舞台「ジャズ大名」に千葉雄大・藤井隆 (original) (raw)

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「ジャズ大名」が、12月9日から24日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールで上演される。

これは筒井康隆の小説「ジャズ大名」を、福原充則山西竜矢の上演台本、福原の演出で舞台化するもの。江戸時代末期を舞台にした本作では、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った音楽好きの藩主が、彼らの奏でる音楽の虜となり、城中でジャムセッションを繰り広げる姿が描かれる。出演者には藩主役の千葉雄大、藩主を支える家老役の藤井隆が名を連ねた。また音楽を関島岳郎、振付を北尾亘が手がける。

かつて西武新宿駅近くのサウナでバイトをしていたという福原は、休憩時間に筒井の文庫本を読んでいたことを明かし、「私にとって“筒井康隆”とは“歌舞伎町のサウナ”です」「客の使用済みサウナパンツの詰まったリネンの袋に寝っ転がって読み、ぶっ飛び、旅した、数々の異世界の記憶……。『ジャズ大名』の例のシーンも、何かに没頭している時間の美しさと狂気を、サウナ並の熱さで舞台上に展開できたらと思っております」とコメント。

千葉は「これから始まる福原さん演出の『ジャズ大名』稽古、本番に向けてドキドキとワクワクが行ったり来たりで感情が忙しいです。藤井さんは俳優を始める前からファンなので本当に贅沢だな、と。子供の頃の僕に教えてあげたいです」と語り、藤井は「福原充則さんに楽しそうな舞台に呼んでいただいてとても嬉しいです。沸々としながら物語の中をスカッと駆け抜けていくのかなぁと想像して心躍らせてます。千葉雄大さんは初めてテレビの仕事でご一緒した時にとても楽しかったので、舞台という長い期間でまたご一緒できるのがとても嬉しいです」と期待を述べた。

KAAT神奈川芸術劇場公演のチケットは10月7日に一般発売。なお本作は来年1月に兵庫、愛知、大阪でも上演される。

福原充則コメント

私にとって“筒井康隆”とは“歌舞伎町のサウナ”です。若い頃、西武新宿駅の向かいのサウナで、深夜番のバイトをしていたのですが、途中2時間も休憩時間があるんです。仮眠時間ということで。その時間に私は、いや、“おれ”は、古本屋で買ってきた(売り上げに貢献していませんね、すいません)筒井先生の文庫本を、むさぼるように読んでいました。客の使用済みサウナパンツの詰まったリネンの袋に寝っ転がって読み、ぶっ飛び、旅した、数々の異世界の記憶……。「ジャズ大名」の例のシーンも、何かに没頭している時間の美しさと狂気を、サウナ並の熱さで舞台上に展開できたらと思っております。

千葉雄大コメント

これから始まる福原さん演出の「ジャズ大名」稽古、本番に向けてドキドキとワクワクが行ったり来たりで感情が忙しいです。藤井さんは俳優を始める前からファンなので本当に贅沢だな、と。子供の頃の僕に教えてあげたいです。

藤井隆コメント

福原充則さんに楽しそうな舞台に呼んでいただいてとても嬉しいです。沸々としながら物語の中をスカッと駆け抜けていくのかなぁと想像して心躍らせてます。

千葉雄大さんは初めてテレビの仕事でご一緒した時にとても楽しかったので、舞台という長い期間でまたご一緒できるのがとても嬉しいです。

冬の公演なので気を引き締めてと思っていますが、せっかくKAATに通わせていただくので中華街に一度くらいは行きたいなぁ、と思っています。少しづつ状況が良くなって行くことを期待してます。

まだ少し先ですが、冬の横浜にお越しいただけますようご検討よろしくお願いします。

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KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「ジャズ大名」