稲葉賀恵と一川華のユニット公演第1弾が開幕 (original) (raw)

稲葉賀恵一川華ポウジュ vol.1「リタの教育」「オレアナ」が、1月11日に東京・シアター風姿花伝で開幕した。

ポウジュは、演出家の稲葉賀恵と翻訳家の一川華が、“翻訳”という営みを追求するために立ち上げたユニット。その第1弾公演となる今回は、ウィリー・ラッセル「リタの教育」とデヴィッド・マメット「オレアナ」の2作品が新訳で同時上演される。2作品は、いずれも男性教授とその教え子を描いた二人芝居。出演者には湯川ひな、大石継太が名を連ねた。

2作品同時上演の開幕に際し稲葉は「なんてとんでもないことを思いついてしまったのだろうと今思っています。でもそのとんでもないことを今、劇場で湯川さんと大石さんの身体によって実現していることがかなり事件で、裏も表も前代未聞のこのお祭り、神輿をクリエイティブチームみんなでわっしょいしています。全員野球のこのお祭りをぜひ見逃さずにご覧くださいませ」とコメント。また一川は「演出の稲葉さんとは、『今』両作を上演する意義の話し合いを重ねて創作をしてまいりました。鋭く、柔らかくお届けしてまいります。ご来場、心よりお待ちしております」と観客にメッセージを送った。

上演時間は「リタの教育」が休憩15分を含む約2時間35分、「オレアナ」が約1時間35分。公演は1月19日まで行われる。