「さよなら、チャーリー」幕開け (original) (raw)
「さよなら、チャーリー」幕開けに山本一慶「いっぱい想いが届くといいな」
2024年2月17日 19:52 2
ロマンティックコメディ「さよなら、チャーリー」が昨日2月16日に東京・あうるすぽっとにて開幕した。
ジョージ・アクセルロッドの戯曲「さよなら、チャーリー」は、アメリカ・ニューヨークのブロードウェイで1959年に初演され、映画化もされたコメディ作品。人妻との浮気現場をその亭主に見つかり、撃ち殺されたシナリオライターのチャーリーは女性に転生してしまい……。
開幕に際し、チャーリー役の山本一慶は「稽古が始まってから、あっという間にここにいる感じです。井澤さん演じるジョージとの友情から、チャーリーが女の子になったが故の想いの変化を繊細に演じていけたらと思っています。皆さんにいっぱい想いが届くといいなと思って演じさせていただきます」とコメント。
ジョージ役の井澤勇貴は「一慶くんも言っていた通り、稽古期間から今日に至るまで、本当にあっという間の日数でしたが、作品上、一慶くん演じるチャーリーと絡むことが非常に多いので、やっと公開イチャイチャをお客様に届けられます。そこをお楽しみに」と見どころを語る。
ラスティ役の大湖せしるは「この素敵な作品を素晴らしいカンパニーで作り上げて初日を迎えられたことを、とても嬉しく思います。『さよなら、チャーリー』の世界観を、存分に楽しんでいただけましたら幸いです」と述べ、アレキサンダー・メイヤリング役のルー大柴は「私はメイヤリングというプロデューサーの役で、(大湖)せしるちゃんとは夫婦という役どころです。短期間で作った作品なんですけど、私がべらぼうに(出番が)多いんですよね、そんなことはない(笑)。ワンポイントで出ているんで、じっくり見ていただければ、ありがたいです。 今年古稀になりまして、70歳でステージをまさかやるとは思っていませんでした。とてもいい作品で、アクの強い役をいただきました。思い出になる舞台にしたいと思っておりますので、よろしくお願いします」と語った。
最後に観客に向けて山本は「この作品は“愛とはなんだろう”と、呼びかけになっているとすごく感じています。60年程前の作品ですが、今も愛されている転生ものと言われるジャンルの先駆けであり、男の子が女の子になった故の葛藤が、すごくリアルに描かれていて、本当に日常にこういう現象が起きたら、みんなどう戸惑い、どう自分の感情と向き合っていくのか。 そこは非現実ですが、この現実世界に生きる我々にとってもすごく考えさせられ、そしてこれを観てから、より人を大切に思う気持ちや、一緒に過ごす時間の大切さを感じることができる作品だと思っています」と作品への思いを語った。
上演時間は約2時間30分。公演は2月25日まで行われる。
ロマンティックコメディ「さよなら、チャーリー」
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(c) 2024.ロマンティックコメディ「さよなら、チャーリー」
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