松本幸四郎、息子・市川染五郎らと“熱い熱い舞台を” 博多座「二月花形歌舞伎」スタート(舞台写真 / コメントあり) (original) (raw)

松本幸四郎、息子・市川染五郎らと“熱い熱い舞台を” 博多座「二月花形歌舞伎」スタート

2024年2月4日 13:40 3

松本幸四郎市川染五郎らが出演する「二月花形歌舞伎」が、昨日2月3日に福岡・博多座で開幕。これに先駆けて同日、福岡・櫛田神社にて、出演者による豆まき神事が行われた。

「二月花形歌舞伎」では、江戸川乱歩の小説「人間豹」を原作に、2008年に初演された新作歌舞伎「江戸宵闇妖鉤爪」と、鵜飼を題材にした舞踊劇「鵜の殿様」が披露され、「江戸宵闇妖鉤爪」で幸四郎は明智小五郎、染五郎は恩田乱学と神谷芳之助の2役、「鵜の殿様」で幸四郎は太郎冠者、染五郎は大名を勤める。

豆まき神事には、幸四郎、染五郎に加え、河合雪之丞大谷廣太郎澤村宗之助松本錦吾市川高麗蔵が参加。幸四郎は「江戸川乱歩の小説を歌舞伎化した『江戸宵闇妖鉤爪』と『鵜の殿様』はまだ歴史の浅い作品。博多を発信として長い歴史を作る始まりだと思って、劇場に足をお運びください」と呼びかける。さらに、自身の母が福岡出身であることから、博多に強い思いがあることを明かし「第二の故郷として、特別な博多の地で精一杯、熱い熱い舞台を勤めさせていただきます」と思いを述べた。

公演は2月18日まで。なお既報の通り、2月12日には博多座のエントランス イベントスペースで幸四郎と染五郎によるトークイベント「KABUKI NIGHT MYSTERY(カブキ・ナイト・ミステリー)~歌舞伎の謎を解き明かさナイト!~」が行われる。

博多座「二月花形歌舞伎」櫛田神社節分厄除大祭「豆まき神事」

「二月花形歌舞伎」

2024年2月3日(土)~18日(日)
福岡県 博多座

「『江戸宵闇妖鉤爪』明智小五郎と人間豹 市川染五郎大凧にて宙乗り相勤め申し候」

脚色:岩豪友樹子
演出:九代琴松、齋藤雅文

出演

明智小五郎:松本幸四郎
恩田乱学 / 神谷芳之助:市川染五郎
芸者お甲 / 女役者お蘭 / 明智の女房お文:河合雪之丞
目明し恒吉:大谷廣太郎
老婆百御前:片岡千次郎
小林屋新八:澤村宗之助
居酒屋主吾兵衛:松本錦吾
与力畔柳半左衛門 / 蛇娘お玉:市川高麗蔵

「鵜の殿様」

原案:山川静夫
作・振付:西川右近

出演

太郎冠者:松本幸四郎
大名:市川染五郎
腰元:河合雪之丞
腰元:澤村宗之助
腰元:市川高麗蔵

「KABUKI NIGHT MYSTERY(カブキ・ナイト・ミステリー)~歌舞伎の謎を解き明かさナイト!~」

2024年2月12日(月・祝)
福岡県 博多座 エントランス イベントスペース

出演:松本幸四郎、市川染五郎

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