屋根裏ハイツの新たな挑戦「父の死と夜ノ森」 (original) (raw)

屋根裏ハイツの新たな挑戦、松田正隆の戯曲「父の死と夜ノ森」を中村大地演出で

2022年12月27日 19:10 3

屋根裏ハイツ「父の死と夜ノ森」が、1月19日から22日まで神奈川・STスポットで上演される。

本公演は、松田正隆の戯曲「父の死と夜ノ森」を、中村大地の演出で上演するもの。「父の死と夜ノ森」は、松田が代表を務めるマレビトの会が、2016年から3年にわたり行ったプロジェクト「福島を上演する」の1演目として2018年に上演したもので、劇中では福島県の富岡町といわき市を舞台にした物語が描かれる。

上演に向け中村は「会話と語りの間を揺れながら『今、ここ』に劇を立ち上げてきた屋根裏ハイツの、新たな挑戦です。2年ぶりのSTスポットでみなさまのご来場をお待ちしております。ご期待ください」とコメントした。なお、1月19日と21日の19:30開演回の終演後は、それぞれ松田、木村玲奈を招いたゲストトークが行われる。それ以外の回では、観客が作品の感想を話す“感想戦”が、終演後毎回30分程度実施される予定だ。

中村大地コメント

福島県富岡町・いわき市を舞台に、20名近い人物が入り乱れる戯曲「父の死と夜ノ森」。さながら映画のシナリオのような戯曲には美しい台詞と、一見、舞台では表象不可能そうなト書きが並んでいる。

“徒歩のはるみと車の宇津木が、並走する。”“原発が海辺にある荒涼とした風景。”“無数の警官たちが後退りする。”

戯曲の言葉が確かに湛えている風景や匂いを、どこまで上演に引き上げることができるだろうか。小さな劇場で、7人の出演者と、できるすべてを持ち込んでやってみようと思う。

会話と語りの間を揺れながら「今、ここ」に劇を立ち上げてきた屋根裏ハイツの、新たな挑戦です。2年ぶりのSTスポットでみなさまのご来場をお待ちしております。ご期待ください。

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屋根裏ハイツ7F演劇公演「父の死と夜ノ森」

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