成河・渡辺大知・門脇麦がイラストと混じり合う「ねじまき鳥クロニクル」ビジュアル(コメントあり) (original) (raw)

「ねじまき鳥クロニクル」のメインビジュアルが公開された。

このたびお披露目されたのは、主人公のトオルを2人で演じる成河渡辺大知、そして女子高生のメイを演じる門脇麦の姿を収めたビジュアル。ビジュアルでは、作品の“現実世界ともう1つの世界が曖昧になっていく”という設定が、3人の写真の上に重ねられたイラストで表現されている。イラストを手がけた、イラストレーターの信濃八太郎は「撮影に立ち会って、その輝きに圧倒された成河さん、渡辺大知さん、門脇麦さんの半身に、もうひとつの表情を重ねていく制作の間中、井戸の底から見える青空を想っていました。絶望と希望の境界を想像力で飛んでいけたらと筆を進めた次第です」とコメントした。

併せて、全出演者が明らかに。成河、渡辺、門脇のほか、大貫勇輔首藤康之音くり寿松岡広大成田亜佑美さとうこうじ吹越満銀粉蝶、そして加賀谷一肇、川合ロン、東海林靖志、鈴木美奈子、藤村港平、皆川まゆむ、陸、渡辺はるかの出演が決定した。

本公演は、村上春樹の長編小説「ねじまき鳥クロニクル」を原作とした舞台作品。同作は2020年に初演されたが、新型コロナウイルスの影響を受け、一部公演中止となった。再演となる今回は、初演から引き続きイスラエルのインバル・ピントが演出・振付・美術、イスラエルを拠点に活動するアミール・クリガーと、マームとジプシーの藤田貴大が脚本・作詞を担当。また大友良英が音楽を手がける。公演は11月7日から26日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、12月16・17日に愛知・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて。また大阪公演も予定されている。東京公演のチケットの一般販売は、7月26日11:00にスタート。

信濃八太郎コメント

村上春樹さんが生み出した物語に、インバル・ピントさんはじめ多くの創造が重なり、混じり合って、また新たな世界が生まれる。そんな場に、自分も関わることができることをたいへん光栄に思っております。

撮影に立ち会って、その輝きに圧倒された成河さん、渡辺大知さん、門脇麦さんの半身に、もうひとつの表情を重ねていく制作の間中、井戸の底から見える青空を想っていました。絶望と希望の境界を想像力で飛んでいけたらと筆を進めた次第です。

※初出時、人名表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。