新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」開幕、ウィル・タケットが自信(舞台写真 / コメントあり) (original) (raw)

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」開幕、ウィル・タケットが自信

2023年4月29日 19:54 3

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」が、本日4月29日に東京・新国立劇場 オペラパレスで開幕した。

本公演では、ウィリアム・シェイクスピアの同名戯曲をもとにした作品「マクベス」「夏の夜の夢」が2本立てで上演される。新制作となる「夏の夜の夢」では、英国バレエの重鎮フレデリック・アシュトンが振付を担当。フェリックス・メンデルスゾーンの音楽に乗せて、タイターニア役の柴山紗帆池田理沙子、オベロン役の渡邊峻郁速水渉悟らが物語を立ち上げる。

一方、「マクベス」は、新国立劇場バレエ団委嘱作品で世界初演となるオリジナル作品。スコットランドの作曲家ジェラルディン・ミュシャの音楽からインスピレーションを得て、ウィル・タケットが振付を手がけた。出演者にはマクベス役の福岡雄大奥村康祐、マクベス夫人役の米沢唯小野絢子らが名を連ねている。

開幕に際しタケットは、「吉田都芸術監督から『マクベスの悲劇』のバレエの依頼を受けたとき、マクベスとマクベス夫人の情熱的で野心的で殺意に満ちた、しかし最終的には悲劇的な夫婦関係を中心に掘り下げるというコンセプトを伺って、一瞬にして魅了されました。シェイクスピア戯曲の登場人物と悲劇的な筋書きが、バレエの観客にとっても魅力的でダイナミックなものに生まれ変わったと確信しています。このような素晴らしい創作の機会を与えていただいた都さんと新国立劇場バレエ団のスタッフの皆さんに感謝しています。そして何より、登場人物に命を吹き込んでくださったバレエダンサーの皆さんに感謝したいと思います」と語った。

上演時間は休憩含め約2時間30分。公演は5月6日まで。

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」

2023年4月29日(土・祝)~5月6日(土)
東京都 新国立劇場 オペラパレス

「マクベス」新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演

振付:ウィル・タケット
音楽:ジェラルディン・ミュシャ
編曲:マーティン・イェーツ

キャスト

4月29日、5月2日、4日、6日公演
マクベス:福岡雄大
マクベス夫人:米沢唯
バンクォー:井澤駿
3人の魔女:奥田花純、五月女遥、廣川みくり

4月30日、5月3日、5日公演
マクベス:奥村康祐
マクベス夫人:小野絢子
バンクォー:井澤駿
3人の魔女:原田舞子、廣田奈々、根岸祐衣

「夏の夜の夢」新制作

振付:フレデリック・アシュトン
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン

キャスト

4月29日、5月2日、4日、6日公演
ティターニア:柴山紗帆
オーベロン:渡邊峻郁
パック:山田悠貴
ボトム:木下嘉人

4月30日、5月3日、5日公演
ティターニア:池田理沙子
オーベロン:速水渉悟
パック:石山蓮
ボトム:福田圭吾

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