舞台あの花開幕にじんたん役の河原田巧也「強い覚悟を持って心を注いでいきます」(舞台写真 / コメントあり) (original) (raw)

「舞台『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』2023」が、昨日8月9日に東京・博品館劇場で開幕した。

昨年2月に初めて上演された本作は、テレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(以下あの花)を畑雅文の脚本で舞台化したもの。今回は畑が新たな台本と自らの演出で立ち上げる。劇中では、小学生時代に仲良しだった6人組・超平和バスターズの物語が展開。メンバーの1人・芽衣子の死をきっかけにほかの5人は離れ離れになっていたが……。

出演者には宿海仁太(じんたん)役の河原田巧也、本間芽衣子(めんま)役の市川美織、安城鳴子(あなる)役の桃月なしこ、松雪集(ゆきあつ)役の井阪郁巳、鶴見知利子(つるこ)役の駒形友梨、久川鉄道(ぽっぽ)役の須賀裕紀が名を連ねる。

役作りのためにアニメあの花の“聖地”である埼玉・秩父を訪れたり、10kgの減量を行ったりしたという河原田は、初日に際し「今は正直複雑な気持ちです。ずっとめんまといたい、ずっと超平和バスターズでいれたらいいのにって、まだ始まってもいないのに終わりを考えて寂しさに押し潰されそうになってる。これは多分、しっかりと役作りができた成果なんだと思います。本番、どんな感情が溢れてくるんだろう……。自分でも想像できない……。だからこそ、強い覚悟を持って、最後までこの作品に心を注いでいきます」と意気込みを語った。

公演は8月15日まで行われる。なお河原田のコメント全文と、ほかのキャストたちからのメッセージは以下の通り。

河原田巧也コメント

秩父での聖地巡礼、じんたんに合わせて10キロの減量。

アニメや劇場版、漫画に小説はもちろん、脚本の岡田さんの自伝も読みました。

行き帰りの電車、帰ってからもOFFの日も、とにかく作品に触れ続けて、ひたすらに心を注いできました。

そして毎日涙しました。行きの電車でも何度か泣きましたし。どれだけ見ても、読んでも毎日違う感動が襲ってくる。すげー物語です。

そんな作品がいよいよ初日を迎えます。今は正直複雑な気持ちです。

ずっとめんまといたい、ずっと超平和バスターズでいれたらいいのにって、

まだ始まってもいないのに終わりを考えて寂しさに押し潰されそうになってる。

これは多分、しっかりと役作りができた成果なんだと思います。本番、どんな感情が溢れてくるんだろう……。自分でも想像できない……。

だからこそ、強い覚悟を持って、最後までこの作品に心を注いでいきます。

みなさまどうぞよろしくお願い致します。

市川美織コメント

再びめんまちゃんを演じさせていただけて光栄です。

気負わず自然体の可愛いめんまちゃんを表現できたらと思います。

あの花ファンの皆様にはもちろん観ていただきたいですし、

舞台で初めてこの作品を知るという方には

生で作品の世界観、感動を体感していただきたいです。

そして、舞台を通して改めてあの花の魅力が広がっていってくれたら嬉しいです。

ぜひ劇場でお待ちしております。

桃月なしこコメント

無事こうして皆で初日を迎えられてとても嬉しいです。私は昨年からの続投となるのですが、昨年とはまた違ったキャスト、演出で雰囲気も変わっていると思うので、前回観に来て下さった方はもちろん、今回が初めて、作品が大好きだという方にも楽しんでもらえる内容になっていると思います。千穐楽まで無事駆け抜けていけるよう、キャスト・スタッフ一同頑張りますので、応援よろしくお願いします。

井阪郁巳コメント

まずは初日を迎えるにあたってあの花という素敵な作品を舞台としてお届けできる事に感謝しています。

いよいよ舞台あの花2023が始まります。出演者のみんなで繋げていく気持ちのバトンを大切に大千秋楽まで走り抜けたいと思います。

お客様にとって記憶に残る素敵な作品、素敵な夏になって頂けたら嬉しいです。

皆様のご来場お待ちしております。

駒形友梨コメント

ついに、私の人生初舞台である“あの花”が始まります……!

初めての舞台があの花で、演じるのがつるこで、本当に良かったなと日々噛み締めております。

緊張や不安もありますが、来てくださる皆様一人一人に何かを手渡せるよう、全ての公演を大切に演じていきたいと思います。

ぜひ、駒形友梨の「つるこ」を、舞台「あの花2023」を見に来てください!

須賀裕紀コメント

皆様のおかげで、無事初日を迎えることが出来ます。本当にありがとうございます。

この作品に携われるという事実に震え、お腹を押さえて通った稽古場。大好きな蝉の音にさえ、やかましく思うことがありました。それも今では何故か懐かしく思います。短くも濃い日々を過ごせていることが嬉しいです。

あの時素直になれなかった、謝れなかった弱さや、あの時動けなかった、助けられなかった後悔、好きなのに羨ましくて湧き出た嫉妬心など、あの花には本当にたくさんの見所があります。あの時の自分、今の自分、大切なあの人、誰かに重なるシーンがあるかもしれません。

書きたいことは山程あるのですが、文字数の関係でこれにて失礼します。

皆様、舞台「あの花」を是非劇場でも配信でもご覧ください!

「舞台『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』2023」

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(c)ANOHANA PROJECT (c)舞台「あの花」製作委員会2023