「A Bright New Boise」キャストコメント到着 (original) (raw)
5月に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで上演される「Stage Reading『A Bright New Boise』」より、キャストコメントが到着した。
これは、昨年映画化された「ザ・ホエール」で知られる劇作家サミュエル・D・ハンターの戯曲「A Bright New Boise」を、下平慶祐の翻訳・演出で、リーディング形式で上演するもの。5名の登場人物を総勢20名の日替わりキャストが演じ、このたび主人公のウィル役の小林顕作、片桐仁、北川能功、竹尾一真をはじめとする、全キャストからコメントが届いた。小林は「組み合わせが多く、大勢のキャストのみなさんと様々な形でご一緒させていただけるとのこと、非常にワクワクしております」、片桐は「アメリカのお話ですが、日本人の僕たちにも突き刺さる部分はあると思います。朗読劇だからこそ、伝わる至近距離の物語を楽しんで欲しいです。正直、やったことないタイプのお話なので、ドキドキしております……」と思いを述べる。
北川は「会ったことのない人々、行ったことのない場所、感じたことのない喜びや悲しみ。この芝居が、僕に多くのことを教えてくれると信じています。そして、それを皆さまにお届けできるよう、精一杯、ウィルと生きたいと思います」、竹尾は「ブロードウェイの現地で体感した、翻訳・演出の下平くんの叡智をお借りして、生き方の下手な自分とウィルを重ね合わせ幕開けまで足掻きたいと思います」と意気込みを語った。
小林、片桐、北川、竹尾の全文コメントと、利益の追求に固執する店長のポーリーン役の西尾まり、貴城けい、蓮城まこと、松本紀保、ロマンチストでどこか不器用なアンナ役の傳谷英里香、福永マリカ、大内彩加、藤谷理子、独特のアート志向を持つ大学生のリロイ役の榎木淳弥、荒木健太郎、鈴木勝大、松田凌、内向的で他者との関わりを避ける少年アレックス役の小西成弥、井阪郁巳、大野瑞生、佐藤信長のコメントは以下の通り。
小林顕作 コメント
はてさてめっきり役者として呼んでいただけることが少なくなった昨今、こうして舞台に立たせていただける事を嬉しく思っております。また、組み合わせが多く、大勢のキャストのみなさんと様々な形でご一緒させていただけるとのこと、非常にワクワクしております。海外の戯曲には何かとご縁のある僕ですが、どの組み合わせも楽しかったと思っていただけるよう自分も頑張ります!
片桐仁 コメント
「自分は何のために生まれてきたのか?」「価値がある人間なのか?」そして、目に見えない「神」や「信仰」いう呪縛。そんなものに巻き込まれて、思い通りに生きられない人々。アメリカのお話ですが、日本人の僕たちにも突き刺さる部分はあると思います。朗読劇だからこそ、伝わる至近距離の物語を楽しんで欲しいです。正直、やったことないタイプのお話なので、ドキドキしております……。
北川能功 コメント
新しい物語との出会いに興奮しています! 遥か遠くの町で、必死に今を生きる人たちのお話です。
会ったことのない人々、行ったことのない場所、感じたことのない喜びや悲しみ。この芝居が、僕に多くのことを教えてくれると信じています。そして、それを皆さまにお届けできるよう、精一杯、ウィルと生きたいと思います。
竹尾一真 コメント
キャッチーでもイージーでもない一筋縄ではいかない企画だなと……戯曲をいただいた瞬間からウィルへの終わらない問答が続いています。ブロードウェイの現地で体感した、翻訳・演出の下平くんの叡智をお借りして、生き方の下手な自分とウィルを重ね合わせ幕開けまで足掻きたいと思います。
西尾まり コメント
この物語の中の人は、皆んな正直に、生きている人達で、誰も嫌な人がいないと思いました。あるスーパーでの出来事、人間関係、個人個人の抱えてる問題に、とてもリアリティがあり、身近に感じられ、それがこの作家さんの素晴らしさだと思います。私の役は、一言で言うと現実的な人。こう言う人が居ないとね、というキャラクターを創造して、観にきていただいた方に共感してもらえると嬉しいです。
貴城けい コメント
「いつもの毎日、それぞれの生活の中で、あたりまえに必死に生きてる人達」この作品を読んで最初に感じた印象です。そして、どの人物にも、自分と全く違うのに何故か通じるものを感じ共感できる不思議な感覚。遠い異国の地の物語じゃなく、身近に感じながらポーリーンとして生きたいと思います。色んなキャストの方との共演での変化も楽しみながら頑張ります!
蓮城まこと コメント
戯曲を読んだ時に、多様なキャラクターと考え方が描かれていて、とても魅力を感じました! そして、あぁ、この言い回しアメリカだーって思うセリフが沢山あり、私ならどう表現するかなとわくわくしながら読みました。とても魅力的な作品です! ポーリーンを心をこめて演じます。劇場でお待ちしております!
松本紀保 コメント
日本初上陸となるこの作品に参加出来る事に、とても興奮しています。初めて読んだ時、リアルさと詩的な美しさをもった世界観に痺れました。私は舞台となるスーパーマーケットの店長「ポーリーン」を演じます。キャストの皆さんと言葉を交わしていくなかで、どんな化学変化が生まれるのか、今からとても楽しみです。クワトロキャスト、全日程日替わりという何とも贅沢で素敵な公演にもワクワクしています。是非色々な「A Bright New Boise」を感じて頂けたら幸いです! 劇場でお待ちしております。
傳谷英里香 コメント
サミュエル・D・ハンター作ということで、あの世界の中に自分が参加出来ることが嬉しいです。物語としては、日本に馴染みのない事柄かもしれませんが、作品の持つパワーや、哀しみや、虚しさや皮肉、真っ直ぐさ、不器用なところ、人間の生々しい部分を朗読劇だからこそ言葉の力でしっかり伝えていけるように頑張ります。
福永マリカ コメント
初めてこの戯曲を読んだ時、こんなに面白い戯曲があるのかと大変興奮しました。そんな作品を日本では初めて、多くの方と共有できるこの機会をとても嬉しく、楽しみに思っております。彩り豊かなキャスト・スタッフのみなさんとそれぞれの日々を持ち寄って、この豊穣な戯曲をお届けできることを心待ちにしております。
大内彩加 コメント
このStage Readingに出演することを心より楽しみにしていました。あまりにも面白い戯曲、あまりにもso melodicでso cuteなアンナを演じられるという現実を世界で一番楽しんじゃうかもしれないんですが、私を含めて4人の新しいアンナがこの世に爆誕するってことですよね? 最高。また、素敵な日替わりキャストで「A Bright New Boise」を楽しめるなんて狂いそうです。皆さんも一緒に楽しみましょうね。
藤谷理子 コメント
こんにちは。アンナ役の藤谷理子といいます。お話をいただいて、「翻訳劇……!」と身構えて戯曲を読み始めたのですが、夢中になってあっという間に読み終えてしまいました。演出の下平さんもおっしゃっていますが、場所も文化も違うはずの異国が舞台なのに、その物語をとても身近に感じたからです。共演させていただく皆様と、そしてお客様と「小さな町の大きな渦」に身を委ねられたらと思います。
榎木淳弥 コメント
海外の戯曲ということなので、なかなか演じるのが難しそうではありますが、同時にそこがやりがいでもあるので、楽しんでやっていきたいと思います。普段は声優の仕事をしているので、なかなか共演したことのない役者の皆さんと一緒に出来るのも楽しみです。是非ご覧ください!
荒木健太郎 コメント
これまで海外戯曲に触れる度に、人間が根本的に抱えている悩みや問題は、言語や国境を越えても同じことなのだと感じていました。「A Bright New Boise」をNYで観劇した時に、そこで描かれていた登場人物たちのドラマに感動し、日本でもこの作品をやってみたいと強く思いました。たくさんの方々に、この作品が届けられますように。劇場でお待ちしております。
鈴木勝大 コメント
今作の戯曲が本当に素敵で、まだ稽古にも入っていませんが、すでに自分がこれからこのセリフを口にするのが楽しみだなと思いながら読んでいます。作中に、何度も「今」という単語が出てきます。過去でも未来でも死後でもなく、今を大切にするということがどういうことなのかを考えながら演じていけたらと思います。
松田凌 コメント
今作参加させて頂きます。松田凌と申します。演出を担う下平氏が「この作品を日本で上演したい」と衝動的に感じたとお聞きしました。嬉しかった。自分もそういった衝動を信じてこれまでやってきたからです。この共鳴も糧に作品を作っていけたらと思います。人は何を選択して生きていくのか、この物語の登場人物のように自分も探しながら最後には板の上に持っていきます。NYで生まれ日本では初演のこの戯曲、我々がどう読み紡ぐのか是非劇場まで聴きにいらして頂けると幸いです。宜しくお願いします。
小西成弥 コメント
アレックスを演じさせていただきます、小西成弥です。素晴らしい戯曲とともに実力派キャストの皆さんとお芝居出来るのが今から楽しみで仕方ありません。この戯曲を日本で上演すること、今上演することに意味があると信じて大切にお届けさせていただきます。ぜひ、劇場でお待ちしております!
井阪郁巳 コメント
Stage Reading「A Bright New Boise」という作品を朗読劇として皆様にお届けさせて頂きます! 朗読劇だからこその良さを楽しんで、キャストも日替わりで常に新鮮な環境で演じる事ができるので、アレックスとして共演者の方々に身を委ねて素敵な作品をお届けできるよう頑張ります!
大野瑞生 コメント
初めてこの戯曲を読んだ時、自分と状況は違えど、精神的にこの戯曲と繋がった感覚がありました。そんな作品に出演することが決まり、本当に嬉しいです。作品の理解を深めながら、リーディングという形での可能性も模索できたらいいなと思います。劇場でお待ちしております。
佐藤信長 コメント
今回、アレックス役で出演させていただきます、佐藤信長です。僕自身、リアルな人間ドラマが大好きなので、この作品に出演が決まって本番が来るのをとてもワクワクして過ごしています。初めてご一緒させていただく方がほとんどですが、個人的に2016年の初舞台ぶりにご一緒させていただく鈴木勝大さんと、また一緒に板の上に立たせていただけるのも楽しみです。キャストが日替わりなので毎日違った「A Bright New Boise」をお届けできると思いますので、ぜひ楽しんでください。
A BRIGHT NEW BOISE by Samuel D. Hunter “A Bright New Boise” is presented by arrangement with Concord Theatricals on behalf of Samuel French, Inc.