夜の大阪城を背に大槻文藏・大槻裕一が舞う (original) (raw)
ライトアップされた城を背に、大槻文藏・大槻裕一が舞う「大阪城西の丸薪能2024」
2024年10月14日 11:30 6
「大阪城西の丸薪能2024」が、10月12・13日に大阪・大阪城西の丸庭園特設舞台で上演された。
「大阪城西の丸薪能2024」は、来年の「大阪・関西万博」に向けて、来阪者に大阪の文化芸術を楽しんでもらうことを目的とした企画「大阪国際文化芸術プロジェクト」の一環として実施されるもの。大阪を代表する能楽師の大槻文藏、彼の後継者である大槻裕一に加え、観世三郎太、野村萬斎、野村裕基といった能楽師や狂言師が参加し、かがり火がたかれた幻想的な雰囲気の中で、能・狂言を披露する。
12日公演では、源義経の恋人・静御前の霊を弔うさまを描いた能「二人静」、「佐渡に狐がいるかいないか」を巡るやり取りが展開する狂言「佐渡狐」、源頼光の命を受けた家来たちが土蜘蛛退治をする能「土蜘蛛」を上演。また昨日13日公演では、羽衣伝説をもとにした能「羽衣」、山賊と女の逆転劇を描いた狂言「痩松」、山伏の一行が鬼女を調伏する能「安達原」が披露された。
大阪城西の丸薪能2024
2024年10月12日(土)・13日(日) ※公演終了
大阪府 大阪城西の丸庭園特設舞台
出演
10月12日公演 能「二人静」
前シテ / 里人:大槻文藏
後シテ / 静御前:大槻文藏
シテ / 菜摘女:大槻裕一
ワキ / 勝手宮神主:福王茂十郎
10月12日公演 狂言「佐渡狐」
シテ / 奏者:野村萬斎
アド / 越後の百姓:野村太一郎
アド / 佐渡の百姓:野村裕基
後見:中村修一
10月12日公演 能「土蜘蛛」
前シテ / 僧:観世三郎太
後シテ / 土蜘蛛ノ精:観世三郎太
ツレ / 源頼光:大槻裕一
ツレ / 胡蝶:笠田祐樹
ツレ / 頼光ノ従者:上野雄介
ワキ / 独武者:福王知登
ワキツレ / 従者:喜多雅人 / 矢野昌平
アイ / 独武者ノ下人:中村修一
10月13日公演 能「羽衣」
シテ / 天女:大槻文藏
ワキ / 漁夫白龍:福王知登
ワキツレ / 漁夫:喜多雅人 / 矢野昌平
10月13日公演 狂言「痩松」
シテ / 山賊:野村萬斎
アド / 女:野村太一郎
後見:野村裕基
10月13日公演 能「安達原」
前シテ / 里女:大槻裕一
後シテ / 鬼女:大槻裕一
ワキ / 山伏祐慶:福王和幸
ワキツレ / 共山伏:喜多雅人
アイ / 能力:野村裕基
※雨天振替公演は大阪・大槻能楽堂で実施。
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