茨城弁で描く家族の物語、劇団普通「風景」開幕 (original) (raw)
劇団普通が茨城弁で描く家族の物語「風景」開幕、石黒麻衣「子供の頃の原点に立ち返った」
2023年6月3日 16:01 8
劇団普通「風景」が、昨日6月2日に東京・三鷹市芸術文化センター 星のホールにて開幕した。
本作では、祖父の葬儀のために実家に帰省した娘と彼女を取り巻く家族の物語が、“持つ者と持たざる者”の葛藤を交えつつ描かれる。なお本作は全編茨城弁での上演となる。
開幕に際し、作・演出を手がけた石黒麻衣は「2019年の『病室』より、全編茨城弁で描く家族の物語を書き続けております。ささやかな、どこにでも在りうる日常の細部に宿る光を何とか舞台上にうつし取りたいと、リアリティとは何か、物語とは何か、演じるということは何かを追及し続けております内に、思うのは、小さな子どもが、誰それはこの役をやって、次はこう言って、と言って何かを再現しようとしていることと、私が物語を作り演じてもらうことに、何の違いがあるのか、もしかしたら無いのかもしれないということでした。ある種子どもの頃のその原点に立ち返って、ただひたすら見たい景色を作り上げることに没頭する幸せな時間を稽古場で過ごさせていただいていたのかもしれません。その果てを本作でご覧いただければと思っております」とコメントした。
出演者には用松亮、岩瀬亮、浅井浩介、安川まり、坂倉奈津子、鄭亜美、岡部ひろき、泉拓磨、早坂柊人、青柳美希が名を連ねている。公演は6月11日まで。
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