力の伝え方・逃がし方 (original) (raw)
東京遠征も終わり、ようやく一息つけております。
試合前のミット持ちで、ねぎ魔神がミットではなく僕の顔面に左フックを2度ほど打ってきやがったので、僕としても疲労とダメージが蓄積していたんですよね…。
ミットを持っているときに、キックがミットを外れて腹に入ったり顔面に入ったり、あるいは指定しているのと違うパンチが来て、ミット越しで顔面に入ったり……という経験はありますが、さすがに直で殴られたのは初でした。
いやー、貴重な経験をさせて頂きましたね…笑
ちなみに、僕はそんなに大きいダメージもなく、首がちょっと痛くなる程度で済みました。
改めて、「攻撃のもらい方って大事だな」と思いましたね。
もちろん、攻撃をもらわないのがベストなんですが、普通は全ての攻撃を避け切れるわけではありません。
であれば、攻撃をもらうにしても衝撃をうまく逃がして、できるだけダメージを少なくする必要があります。
良い例が、先日の井上尚弥選手ですね。
第1Rにあれだけ豪快にふっ飛ばされましたが、ほとんどダメージがありませんでしたよね。
もちろん、井上選手が打とうとしていたパンチの回転方向と、ネリ選手が打ってきた左フックのベクトルがほとんど同じだったから、というのもあります。
が、あそこで変に踏ん張って耐えようとしていたら、あの程度のダメージでは済まなかったはずです。
井上選手は、こうした「力の逃がし方や伝え方」が、抜群にうまいと思います。
あまり意識をしている人は少ないのではないかと思いますが、これは格闘技をする上で、非常に重要な能力です。
そんなわけで、強くなりたい方は、日頃から「どうすれば対象に力を逃がすことなく伝えられるか」だったり、逆に「どうすれば力を逃がすことができるか」だったり、意識して練習していきましょう。
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