新国立劇場の次期芸術監督予定者に上村聡史 (original) (raw)

新国立劇場の管理運営を行う公益財団法人新国立劇場運営財団が、同劇場2026/2027シーズンからの芸術監督について、オペラ部門は大野和士が再任、演劇部門は上村聡史が次期芸術監督予定者として芸術参与に就任することを発表した。

小川絵梨子が現芸術監督を務める演劇部門の次期芸術監督予定者に選ばれたのは、上村聡史。芸術参与としての任期が9月1日から2年間設けられ、芸術監督任期は2026年9月1日から4年間となる。

上村は1979年、東京都生まれ。2001年に文学座附属演劇研究所に入所、2018年に同劇団を退座し、現在はフリー。2009年より文化庁新進芸術家海外留学制度において1年間イギリス・ドイツに留学した。その後、2015年に第22回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第17回千田是也賞、2021年に第56回紀伊國屋演劇賞、2022年に第29 回読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞した。新国立劇場では、「エンジェルス・イン・アメリカ」「斬られの仙太」「オレステイア」「城塞」「アルトナの幽閉者」を演出。このあと「デカローグ」「白衛軍 The White Guard」の上演が控える。

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