猪野広樹主演「ユルキル」公演スタート (original) (raw)
共通点は年齢ぐらい…猪野広樹主演「冤罪執行遊戯ユルキル the stage」開幕
2022年4月24日 12:42 5
猪野広樹が主演を務める「冤罪執行遊戯ユルキル the stage」が、昨日4月23日に東京・ニッショーホールで開幕した。
「冤罪執行遊戯ユルキル the stage」は演劇プロジェクト・アメツチの第3回公演。山田英真が脚本・演出を務める本作では、冤罪を訴える“囚人”と、被害者の関係者となる“執行人”に分かれてペアを組み、それぞれの過去の事件にまつわるゲームに挑む様子が描かれる。
主人公・春秋千石を演じる猪野は、役との共通点について「年齢ぐらいですね。芝居としては『やってない』の一点張りで完全に“受け”なので、リナをどう納得させるかを考えながら演じました」と言い、春秋千石とペアを組む莇リナ役の高柳明音は「唯一見つけた共通点が“集合住宅に住んでいた”ということです(笑)」と語った。
また、双子の兄・山田風太を演じる松本幸大は「“負けず嫌い”とか内面の厚い部分は似てるかなって思いました。風太は口調はキツいんですけど、実は家族思いで温かい人間なんです」と言い、弟・山田雷太役の野澤祐樹は松本が所属事務所の先輩であることに触れ「元々お兄ちゃん感があったのでやりやすかったです。風太の口は悪いけど優しいところは、幸大くんも実際に優しいので」と述べた。
上演は途中休憩ありの約2時間45分。公演は5月1日まで。
猪野広樹コメント
人の“生き死に”がかかった作品なので、「なんでこの人は冤罪を訴えてるんだろう?」とか「なんでこの執行人は囚人を殺したいんだろう?」とか、シンパシー(同情)じゃないエンパシー(共感)を感じてもらいたいと思っています。公演がスタートしますが、座組みのひとり、市川美織さんが一緒に初日を迎えることができません。途中から、合流してもらえると思いますが、それまではアンダーのここちゃん(小林香々)がしっかりと一凛花華を引き継いでくれると思います。アンダーとして立つのはすごいプレッシャーだと思いますが、責任感をもってやってくれてますので、僕らも同じように責任感をもって、最後まで駆け抜けたいと思います。劇場でお待ちしています。
高柳明音コメント
今回、ゲーム原作ではありますが、ゲームの発売が舞台よりも後になったということで、舞台を観て楽しんで、さらにゲームをやってみたいなって思ってもらえたら嬉しいです。私たちが物語を紡いでいく中で、“あなたは何を信じて、何を疑うのか?”という感じで楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いします。
松本幸大コメント
「冤罪執行遊戯ユルキル the stage」。“the stage”というのが一番感じてほしいところで、ゲームとはまた違った舞台ならではの素晴らしさ、生の素晴らしさをぜひぜひ楽しんでいただきたいです。4つのチームがバラバラに進行していきますけど、このキャストたち全員で“ユルキル”が成り立っているので、ぜひ劇場で楽しんでもらいたいと思います。
野澤祐樹コメント
ゲームもありますが、舞台版は人が演じることによって、感情の揺さぶられ方が違ってくると思いますので、劇場に来ていただいて、それをお客様に感じていただけたらいいなと思います。
「冤罪執行遊戯ユルキル the stage」
2022年4月23日(土)~5月1日(日)
東京都 ニッショーホール
脚本・演出:山田英真
キャスト
※市川美織に代わり、一部公演では小林香々が一凛花華役を務めます。
全文を表示
2
5