石丸幹二らの「ライムライト」2024年公演開幕 (original) (raw)
音楽劇「ライムライト」開幕に石丸幹二「皆さんには、どんな言葉が響くでしょう」
2024年8月3日 9:00 4
石丸幹二らが出演する「音楽劇『ライムライト』」が、本日8月3日に東京・シアタークリエで開幕。これに先駆けて昨日2日にゲネプロが行われた。
本作はチャールズ・チャップリン監督の映画「ライムライト」を原作とした音楽劇。上演台本を大野裕之、演出を荻田浩一、音楽・編曲を荻野清子が手がける本作は、2015年に初演、2019年に再演され、今回は3回目の公演となる。劇中では1914年のイギリス・ロンドンを舞台に、かつて人気者だったが、今は落ちぶれて酒浸りの老芸人カルヴェロ(石丸幹二)と、脚が動かなくなってしまったバレリーナのテリー(朝月希和)を中心とした物語が展開する。
開幕に際し、カルヴェロ役の石丸、テリー役の朝月、若き作曲家アーネスト・ネヴィル役の太田基裕からコメントが到着。石丸は「『ライムライトの魔力、その光の中にスターは誕生する。その光からスターは去って行く』。このセリフに接するたび、瞳を射る強烈な光や、穏やかに包み込む光を感じ、時には熱く高らかに、時には深く染み入るように語っている自分に出会います。皆さんには、どんな言葉が響くでしょう。劇場で感じてください」と観客にメッセージを送る。
朝月は「思いやり、支え合い、そして自立。人生のどん底でも消せなかった舞台への思いを、心に残る台詞、お芝居、歌、そしてバレエを通して演じます。この舞台に携われる感謝を込めてお届けします」、太田は「ネヴィルという役を通して、生きる活力、瑞々しさ、苦さも含め、噛み締めながら演じられたら幸せに思います。観劇される皆様の心に、あたたかい何かが寄り添い届く事を願います」とそれぞれ思いを語った。公演は8月18日まで行われる。
石丸幹二コメント
「ライムライト」に寄せて
60代のチャップリンが演じた老芸人カルヴェロ。ちょび髭をつけず、山高帽もかぶらず、素顔のまま。
今、私の頭は彼の言葉であふれ、心は彼の精神に満たされています。
「ライムライトの魔力、その光の中にスターは誕生する。その光からスターは去って行く」。
このセリフに接するたび、瞳を射る強烈な光や、穏やかに包み込む光を感じ、時には熱く高らかに、時には深く染み入るように語っている自分に出会います。
皆さんには、どんな言葉が響くでしょう。劇場で感じてください。
朝月希和コメント
今、胸がドキドキし高鳴ります。命の意味、生きる勇気、自分の価値を、カルヴェロによって見い出すバレリーナ役をいよいよご披露します。思いやり、支え合い、そして自立。人生のどん底でも消せなかった舞台への思いを、心に残る台詞、お芝居、歌、そしてバレエを通して演じます。この舞台に携われる感謝を込めてお届けします。
太田基裕コメント
「ライムライト」には喜劇や悲劇、様々なエッセンスが絶妙なニュアンス、バランスで描かれているような気がします。
ネヴィルという役を通して、生きる活力、瑞々しさ、苦さも含め、噛み締めながら演じられたら幸せに思います。
観劇される皆様の心に、あたたかい何かが寄り添い届く事を願います。
千穐楽までよろしくお願いいたします。