石黒麻衣にとっての“追憶の物語”、全編茨城弁で描く劇団普通「写真」スタート(舞台写真 / コメントあり) (original) (raw)

石黒麻衣にとっての“追憶の物語”、全編茨城弁で描く劇団普通「写真」スタート

2023年10月20日 13:48 4

劇団普通「写真」が、昨日10月19日に東京・カフェムリウイで開幕した。

「写真」は、石黒麻衣が作・演出を手がける新作中編。本作では、地方で暮らすある夫婦と、妻の弟のささやかな生活が、全編茨城弁で描かれる。出演者には、五反田団の後藤飛鳥、青年団の近藤強用松亮が名を連ねた。

初日を終えた感慨を、石黒は「無事に初日の幕が上がり、ささやかな夫婦と姉弟の物語がはじまりました。全編茨城弁の芝居を書きはじめて暫く経ちますが、劇団普通の作品は私石黒の現在地と共にあると同時に、作中の茨城弁のやりとりは少しずつ過去のものになろうとしています。上京してから現在は家族以外の親族に会うこともめっきりなくなり、懐かしいおじおばとのやり取りを両親の後ろで聞いていた子ども時代の頃を思い出し、台本に写し取るように書いています。私にとって、作品世界は追憶の物語でもあるのです。皆様とこの消えゆく記憶の世界を共有できましたら幸いです」と述べた。

上演時間は約1時間。公演は10月22日まで行われる。

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