須貝英×稲葉賀恵「私の一ヶ月」開幕 (original) (raw)
「私の一ヶ月」開幕、稲葉賀恵が自信を見せる「日々の煌めきを感じて」
2022年11月3日 10:00 4
【未来につなぐもの】I「私の一ヶ月」が、昨日11月2日に東京・新国立劇場 小劇場で開幕した。
「私の一ヶ月」は新国立劇場が送る【未来につなぐもの】シリーズの第1弾で、「ロイヤルコート劇場×新国立劇場 劇作家ワークショップ」の企画から生まれた新作。須貝英が劇作を、文学座の稲葉賀恵が演出を手がける。
劇中では、泉が日記を書いている2005年11月の和室、その夫・拓馬の両親が経営する2005年9月のコンビニ、娘の明結(あゆ)がアルバイトを始めた2021年9月の都内の大学図書館の閉架書庫での物語が交差する。
開幕に際し、須貝は「この作品はワークショップの期間、上演が決まってからの期間と、たくさんの方に支えられながら成長を続けてきました。おそらく本番を通してもずっと成長していくと思います。劇場でそれを一緒に体験していただけたら、この上ない喜びです」とコメント。稲葉は「今を生きる私たちにも必ず思い当たる、仄暗い闇や哀しみを抱きしめて、それでも前に進む人々のお話です。死を想いながらも、生きていく日々の中には必ず美しい瞬間がある、その煌めきを劇場で共有することが出来る作品に仕上がったと思います。是非、日本初演のこの作品を客席で目撃してくださいませ」と観客にメッセージを送った。公演は11月20日まで。
ステージナタリーでは「私の一ヶ月」で娘の明結役を演じている藤野涼子のインタビューを掲載している。
須貝英コメント
想いを込めた新作を皆さんにご覧いただける喜びと、劇作家ワークショップからの長い旅路の終わりが見えてきた感慨が胸に押し寄せてきて、なんだか経験したことのない気持ちです。
この作品はワークショップの期間、上演が決まってからの期間と、たくさんの方に支えられながら成長を続けてきました。おそらく本番を通してもずっと成長していくと思います。劇場でそれを一緒に体験していただけたら、この上ない喜びです。
稲葉賀恵コメント
決して押し付けがましくなく、でも凛々しく、人の生活の繊細な機微を描いた須貝さんの作品を、6人の俳優陣が繻子を織るように体現して下さいました。
今を生きる私たちにも必ず思い当たる、仄暗い闇や哀しみを抱きしめて、それでも前に進む人々のお話です。
死を想いながらも、生きていく日々の中には必ず美しい瞬間がある、その煌めきを劇場で共有することが出来る作品に仕上がったと思います。
是非、日本初演のこの作品を客席で目撃してくださいませ。
【未来につなぐもの】I「私の一ヶ月」
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