歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」開幕 (original) (raw)

新作歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」が、本日1月3日に東京・新橋演舞場で開幕した。

「えんとつ町のプペル」は、西野亮廣がにしのあきひろ名義で手がけた絵本。同作は「映画 えんとつ町のプペル」のタイトルで映画化されており、舞台化もされてきた。新作歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」では、原作・脚本を西野、演出を藤間勘十郎が担当。劇中では物語の舞台が江戸に置き換えられ、主人公・プペルをはじめとした4役を市川海老蔵が勤め、プペルの友達・はる役を海老蔵の実子である市川ぼたん堀越勸玄が交互出演で担当する。本日の初日公演では、ぼたんがはる役を演じた。

劇中では、浅間山の大噴火をきっかけに、黒い煙に覆われてしまった江戸の町を舞台にした物語が展開。ゴミから生まれたゴミ人間プペルは、町の人々から恐れ、避けられていた。しかしある日出会った屋根葺のはるだけが、プペルと友達になってくれて……。本作には海老蔵、ぼたん、勸玄のほか、はるの祖父・玄役で市川右團次、屋根葺仲間のスーさん役で市川男女蔵、町娘はつ役で中村児太郎、泰三役で市川九團次、そして大泥棒・次郎吉役で大地洋輔ダイノジ)が出演。物語はだんまりやぶっ返り、立廻りといった歌舞伎特有の手法を用いて紡がれ、海老蔵は4役の早替りで魅せた。

公演は1月20日まで。

2022年1月新橋演舞場 新作歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」

※市川ぼたん、堀越勸玄は交互出演。

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