三人芝居「怪物の息子たち」に崎山つばさら (original) (raw)

崎山つばさが主演を務める「三人芝居『怪物の息子たち』」が、5月30日から6月9日まで東京・よみうり大手町ホールで上演される。

脚本を木下半太、演出を少年社中の毛利亘宏が手がける本作は、崎山、安西慎太郎田村心が出演する三人芝居。劇中ではキャストたちが、“怪物といわれたある男”とその男の3人の息子たち、そして劇中に登場する人物を3人で演じる。

崎山は「乗り越えた先に味わったことのない、感じたことのない時間や景色に出会えたらいいなと思っていますし、それをお客様にも感じてもらえるように一生懸命頑張ります。神話や落語をもとに見たことのない新たな演劇をお届けします。是非、劇場でお待ちしております」とコメントした。

チケットの一般販売は5月19日10:00にスタートする。なお出演者と木下、毛利からのメッセージは以下の通り。

崎山つばさコメント

自分にとって初となる三人だけの芝居は楽しみもありますが怖さもあります。一体どんな世界が出来上がるのか今は全く想像がつきません。わかることはきっと演劇に向き合い、芝居に苦しめられ、追い詰められている自分がいるでしょう。悪くないです。むしろそんな時を待ち望んでいる自分がいることに少々引いてます。乗り越えた先に味わったことのない、感じたことのない時間や景色に出会えたらいいなと思っていますし、それをお客様にも感じてもらえるように一生懸命頑張ります。

神話や落語をもとに見たことのない新たな演劇をお届けします。是非、劇場でお待ちしております。

安西慎太郎コメント

東映プロデュース「怪物の息子たち」に出演できることを嬉しく思っております。

脚本・木下半太さん、演出・毛利亘宏さんのもとどのような作品が出来上がっていくのか楽しみです。

また、個人的には三人芝居は七年ぶりですのでとてもワクワクしております。

出演の崎山つばささんと田村心さんと共に脚本と役を面白がりながら、カンパニー一丸となり全員野球で、深度のある濃密な会話劇を作っていけたらと思っております。

是非、劇場へお越しくださいませ。

皆様のご来場をカンパニー一同お待ちしております。

田村心コメント

憧れだった東映プロデュース、ご一緒してみたかった演出家毛利さん、大好きであり尊敬しているつばさくん、しんたさんとの三人芝居とのことでお話をいただいたときは「こんな田村心得な舞台ある???」という感覚になりました。その分、身が引き締まる思いでもあります。三人芝居ということで誤魔化しがきかない濃密な時間になるんだろうなと思っています。ほんの少しの怖さと楽しみが入り混じった不思議な感覚。気合い入れて臨みます。

是非劇場へ!!!!

木下半太コメント

いつか父親と息子の物語をガッツリと書きたいなあと思っていました。

自分の話にはなりますが小学生のときに事故で父親を亡くし、野球少年だった僕は現実逃避のために映画や小説、漫画を漁りまくったのです。

もし、あのとき父親が事故に遭わなければ、僕はエンタメの仕事を選んでないでしょう。

父親が亡くなった年齢はとうに過ぎ、僕の二人の息子も大きくなって思春期真っ只中です。まだ死にたくはないけど、僕がこの世からいなくなったとき、彼らにどんな影響を及ぼすか楽しみでもあります。

物語は、怪物と呼ばれた男の葬儀に、三兄弟が集まるところから始まります。

三兄弟が父親の人生を振り返り、自分たちの生き様を見つめ直す一夜を描きます。

活きのいい三人の俳優たちがぶつかり合い、凌ぎを削り、新しい扉を開くことを期待しております。

ぜひ、その瞬間を目撃してください!

毛利亘宏コメント

三人芝居に挑戦します。

一人芝居も二人芝居もやらせていただいたことがあるのですが、三人芝居というのは初めてです。三人というのは実に奥深い数字です。集団という概念は、三人以上で初めて成立するようです。そう言われてみれば多数決が成立する最小限の単位も三人。「三人寄れば文殊の知恵」などという言葉もあります。

三人芝居という、集団として最小単位でのお芝居を作ることによって、最小単位の社会が見えてくるのではないか?と思っております。

この未知の体験を木下さんという素敵な作家、素敵な三人の役者たちと一緒に作れることは楽しみでしかたないです。いったいどんな集団・どんな社会が生まれるのか?

皆様もご期待くださいませ。

(c)東映