力が合わさってダイナミックな作品に、劇作家女子会。feat.noo クレバス2020開幕(舞台写真 / コメントあり) (original) (raw)

劇作家女子会。feat.noo クレバス2020「It's not a bad thing that people around the world fall into a crevasse.」が去る9月27日に東京・シアター風姿花伝で開幕した。

「It's not a bad thing that people around the world fall into a crevasse.」は、劇作家女子会。のモスクワカヌが2020年に第20回AAF戯曲賞特別賞を受賞した作品。今回は、文学座の稲葉賀恵が演出を手がけ、劇作家女子会。とモスクワカヌのユニット・nooにより立ち上げられる。

劇中では緊急事態宣言中の2020年の日本を舞台に、モスクワカヌの連載「50日間連続で一人芝居の短編の新作を更新する」を下敷きにした劇世界が、映像を交えて展開。「50日間連続で一人芝居の短編の新作を更新する」はモスクワカヌが、一人芝居を50本書くこと、50日間連続で毎日脚本を公開すること、2020年3月以降の日本に暮らす人々への聞き取りを元にした作品を書くことをテーマに取り組んだ企画で、連載で誕生した50作に書き下ろしを加えて再編されたものとなる。

開幕に際しモスクワカヌは「『大きな出来事のなかの小さな話を』コロナ禍という世界中を席巻した出来事のなかで、それでもささやかな日常を積んでいったり、いわゆる『日常』から零れ落ちたりコミット出来なかったりする人々を描いた本作。稲葉さんの演出と、素晴らしいスタッフキャストの力が合わさって、ダイナミックな作品として立ち上がりました。『あの頃』をただ思い起こすだけでなく、それをフィクションとして前に進んでいこうという力強い作品になっております。是非劇場でご覧ください」とコメントした。

上演時間は休憩を含む約2時間45分。公演は10月1日まで。

劇作家女子会。feat.noo クレバス2020「It's not a bad thing that people around the world fall into a crevasse.」

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