大人の希望探しを笑いと切なさいっぱいに、ラッパ屋新作「ウェルカム・トゥ・ホープ」(コメントあり) (original) (raw)
大人の希望探しを笑いと切なさいっぱいに、ラッパ屋新作「ウェルカム・トゥ・ホープ」
2023年5月1日 12:11 3
ラッパ屋「ウェルカム・トゥ・ホープ」が、6月24日から7月2日まで東京・紀伊國屋ホールで上演される。
これは鈴木聡が脚本・演出を手がける新作。作中では“大人の希望探し”の物語が描かれる。人生につまづいた主人公は安アパート・ホープ荘に移り住むが、そこはトラブルを抱えた人々が集まる“絶望荘”のような場所で……。出演者には岩橋道子、中野順一朗、谷川清美、弘中麻紀、上大迫祐希、浦川拓海、ともさと衣、宇納佑、大草理乙子、熊川隆一、武藤直樹、岩本淳、林大樹、そして松村武、俵木藤汰が名を連ねた。
鈴木は「『希望があれば何でもできる』と若い頃の自分を振り返って思う。あの頃のさしたる根拠もない希望のようなものはなんだったんだろう? いまどうすれば新しい希望のようなものが見つかるんだろう? 登場人物たちと一緒に『絶望荘』で考えたい。笑いと切なさ、楽しさいっぱいです。是非!」と呼びかけた。チケットの一般販売は5月27日10:00にスタート。
鈴木聡 コメント
タワマン暮らしで「ここだけバブル」のような毎日を送っていた希(のぞみ)(自称イケてる女・50歳)は事業で大失敗した。タワマンを引き払い、家賃の安さに惹かれ引っ越した先は「ここだけ昭和」のようなオンボロアパート「ホープ荘」。もうね、今までとは別世界。住んでる人たちも、よく言えば「味がある」んだけど、希の目からすれば「底辺」。夢も希望もない、「ホープ荘」じゃなくて「絶望荘」ね、と嘆く希だったが、このアパートで思いがけない人物と出会う。それは青春の記憶を呼び覚ます、一番会いたかった、でも一番会いたくなかった人物で・・。
希望は大事だよね。いわゆる少子化もほんとの原因は「お金が足りない」からではなく「希望が足りない」からではないか。「元気があれば何でもできる」と猪木先生はおっしゃったが「希望があれば何でもできる」と若い頃の自分を振り返って思う。あの頃のさしたる根拠もない希望のようなものはなんだったんだろう? いまどうすれば新しい希望のようなものが見つかるんだろう? 登場人物たちと一緒に「絶望荘」で考えたい。というわけでバリバリの新作「ウエルカム・トゥ・ホープ」。笑いと切なさ、楽しさいっぱいです。是非!
この記事の画像(全2件)
ラッパ屋 第48回公演「ウェルカム・トゥ・ホープ」
全文を表示