タニノクロウ「ニューマドンナ」舞台美術が完成 (original) (raw)

1月25日に富山・オーバード・ホール 中ホールで開幕するAUBADE HALL Produce タニノクロウ×オール富山 3rd Stage「ニューマドンナ」より、公募市民スタッフが作り上げた舞台美術の写真と、劇中にリアルタイムで登場するVTuberキャラクター・ユカの立ち絵が公開された。

タニノクロウ×オール富山は、庭劇団ペニノのタニノクロウが自身の出身地である富山県に滞在し、同県在住または出身のキャスト・スタッフと共に演劇を製作するプロジェクト。その第3弾となる「ニューマドンナ」は、小さな町の歓楽街にあるスナック・マドンナに集う人々や、同じ街の片隅にあるアパートで暮らす女性など、現代に生きる女性たちを描いた群像劇となる。

このたび「ニューマドンナ」の出演者よりコメントが到着。マドンナのママ・桃子役を演じる島田桃依は「オール富山の力が爆発して今しか観られない迫力です!! 5回やったら消えてしまう儚い舞台。タニノさんの完全新作を観に、富山まで観に来てください!! 来てくれたらおすすめの美味しいお店紹介しますよー」とコメント。

チーママ・琴音役の坂井初音は「稽古がスタートした時、演劇をやるという意識より風景の一部だと思ってやってくださいと、タニノさんから指示がありました。舞台セットのリアルさが私たちをより引き立ててくれ、本当のスナックを覗いた気分になれると思います。隣のユカの部屋も、室内やメイクなど最後までこだわっています。舞台も演技も初めての役者さんにも注目です!」と語り、マドンナの隣のアパートに暮らすユカ役の瀬戸ゆりかは「この度の地震によって、いまだ不安の最中にいらっしゃる方も多いと思います。そんな時、劇場が少しでも心の拠り所になれればいいなと思います。この作品には、いろんな思いを抱えながらも前に進む人たちが出てきます。ぜひ観にいらしてください。劇場でお待ちしています」と観客にメッセージを送った。

そのほかの出演者には日向みさき、松本愛、橋下瑞穂、広浜巳央、ニシムラヤスコ、金澤一彦、西島秀樹、中尾槙一、阿閉三興が名を連ねた。公演は1月25日から28日まで行われる。

なおステージナタリーでは富山の稽古場と舞台美術製作現場のレポートと、タニノのインタビューを掲載。特集後半には「オール富山」、そしてタニノクロウに注目する人たちからのメッセージを紹介している。

AUBADE HALL Produce タニノクロウ×オール富山 3rd Stage「ニューマドンナ」

2024年1月25日(木)~28日(日)
富山県 オーバード・ホール 中ホール

作・演出:タニノクロウ
出演:島田桃依坂井初音瀬戸ゆりか、日向みさき、松本愛、橋本瑞穂、広浜巳央、ニシムラヤスコ、金澤一彦、西島秀樹、中尾槙一(Wキャスト)、阿閉三興(Wキャスト)

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※初出時、出演者のお名前に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。