モダンスイマーズ総出の生アフレコ上映会 (original) (raw)
モダンスイマーズが「モダンスイマーズプロデュース年末イベント 27 28 29」と題し、12月27日から29日まで東京のザ・スズナリで4パターンの公演を企画・開催する。
これは、コロナ禍における同劇団の取り組みの振り返りと、新たな上演形態の検証のために催されるイベント。27日と29日には、同劇団が昨年に期間限定配信した人形劇ムービー「しがらみ紋次郎 ~恋する荒野路編~」の上映会が行われ、劇団員の古山憲太郎、津村知与支、小椋毅、生越千晴、西條義将が生アフレコを行う。蓬莱竜太作の時代劇「しがらみ紋次郎」は、当初2020年に上演予定だったが新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止に。同作はその後「人間ではなく人形ならば、コロナ禍でも濃厚接触を実現できる」というアイデアの下で人形劇に方針転換され、本来有観客で上演予定だった東京・東京芸術劇場 プレイハウスで人形劇ムービー「しがらみ紋次郎 ~恋する荒野路編~」が撮影された。作中では、木枯らし紋次郎と名をかたる気取った旅人・紋次郎と、紋次郎に付いてくる夜鷹・オウメの物語が展開する。なお上映会後にはアフタートークが開催される。
また27・28日には、「しがらみ紋次郎 ~恋する荒野路編~」の人形製作を手がけた人形劇団ココン・山田俊彦による人形劇公演がラインナップ。27日には、個性的なマリオネットや舞台装置のカラクリが登場する「チャハハ丸とヘヘヘ丸」、山田が“おじさん”として2人の仲を取り持つ腹話術「チュータとクッキー」が2本立てで上演され、28日には、抽象的な“形”が動くシュールな糸操り人形作品集「糸による奇妙な夜」が上演される。
さらに28日には、蓬莱が書き下ろす「きのう下田のハーバーライトで」の先行リーディング公演が行われる。本作は、劇団扉座・犬飼淳治、津村による演劇ユニット・道産子男闘呼倶楽部が来年10月に上演する作品で、このたび本公演に先駆けて戯曲の読み合わせが披露される。本作には、かつてはテレビの人気者だったが今や貧しい暮らしを送る50歳目前の男と、彼と寝食を共にする付き人の男が登場する。
「モダンスイマーズプロデュース 年末イベント 27 28 29」
2022年12月27日(火)~29日(木)
東京都 ザ・スズナリ
モダンスイマーズ 劇団員による生アフレコ上映会「しがらみ紋次郎 ~恋する荒野路編~」
人形劇団ココン「チャハハ丸とヘヘヘ丸」「チュータとクッキー」
2022年12月27日(火)
作・演出・出演:山田俊彦
人形劇団ココン「糸による奇妙な夜」
2022年12月28日(水)
作・演出・出演:山田俊彦
道産子男闘呼倶楽部 新作先出し読み合わせ「きのう下田のハーバーライトで」
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