東京サンシャインボーイズ復活公演は「蒙古が襲来」 (original) (raw)
東京サンシャインボーイズ「蒙古が襲来」で復活!三谷幸喜「日本の演劇史に残る作品に」
2024年7月11日 20:49 156
三谷幸喜率いる東京サンシャインボーイズの新作公演「パルコ・プロデュース 2025 東京サンシャインボーイズ 復活公演『蒙古が襲来』」が、来年2月9日から3月2日まで東京・PARCO劇場で上演される。これに先駆けた製作発表会見が、本日7月11日に東京都内で行われた。
東京サンシャインボーイズは、1983年に三谷が旗揚げした劇団。1994年に活動休止宣言を行い、30年の充電期間に突入。2009年、旧・新宿シアタートップスの閉館イベントにて15年ぶりに集結し、「returns」を上演した。
本日行われた会見には、「蒙古が襲来」の作・演出を手がける三谷、キャストの相島一之、阿南健治、小原雅人、梶原善、甲本雅裕、小林隆、近藤芳正、谷川清美、西田薫、西村まさ彦、野仲イサオ、宮地雅子、吉田羊、演出補の福島三郎が登壇した。三谷は、1994年に上演された「東京サンシャインボーイズの罠」のパンフレットに、復活公演「リア玉(仮題)」の告知が掲載されていることに言及し、「当初、2024年に『リア玉(仮題)』を上演予定でしたが、玉の制作に時間がかかっていて先送りになりました(笑)。『リア玉(仮題)』ではなく、『蒙古が襲来』という作品を2025年に上演します。『蒙古が襲来』は群像劇でありコメディであり時代劇。元寇を題材にした作品で、九州のとある漁村を舞台にしたアットホームなコメディです。なんとなくすごい傑作になる予感がしています」と復活公演について説明。
さらに、三谷は「これを機に劇団を再結成するわけではありません。『蒙古が襲来』の公演が終わり次第、再び充電期間に入ります。その次の公演は80年後、2105年に行います。今世紀最後となる東京サンシャインボーイズの公演を、ぜひお楽しみに!」とコメント。また、「リア玉(仮題)」に出演者としてクレジットされていた劇団員・伊藤俊人が2002年に死去したことに触れ、伊藤も何らかの形で「蒙古が襲来」に参加することが明かされた。
続いて、キャスト陣がそれぞれ復活公演にかける思いを語った。2009年の「returns」にも出演し、今回“研究生”という形で参加する吉田は「復活公演に出演させていただけることになり、この15年間、お仕事を辞めずに続けてきて良かったなと思います」と喜びを語る。最後に三谷は「この人たちとまた芝居ができることを、心からありがたく思います。これだけ良い俳優が集まっているので、日本の演劇史に残る作品にしたい。皆さん、ぜひ劇場でご覧になってください」とあいさつし、会見を締めくくった。
「蒙古が襲来」は東京公演ののち、3月に岡山・京都・長野・宮城、4月に北海道・大阪・愛知・福岡、5月に沖縄で上演予定。また、東京公演開幕直前に東京・新宿シアタートップスでプレイベントが開催される。
パルコ・プロデュース 2025 東京サンシャインボーイズ 復活公演「蒙古が襲来」
2025年2月9日(日)~2025年3月2日(日)
東京都 PARCO劇場
スタッフ
作・演出:三谷幸喜
出演
相島一之 / 阿南健治 / 伊藤俊人 / 小原雅人 / 梶原善 / 甲本雅裕 / 小林隆 / 近藤芳正 / 谷川清美 / 西田薫 / 西村まさ彦 / 野仲イサオ / 宮地雅子 / 吉田羊
※東京公演開幕直前に東京・新宿シアタートップスでプレイベント開催予定。3月に岡山・京都・長野・宮城、4月に北海道・大阪・愛知・福岡、5月に沖縄公演あり。
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