウイルスの影響で、昨年から今年に延期になっている。開幕に際し、川村は「このような時代の只中で舞台の初日を開けること、開けられたことに、様々な思いが湧いていますが、その感情を一言では言えません。震災の年に揺れながら書き続けた『4』を、10年経って初めて演出するのがこの現在である不思議、こんな感情の下で幕を開けたのは人生で初めてです。お客様とこういう時代を共に生きているんだと、ひしひしと実感しています」と思いを述べた。
上演時間は約2時間で、東京公演は8月24日まで。28・29日には京都公演が京都・京都芸術劇場 春秋座で行われる。なお、21日18:00開演回には、川村とゲストの白井によるポストパフォーマンストークが実施される。