KERA CROSS「骨と軽蔑」ビジュアルお披露目 (original) (raw)
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が作・演出を手がける、KERA CROSS「骨と軽蔑」のビジュアルがお披露目された。
お披露目されたビジュアルには、カラフルな衣裳でドレスアップした宮沢りえ、鈴木杏、犬山イヌコ、堀内敬子、水川あさみ、峯村リエ、小池栄子が、墓地のイラストを背景に笑顔を浮かべる様子が収められた。併せて人の足の裏がデザインされたビジュアルと、キャストたちの姿を捉えたモノクロのビジュアルも公開されている。
「KERA CROSS」では過去4回にわたり、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)の作品をさまざまな演出家の手で上演してきた。シリーズのラストとなる今回は、KERA書き下ろしの新作が、KERA自身の演出で上演される。
公演に向けてKERAは「年が変わり、2024年になったらどんなものが書けるだろうか。ピリピリしてばかりはしんどいから、そろそろ少し軽くいきたい。公表されたビジュアルの通り、『居並ぶ墓石(の絵)を前にして楽しそうに笑う女たち』がイメージだ。そんな不謹慎を笑ってしまえるような舞台になるといいなあ。今回は派手な仕掛けは使わないつもり。彼女たちの芝居が仕掛けだ。全力を注ぐ。よろしくお願い」とコメントしている。
公演は来年2月23日から3月23日まで東京・シアタークリエ、27日から31日まで福岡・博多座、4月4日から7日まで大阪・サンケイホールブリーゼで行われる。東京公演チケットの一般前売は、12月23日にスタート。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント
手練れの女優7人と一緒に辛辣なコメディを作ってみたい。会話劇だ。会話、会話、会話。今は一応コメディと呼んでおくけれど、作品を占める笑いは苦味の強いものばかりになるかもしれない。
2020年から2022年(それはコロナ禍と重なる)には原作モノひとつ含めて5本の芝居を書いた。その中には、心温まる群像劇や、家族で観て皆が笑顔で帰れるようなファンタジーもある。創りたくて創ったのだし、満足もしているが、2023年に入るとまったくそうした気分ではなくなっていた。軽いものを書こうにも己の気持ちに軽やかさが無い。それで、ズッシリと重く冷ややかな世界に美しさを探り、緊張感が支配する2本の芝居を書いた。
年が変わり、2024年になったらどんなものが書けるだろうか。ピリピリしてばかりはしんどいから、そろそろ少し軽くいきたい。公表されたビジュアルの通り、「居並ぶ墓石(の絵)を前にして楽しそうに笑う女たち」がイメージだ。そんな不謹慎を笑ってしまえるような舞台になるといいなあ。
今回は派手な仕掛けは使わないつもり。彼女たちの芝居が仕掛けだ。全力を注ぐ。よろしくお願い。
※コメントはチラシより引用。