“戸田彬弘版”「海と日傘」幕開け (original) (raw)

チーズtheaterの“戸田彬弘版”「海と日傘」幕開け「集大成、是非ご観劇頂けたら」

2023年1月26日 12:15 11

チーズtheaterのプロデュース公演「海と日傘」が、昨日1月25日に東京・駅前劇場で開幕した。

これは、松田正隆の戯曲「海と日傘」を、チーズtheater主宰の戸田彬弘が演出を担い上演するもの。開幕に際し、戸田は「過去に沢山上演されてきた本作と『“戸田版”海と日傘』は全然違う作品かもしれません。でもやっぱりこれも『海と日傘』であり、それが演劇の豊かさだと思うのです。その豊かさを存分に堪能させて頂きました。集大成、是非ご観劇頂けたら嬉しいです」と思いを述べた。

主演を務める奥田努は「稽古をしてきた中で、グルグルグルグル色々な寄り道をしてきましたが、自分の中のシンプルが今はみえています。信頼できる仲間と共に、僕達の『海と日傘』を楽しんでいただけたら嬉しく思います」、ヒロイン役の吹越ともみは「いただいた役へのプレッシャーで挫けそうになることもありましたが、演出の戸田さん、座組の皆さまに支えられ無事初日を迎えることができました。素晴らしい美術と照明、音響に包まれて、俳優としてとても幸せです。精一杯お伝えさせていただきますので、宜しくお願い致します」とコメントした。公演は1月29日まで。

戸田彬弘コメント

チーズtheaterとしては、3年ぶりのご無沙汰公演です。3年の間にコロナによる2度の中止を劇団は経験しました。こうして無事に初日を迎えられたことが大きな奇跡だと感じています。実は「海と日傘」の上演を一度も観たことがありません。今回は戯曲に惚れ込んでの企画ですから、勝手に「“戸田版”海と日傘」と銘打たせて頂いています。誤読は時に新たな発見をもたらすとは、誰かの言葉だったと思いますが、作家や演出の仕事をしていると稽古場で度々体験します。キャストの誤読に発見させられたり、なるほどと納得したり、自分の誤読に気付いたり……集団で創作するのはやっぱり楽しいもんです。過去に沢山上演されてきた本作と「“戸田版”海と日傘」は全然違う作品かもしれません。でもやっぱりこれも「海と日傘」であり、それが演劇の豊かさだと思うのです。その豊かさを存分に堪能させて頂きました。集大成、是非ご観劇頂けたら嬉しいです。

奥田努コメント

「海と日傘」この作品に出会えた!

まずこの出会いをくれたチーズtheaterの戸田さん、大浦さん、田谷野さんに感謝してます。そして、今回主演の洋次という役に出会わせてくれた脚本の松田さん、ありがとうございます。この「海と日傘」読めば読むほど深くてわからなくなり迷いますが、とても無駄のないクリアな作品のような気が今はしてます。どの作品も究極はそうだと思いますが、無駄をなくす作業、シンプルにする事がとても難しいと思います。稽古をしてきた中で、グルグルグルグル色々な寄り道をしてきましたが、自分の中のシンプルが今はみえています。信頼できる仲間と共に、僕達の「海と日傘」を楽しんでいただけたら嬉しく思います。

吹越ともみコメント

初めてこの戯曲を読ませていただいた時から今日まで、そしてたぶん明日からも。毎日のようにゾクゾクとする発見があり、何か試されているような気持ちになる稽古期間でした。お客様にも、観劇中そして帰り道に、そのような体験をしていただけたら嬉しいです。いただいた役へのプレッシャーで挫けそうになることもありましたが、演出の戸田さん、座組の皆さまに支えられ無事初日を迎えることができました。素晴らしい美術と照明、音響に包まれて、俳優としてとても幸せです。精一杯お伝えさせていただきますので、宜しくお願い致します。

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