黒島結菜・井之脇海ら「カモメよ~」開幕 (original) (raw)
M&Oplaysプロデュース「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」が、本日6月3日に東京・本多劇場で開幕した。
これは、岩松了が作・演出を手がける新作舞台。劇中では、年の瀬の銀座を舞台に、肩を寄せ合って生きてきた兄妹の物語が描かれる。兄・アキオ(井之脇海)は銀座の広告代理店で働き、妹・イズミ(黒島結菜)は忙しい兄を支えていた。そんな中、銀座の街でイズミは若い浮浪者2人(青木柚、櫻井健人)に、アキオはかつて家庭を崩壊させた父の愛人だった葉子(松雪泰子)にそれぞれ出会い……。
開幕に際し、岩松は「かつて、自分たちの家庭を壊した父親の愛人をどうしても許せない妹と、その愛人の女性に惹かれてゆく兄。年末の銀座の街を舞台に、妹が彼女を赦していく過程と、街に浮遊する若い2人の浮浪者とのかかわりを通して、『悲惨なお話』と『心温まるお話』が交叉する、そんな物語を描こうという試みです。どうぞご期待ください」とコメント。
主演を務める黒島は、「岩松さんの描く、鋭さもあり心地よい空間を、心強いキャストスタッフの皆さんと精一杯表現しています」とアピールする。井之脇は「赦すってなんだろう、人と向き合うことってなんだろう、稽古の間、アキオとしてその問いに向き合ってきました。答えなんて無いと思いますが、幕が上がっても問い続けたいと思います。どう受け取ってもらえるのか、とても楽しみです!」と期待を述べ、松雪は「ガラスの様に繊細な世界を、是非劇場で体験して頂けますと幸いです。本多劇場でお待ちしております」と来場を呼びかけた。
なお本作には岩松も出演。上演時間は休憩なしの1時間50分を予定。東京公演は6月25日まで行われ、その後、28日に富山・富山県民会館 ホール、7月1・2日に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、9日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場で上演される。
岩松了コメント
今回の舞台はクリスマスが終わった年の瀬のお話。
かつて、自分たちの家庭を壊した父親の愛人をどうしても許せない妹と、その愛人の女性に惹かれてゆく兄。年末の銀座の街を舞台に、妹が彼女を赦していく過程と、街に浮遊する若い2人の浮浪者とのかかわりを通して、「悲惨なお話」と「心温まるお話」が交叉する、そんな物語を描こうという試みです。
今は6月なので季節的には真逆になりますが、年の瀬を懐かしむように楽しんでもらえたらと思います。どうぞご期待ください。
黒島結菜コメント
「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」開幕しました!
稽古をしていた1ヶ月間は私にとってあまりにも贅沢な日々で、もっと稽古をしたいという気持ちと、はやくみなさんに見てほしいという気持ちが入り混じっていました。
岩松さんの描く、鋭さもあり心地よい空間を、心強いキャストスタッフの皆さんと精一杯表現しています。
是非みなさんに楽しんでいただけたら嬉しいですし、これからみなさんと同じ時間を共有できることを心から楽しみにしています。どうぞご期待ください。
井之脇海コメント
赦すってなんだろう、人と向き合うことってなんだろう、稽古の間、アキオとしてその問いに向き合ってきました。
答えなんて無いと思いますが、幕が上がっても問い続けたいと思います。
観てくださった方にもきっと、たくさん感じて、考えるきっかけになる舞台になってるはずです。
どう受け取ってもらえるのか、とても楽しみです!
千秋楽まで、その瞬間を生き抜きたいと思います。劇場でお待ちしています。
松雪泰子コメント
「かもめよ、そこから銀座は見えるか?」
いよいよ開幕となります。繊細な物語を丁寧に、紡いでいきたいと思います。
ガラスの様に繊細な世界を、是非劇場で体験して頂けますと幸いです。本多劇場でお待ちしております。
M&Oplaysプロデュース「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」
2023年6月3日(土)~25日(日)
東京都 本多劇場
2023年6月28日(水)
富山県 富山県民会館 ホール
2023年7月1日(土)・2日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2023年7月9日(日)
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
作・演出:岩松了
出演:黒島結菜、井之脇海、青木柚、櫻井健人、岩松了、松雪泰子
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