どうかこの物語があなたの物語となりますよう、劇団おぼんろ「月の鏡にうつる聲」幕開け(舞台写真 / コメントあり) (original) (raw)
どうかこの物語があなたの物語となりますよう、劇団おぼんろ「月の鏡にうつる聲」幕開け
2023年8月4日 21:00 4
劇団おぼんろ「月の鏡にうつる聲」が、本日8月4日に東京・Mixalive TOKYO Theater Mixaで開幕した。
本公演は、末原拓馬が2014年に発表した「月の鏡にうつる聲」を、大幅に改稿し、新演出で立ち上げるもの。作中では、鬼退治から30年後、桃太郎が鬼の首を取って以来、雨が降り止まなくなった呪われた村から始まる物語が展開する。“語り部”には7ORDERの萩谷慧悟をはじめ、石渡真修、井俣太良、塩崎こうせい、松村龍之介、そしておぼんろメンバーのさひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平、末原が名を連ねた。
開幕に際し、末原は「こうして初日を迎えられることに心から感謝します。10年前に描いた作品を、一度台無しにしようと心に決めて挑みました。当時、賞もいただき、海を越えて上演もされた作品で、思い入れもある物語ではありましたが、10年前に自分が自分についた小さな嘘に気付き、衝動に身を任せて創りあげることにしました。衝動に身を任せて作品を創り直すというのは実は多くの困難を孕む物で、恐怖に押しつぶされそうにもなりましたが、座組のみんなに包み隠さず相談したところ賛同して背中を押してくれました。劇団員を含む九人の語り部を始め、スタッフ、製作委員会のみなさますべての仲間に感謝します。参加者のみなさまにどう届くかはわかりません。いつになく、特定の感情を抱いて欲しいという思いを持たずに作品を用意しました。どうかこの物語があなたの物語となりますよう、心から願っています」とコメントした。
公演は、8月13日まで。なお、8月11日18:30開演回は生配信される。詳細は公式サイトを確認しよう。
劇団おぼんろ 第23回本公演「月の鏡にうつる聲」
全文を表示
関連記事