有終の美を、舞台「地獄楽」幕開け (original) (raw)
有終の美を飾れるように…木津つばさが気合い、舞台「地獄楽」幕開け
2024年2月16日 10:10 1
舞台「地獄楽-終の章-」が昨日2月15日に東京・シアター1010で開幕した。
「地獄楽」は、賀来ゆうじによる原作のWeebマンガで、江戸時代の末期に、石隠れ最強の忍として恐れられる囚われの死罪人・画眉丸が、打ち首執行人を務める山田浅ェ門佐切と共に不老不死の仙薬を探し求める忍法浪漫活劇。昨年2月に舞台化され、その第2弾となる今回も、第1弾に続き、脚本、演出をSpacenoid Writers' Room(月森葵、野ノ栖千晶、会沢青)、加古臨王がそれぞれ担当している。
囲み取材には、画眉丸役の木津つばさ、山田浅ェ門佐切役の白本彩奈、亜左弔兵衛役の佐奈宏紀、山田浅ェ門桐馬役の田淵累生、山田浅ェ門殊現役の小南光司、天仙役の佐々木喜英と立道梨緒奈が登壇した。
木津は「作り上げてきた舞台『地獄楽』の有終の美を飾れるように精一杯努めます」とコメント。白本は「今日まで大切に色づけしてきたものをみんなで精いっぱいお見せしたいです」と意気込む。佐奈は「新キャストなので、稽古前から(山田浅ェ門桐馬役の)田淵さんとの関係性を深められるかなと心配していましたが、優しく、受け入れ態勢をつくってくださったので、すぐ馴染むことができました」と稽古を振り返り、田淵も「稽古中、とあるシーンで手を差し出したところ、(本来ならそろわないタイミングで)同時に佐奈さんも同じポーズで手を差し出していたことがあり、その時は兄弟を超えて双子みたいだなぁと思いました」と続いた。
カンパニーの雰囲気について問われた小南は「人見知りの自分をまきこんで皆さんが仲良くしてくださり、だからこそ前作から熱く紡いでいける作品なんだ」とカンパニーのチームワークについて語った。また佐々木と立道は、天仙の“陰と陽”を2人で表現している。佐々木は「天仙のセリフの割り振りを自分たちで考えたりするのですが、立道さんから言い回しの大変な方を『ひでさん(佐々木)お願いします」と頼まれました(笑)」と明かし、立道は「パフォーマンスをシンメトリーになるように揃えたり、セリフを揃えたりするのは初めての経験だったのですが、それが楽しくもあり、本番をお客様に見ていただくのが楽しみです」と見どころを語った。
最後に木津が「前作からご覧いただいたお客様も、今回初めていらっしゃる方も皆様同じように楽しめる作品になったと思います。板の上を全力で駆け回っているので、前のめりになって見ていただけると嬉しいです。是非ご期待ください!」と観客にメッセージを送った。東京公演は2月18日まで。本作はその後、23日から25日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールでも上演される。なお東京千秋楽となる2月18日12:00開演回と16:00開演回は配信も行われる。
舞台「地獄楽-終の章-」
2024年2月15日(木)~18日(日)
東京都 シアター1010
2024年2月23日(金)~25日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
原作:賀来ゆうじ「地獄楽」(集英社 ジャンプ コミックス)
脚本:Spacenoid Writers' Room(月森葵、野ノ栖千晶、会沢青)
演出:加古臨王
キャスト
※一部Wキャスト。
※柳原華奈の「柳」は旧字体が正式表記。
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(c)賀来ゆうじ/集英社・エイベックスピクチャーズ