「初春歌舞伎公演」舞台写真到着 (original) (raw)
去る1月5日に東京・新国立劇場 中劇場で開幕した「令和6年初春歌舞伎公演」の舞台写真が届いた。
「初春歌舞伎公演」は、毎年1月に東京・国立劇場で開催されてきた公演。国立劇場が建て替えに伴い10月末に閉場したため、今年は新国立劇場 中劇場で実施される。上演演目には「梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場」「芦屋道満大内鑑 -葛の葉-」「勢獅子門出初台」が並んだ。
「梶原平三誉石切」では、名刀を巡る物語が展開。平家方の武将・大庭三郎景親が鎌倉八幡宮に参詣していると、そこに青貝師の六郎太夫とその娘・梢が家宝の刀を買ってほしいとやってくる。そこに居合わせた刀の目利きである梶原平三景時は、その刀が名刀であると見抜くが……。本公演では、尾上菊之助が梶原平三景時に初役で挑む。またこのほかの出演者には、大庭三郎景親役の坂東彦三郎、六郎太夫娘梢役の中村梅枝、俣野五郎景久役の中村萬太郎、梶原方大名役の市村竹松、梶原方大名役の市村光、青貝師六郎太夫役の嵐橘三郎、囚人剣菱吞助役の片岡亀蔵が名を連ねた。
「葛の葉」は、安倍保名と葛の葉の夫婦愛、そして実は白狐の化身であった葛の葉と家族の切ない別れが描かれる。梅枝が女房葛の葉 / 葛の葉姫を初役で勤め、その夫・安倍保名を中村時蔵が演じる。「勢獅子門出初台」には、鳶頭・音羽の菊五郎役の尾上菊五郎をはじめ、菊之助、彦三郎、梅枝、中村萬太郎、坂東亀三郎、尾上丑之助、尾上眞秀、小川大晴、片岡亀蔵、河原崎権十郎、市村萬次郎、そして時蔵らが出演し、華やかに舞い踊る。公演は1月27日まで。
ステージナタリーでは、「令和6年初春歌舞伎公演」の特集を展開中。時蔵と梅枝の親子対談を実施し、“継承”をテーマに公演について語ってもらった。
「令和6年初春歌舞伎公演」
2024年1月5日(金)~27日(土)
東京都 新国立劇場 中劇場
「梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場」
作:文耕堂、長谷川千四
出演
梶原平三景時:尾上菊之助
大庭三郎景親:坂東彦三郎
六郎太夫娘梢:中村梅枝
俣野五郎景久:中村萬太郎
梶原方大名:市村竹松
梶原方大名:市村光
青貝師六郎太夫:嵐橘三郎
囚人剣菱吞助:片岡亀蔵
ほか
「芦屋道満大内鑑 -葛の葉-」
作:竹田出雲
出演
女房葛の葉 / 葛の葉姫:中村梅枝
信田庄司:河原崎権十郎
庄司妻柵:市村萬次郎
安倍保名:中村時蔵
ほか
「勢獅子門出初台」
出演
鳶頭 音羽の菊五郎:尾上菊五郎
鳶頭 鶴吉:尾上菊之助
鳶頭 亀吉:坂東彦三郎
芸者 お梅:中村梅枝
鳶頭 萬吉:中村萬太郎
手古舞 おゆう / 若い者 勇吉:坂東亀三郎
手古舞 おふみ / 若い者 文吉:尾上丑之助
手古舞 おひで / 若い者 新吉:尾上眞秀
手古舞 おせい / 若い者 清吉:小川大晴
世話人 松島屋亀蔵:片岡亀蔵
世話人 山崎屋権十郎:河原崎権十郎
芸者 お橘:市村萬次郎
芸者 お時:中村時蔵
ほか
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