八乙女光主演「Bug Parade」開幕 (original) (raw)

Hey! Say! JUMPの八乙女光が主演を務める「Bug Parade」が本日4月14日に東京・東京グローブ座で開幕。これに先駆け昨日13日に囲み取材が行われた。

これは小沢道成が作・演出を手がける新作。劇中では、“いつも選択を間違えてしまう”青年・春翔のとある1日が描かれる。春翔役を八乙女が演じるほか、伊勢佳世長井短、少年忍者の内村颯太ぎたろー竪山隼太篠井英介が出演する。

ゲネプロ後の囲み取材には⼋⼄⼥らキャストと⼩沢が出席。⼩沢は「ヘアメイク、⾐裳、映像、照明、⾳響、舞台美術……なかなか⽇本では観ることのできない要素がぎゅっと詰まってるなと思います。春翔という⻘年が抱えてしまったもの、 ひとりの⼈⽣を7⼈の俳優で描くというのは、演劇でしかできないことかもしれないなと思いながら、何度も感動しました」 とコメント。

⼋⼄⼥はゲネプロを終えた感想を「通しは何回もやってきたんですけど、キャストから膨らむパワーがあふれ出ていたので、初⽇も素敵な舞台になるなと思いました」と述べる。また⼋⼄⼥は、悩みがちな青年を演じるにあたり「稽古中は『どういうふうに演じよう』とテンパってしまい、テンパる役をテンパって考えるみたいな、まさに“Bug Parade”状態でした(笑)」と苦労を明かしつつ「考える過程が楽しかった」「今日まで“楽しい”が更新されながら進んできました」と声を弾ませた。

さまざまな役を演じ分ける篠井は「正直なところは⼤変ですけど(笑)、これはお客様は楽しかろうなと」と述べ、主に⺟親役を演じる伊勢は「もっと慣れて、⾃由になっていくのが楽しみです」と期待を込める。春翔の兄をメインで演じる竪⼭は「これほど“全員野球”という⾔葉が合う芝居はないんじゃないか。お芝居が好きな⼈たちが集まっている作品に参加させていただけてすごくうれしいです」と語り、⻑井は「主に“⽇傘⼥”の役をやらせていただきました。すごく楽しいゲネプロで、はしゃぎすぎちゃったなと思っています(笑)」と笑顔を見せた。

内村は「14役くらい演じさせていただき、メインのキャラクターは“泣き⾍男”です。がんばるのでよろしくお願いします!」と元気にあいさつ。ぎたろーは「タクシー運転⼿や春翔のお⽗さんのほか、13役くらいやっています。ゲネプロを終えた感想はお腹が空きまくる(笑)。何とか舞台の後ろの色々なところに、ちっちゃいハンバーガーを隠せないかと真剣に考えております」と話す。すると内村がステージ後⽅へ⾛り、「ここに!」とぎたろーが置いていたお菓⼦を掲げる。「いいのいいの!」と焦るぎたろーに、会場は笑いに包まれた。

また内村は「⼩沢さん、マジで優しい! ミスを2回してしまっても1回⽬のミスみたいに『こうしよう』と⾔ってくれる」と明かす。⼋⼄⼥も同意し、「優しさの中に筋の通った⾔葉がある」「みっちー(⼩沢)が膨らませたいシーンを、みんなで協⼒して実現しようというパワーが⾃ずと出てくる」と信頼を語った。

最後に、⼋⼄⼥が「僕たちのビジュアルを見て『どういう舞台?』とびっくりするかもしれないですが、劇場に来てくれたら、数分でストーリーに⼊っていける作品になっています。1⼈の⼈間の感情が⽬まぐるしく変わるので、観終わった瞬間に『これ、たった1⽇の話か』と思うかもしれない。1回の観劇じゃ物⾜りない⽅は、2回⽬、3回⽬もどうですか?」と観客へメッセージを送った。

上演時間は約1時間50分。東京公演は5月5日まで。その後、本作は10日から12日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演される。

Bug Parade

2025年4月14日(月)〜5月5日(月・祝) ※公演終了
東京都 東京グローブ座

2025年5月10日(土)〜12日(月) ※公演終了
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

スタッフ

作・演出:小沢道成

出演

八乙女光 / 伊勢佳世 / 長井短 / 内村颯太 / ぎたろー / 竪山隼太 / 篠井英介