キ上の空論「獣三作」最終章に久保田秀敏・日向野祥ら出演「緑園にて祈るその子が獣」(コメントあり) (original) (raw)

キ上の空論 獣三作 三作め『緑園にて祈るその子が獣』」が、9月11日から16日まで東京・本多劇場で上演される。

「獣三作」は、キ上の空論中島庸介が、“獣”をテーマにまったく異なる3つの物語を立ち上げる企画。1作目「けもののおとこ」が3月に、2作目「除け者(ノケモノ)は世の毒を噛み込む。」が5月に上演された。3作目となる今回は、久保田秀敏日向野祥のほか、藤原祐規高柳明音佐藤永典富田麻帆鵜飼主水久下恭平齋藤明里、松永有紘、藍澤慶子、板場充樹、小野塚渉悟、辛嶋慶、遠田恵理香、叶梛蓮旺、土本燈子、樋口双葉が出演する。

祈る家で育った“丸琥(マルコ)”は、小学3年生のとき、誤って同級生のヒデに怪我を負わせてしまう。ヒデからお詫びとして「駄菓子屋の限定カードを盗んでこい」と命令された丸琥は、カードを盗む姿を母親に見られてしまう。この事件をきっかけにこじれた丸琥は、凶暴な性格に。社会と家族を行き来しながら、やがて大人になった丸琥は……。

中島は「今年の3月から始まった獣三作が、なんだかあっという間に完結です。一作めからずーっと大変で、ずーっと全力疾走してる感じで、気がつけばゴールが見えてきてます。どれも全力で挑みましたが、やはりラストスパートは自然と力が入ってしまいますね。頑張ります。物語は、性格の悪い男と、この世に存在しない“神様”と、それを“信じる者たち”のお話です。『獣三作』の三作め、過去の二作とは違うアプローチを意識しつつ、相変わらず不器用で何をやってもうまくいかない滑稽な人々を描きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」とコメントした。

チケットの一般販売は7月13日11:00にスタート。

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