贅沢貧乏が5年ぶりに新作公演 (original) (raw)

贅沢貧乏の新作公演が、12月に東京・シアタートラムで上演される。

贅沢貧乏は2012年に作家・演出家・俳優の山田由梨が旗揚げした劇団。岸田國士戯曲賞にノミネートされた「ミクスチュア」以来、約5年ぶりの新作となる今回は、人間の“不調”に焦点を当てた作品を立ち上げる。出演者には大竹このみ田島ゆみか青山祥子が名を連ねた。

作・演出を担う山田は「今回やる公演では、自分の季節性のくりかえすウツの経験を元に、コミカルで不思議な、ウツコメディとでも言いましょうか…とにかく不調という現象を書いてみたいと思ってます。不調の人もみれるやさしい公演を目指します。なぜなら私も不調の可能性があるから。不調の人も、過去に不調だった人も、今後不調になりそうな人もみにきて下さると幸いです」と呼びかけた。

なお本作は、世田谷パブリックシアターが今年度より新設した、劇場が新たな才能と出会うために芸術監督が推薦するアーティストやカンパニーの招聘や公演サポートを行う“フィーチャード・シアター”の枠組みで上演される。公演の詳細は今後の発表を待とう。

山田由梨コメント

こんにちは。贅沢貧乏の山田由梨です。今年の12月に、とても久々に新作公演をやります。海外での再演公演などはしていたものの、実に5年ぶりの新作となります。

殊更に5年ぶりとか強調したいわけではないんですけど(それくらい結構すぐ経つし、コロナも色んなこともあった)でも久々であることに変わりはなく、少々の緊張と、たのしみなきもちと、新たな気持ちでやるぞ、という気持ちと、なつかしい気持ちがあります。

今回やる公演では、自分の季節性のくりかえすウツの経験を元に、コミカルで不思議な、ウツコメディとでも言いましょうか…とにかく不調という現象を書いてみたいと思ってます。不調の人もみれるやさしい公演を目指します。なぜなら私も不調の可能性があるから。不調の人も、過去に不調だった人も、今後不調になりそうな人もみにきて下さると幸いです。

この記事の画像(全1件)