ふんわり放牧 (original) (raw)
GMOインターネットグループ株式会社で開催された、TokyuRuby会議15に参加した。初参加です。
この会は昼すぎから開催される会なのだけれど、 お酒やおつまみ(食事)を参加者が購入または自作して持ってくるというイベントであった。
私はグラウラー*1を持っていたので、渋谷のMIYASHITA PARKにある、うしとらブルワリーのタップルームで量り売りをしてもらった。 うしとらブルワリーの「よよいのよい!」というナイスなネーミングのビールを、手で輸送。
幸い、いろんな人に喜んでもらって*2、もっと持ち込めばよかったなとなった。1Lだと少なすぎる。飲みやすくてよかったな〜。
会の状況としては、申し込んでなくてもLTに指名されて3分話さなければならないという催しもあり、これはすごいなと感心。 実際、LTは4,5個くらいしか聞いておらず、食事と飲酒そして、参加者と雑談をして過ごしていた。
飲み物/食べ物だとコントリビューションのしやすさがLT発表とは別ベクトルであるし、突然指名されてLTをするというのも、なんというか、発表者と参加者を区別しない雰囲気でこれはこれで良いのではないかという気になった。
二次会にも参加し、大満足であった。皆さまお疲れ様でした。
ヒューリック浅草橋ビルで開催された STORES Tech Conf 2024 "New Engineering" に参加した。 またポスター発表も行われたため、発表してきた。
所属が開催する企業カンファレンスであるから、業務ではあるのだけれども、 自分の友人や所属するコミュニティの知人たちを招待したということもあるため、個人ブログのほうにも記事を上げておこうと思う。
さて、何を書こう
会社の方では発信しにくい、個人的な話でも書くか。
招待者について
外部からの参加者は招待制というレギュレーションであったため、誰でも参加できるものではなかった。 私は社員の中では結構声をかけたほうだと思う*1。 あるコミュニティから複数人を呼ぶというよりも、コミュニティの中から興味のあるかもしれない方に対して、個別に声を掛けるというやりかたをしていた。
従業員が招待していた関係上、何も考えずに人を呼ぶとRubyコミュニティからの参加者が多くなりそうなことは想像がついていたため、 多様性のために私は非Rubyコミュニティの方、なんなら「RubyKaigiに行ったことがなさそうな人」を意識的に呼んでいたような気がする。iOS/AndroidやJavaScriptのコミュニティの方もそれなりにいたのかな。Javaコミュニティの人...?は、平日昼間に来れるのかという話もありますよね......。*2
開催が平日昼間ということもあり、多くの人は仕事があるなかできていただくということもあって、 「xxさんはこの辺に関心があるかもしれないから、呼んだら面白そう」みたいな感じで相手のことを考えつつ声をかけていた。 「実は声をかけてほしかったんだけれど」という方がいたら、想像力が至らなかっただけなので、次回開催されるときは教えていただければ。
結果的に、呼んだ人の多くが自分と同じくらいのキャリアかそれ以上の人が多いため、 本人は会場の振る舞いもそれなりにできるだろうし、何なら知り合いもいるだろうし、 ホストとしての振る舞いは、そこまでしなかった。 その結果、お話が十分にできなかった人もいて、すまねぇという気持ちもある。 招待者の中にWeb系のコミュニティに来るのはほぼ初めてという方がいて、懇親会のときはその方のアテンドを主にやっていたかな*3。
地方の方*4の方にも数名お声がけしたのだけれど、やはり平日昼間というのはなかなか大変で、 そこにフォーカスを当てるなら土日開催のほうが嬉しいだろうなと思いつつ、 この手のイベントに興味があるのは首都圏在住のWeb系の方が多いだろうので、平日昼間という判断もマスを取るという点では仕方ないのかな。 そこの運営上の意図は何かしらあったようだが、私は詳しく追ってない。
当日の様子
ここは日記なので、あったことをただただ書くと。 ポスター発表をしていたのでセッションの発表は聞かずに、ずっとホワイエで待機してポスターの前に来てくれた人に説明員をしていた。 みなさん自主的に来られている方だからか、「見てるだけです」という方はほとんどいなく、しっかり説明させてもらえたと思う。*5チームで発表をした都合上、シフトは組むことができたのだけれど、任意の人たちで回すという感じでやっていた。そこそこワークしたのではないか。逆にしっかり休憩できずに、わりと疲弊してしまったところはある。
セッション発表は、同じチームの方のレビューを除くと、リハーサルも含めて一度も聞けなかったので、みなさんが何を面白がってくれたのかというのは非常に気になるところ。
懇親会
懇親会でもあまり食事・飲酒はせずに招待したゲストと話をしたり、人と人とを引き合わせることをしていた。 食事がよかったという話もちらほら聞いた。一切手を付けられなかったけれど、満足度が高かったのならよかった。
二次会
懇親会で最後に話していた人たちとまとまってビールを飲みに行く。 社員は私だけで、私が招待した2名と別の社員が声をかけていた方2名の合計5名。 別の方が声をかけていた方、つい先日の勉強会でお話したなーと思って、今回連絡先を交換したら既に交換済みだったのがウケる。 さらに以前のカンファレンスでお話していたようだった。流石にこれからは忘れなさそう...。
会の翌日も朝から出社ではあったので、ハードスケジュールなのであった。
まとめ
初めての自社カンファレンスということもあり、準備段階からかなり様子を見ながら動いていたというのが本音であり、 満足していただけたのなら幸いだし、私の発表内容や運営的に満足させられない部分もあったかもしれない。 次回開催に向けてより良くしていく気持ちは各々あるはずなので、フィードバックは大歓迎だし、またきてくれよな、という気持ち。
株式会社ネクストビートで開催された、Nextbeat Tech Bar:第一回プログラミング教育について語る会に参加した。
私の職場が恵比寿にあって、今週はどこかで出社する予定があった*1ので、どうせなら行くかとなった。 運営をされていたkmizuさんとはどこかの会でお会いしたことがある気がするし、このトピックについてお話を聞いてみたかったというのが第一目標であった。他の方の発表タイトルもそれなりに関心があった。
正直「プログラミング教育」にはそこまで関心がなくて、それはプログラミング教育界隈がスコープにすることが多い「本当の未経験者」を支援することや、プログラミングスクールの周辺にも関心がないためである。私は本件については「情報系の大学に行けばよいではないか」という立場をとっている*2。
一方で、
- そもそも大学教育は時間も金銭的コストもかかる
- 情報系人気が高まった結果、情報系学科の倍率が高まっている(誰でも機会があるわけではない)
- 非ITエンジニアの方もコードを書く機会が増え、またそのような時代の要請も感じる
- 多くの物事をシステム化するうえで非ITエンジニアの方が自分でコード書くことはせずとも、発注(依頼)側としてプログラミングを知っておくことのメリットはありそう(そして多くのものがシステム化される必要はある)
というように、時代の変化を踏まえて、今の時代の流れを知っておきたいというモチベーションがあった。 また、Rails Girlsのコーチや会社の非ITエンジニアのメンバーを地域rbに呼ぶということもしているので、どういうやり方がいいんだろうな、みたいなことも漠然と思っていたのだった。
各発表、フォーカスがあたっていたのは、ベースのレベルはあれど*3本当の初学者がメインだったのかなと思う。 一方で会場参加者はその立場の方がおらず「先生たちの会合」みたいな雰囲気にはなっていたかもしれない。 中級者が、プログラミングのこれまでの言語では使っていなかった機能(たとえばRustの所有権とか)をどのように獲得するかみたいな話はなかった。
「参加者がコンピュータに慣れていないから、アジャイル研修だけれどコンピュータ要素を取り除いた」という発表されていた方はいたけれど、これは結構重要な視点だと思っていて。 たとえば本当の初学者は、キーボード入力がおぼつかない(どのキーがどこにあるか覚えていない)ことが可能性としてありうると思っている。 が、そのあたりの話は特に出てこなかったんだよな。実際どうなんだろ。
某設置認可申請中大学の話題だろう話もいろいろ聞けて、それもよかったな。懇親会で話せばよかった。
そうそう、懇親会は飲食提供なしでこれはこれでよかったんだけれど、発表終わりにただ雑談をしているだけみたいな感じになってて、 カクテルパーティーっぽい振る舞いに移行できなかったところはある。実はこれまで行われていた乾杯の音頭は重要だったのでは?と思いつつ、単に慣れの問題もありそう。 あと、kmizuさん、なにをそこまで緊張するのだろうと思ってた(普段のインターネットの様子からはちょっと想像つかないくらいのテンパリ具合だった)ので、次回開催時はぜひとも落ち着いてほしい。大丈夫、誰も気にしないから。
最近話題にしている人を見かけたので、いくつか思っていることを箇条書きで書いておく。特に真新しい内容はないはず。
- O'Reilly 以外の出版社の書籍もある(洋書)
- Addison-WesleyやManning Publicationsなど
- Manning Publicationsは出版社の方からオンライン経由で購入するのも悪くないけどね(かなりの頻度で割引クーポンがガンガン届くし、printを購入するとeBookも買える)
- オライリー・ジャパンが版元の本が、すべて登録されているわけではない
- 会員になる前に事前に検索で調べておくことができるはず
- O'Reilly Japan Ebooks Store で購入するしかない書籍もあるし、購入したら後日O'Reilly Online Learningに登録されていた、なんてこともあった
- ACM会員から登録したほうが安いのは本当にそう
- 電子リーダーがよくできている
- モバイルアプリもブラウザもどちらも不満がない
- 日本語表示についても問題があるように見えない
ベストエフォートオフィス船橋で開催された Funabashi.dev に参加した。 また、LT枠があったため、5分間のLTを発表した。
自分のLT発表について話すと、 始めての開催とのことで、聴衆のレベル感がわからなかったのだけれど、 参加者一覧を見ていると、(自分が普段いるコミュニティからでも観測できるくらいの)手練れが多かったため、 「プログラミング初心者向け」みたいな話ではなく、普段の暮らしとコンピュータを結びつけるような、 半Tech/半ソフトトークみたいな内容を前日にこしらえた。
devはdevelopと考えたときに、「何かを作る」というお題目も一応満たしている話題であるので、いいかなと。 (Web系技術の縛りではないと受け取ったので、それはそれでヨシ)
もともとは2年前に社内でLTをしたものを再構築したものであり、たとえば2年前のLTでは、後半に別の話を持ってきているのだけれど、 「別の話をいれると、このままではブレるな」と思って、バッサリ切ったりした*1。
(発表資料はもう少し調整して、気が向いたら載せるのでお待ちいただければ)
他の発表内容は、一般的なWeb開発やローコード、地元ネタから深層学習などなど、、、と多岐にわたったが、 主催者がPHPerであることから、PHPコミュニティの方々が多かったかな。 私は一行もPHPを書いてないけれども、なるほど言語の進化はこのようになっているのかという発見があったのは良かった。
今回の会のように20人くらいを休日にいろんなエリアから人が集まってくることと、 柏.rbのように近くに人たちが定期的に10人くらいで集まることは、それぞれ特色あるので、 どちらも千葉で行われている会として成立したのは良い出来事だったなと思う。
運営の方、スポンサーの方、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
*1:元ネタを知りたい人は入社してくれ
日本マイクロソフト株式会社で開催された、JJUGナイトセミナー「Java 23 リリース記念イベント」に参加した。
JJUGは日本Javaユーザーグループ*1の略称で、だいたい毎月JJUGナイトセミナーとして平日にイベントをしているみたい。JJUGのYoutubeチャンネルがあって、オンライン開催のときはYoutube Live?でやられていたようで、録画が上がっている。
今回は同僚が発表するので、参加してきた。 「Java 23 リリース記念イベント」ということで、Java 23の新機能について大まかに紹介し、JEPと呼ばれる特定の機能のまとまりについてLTをするという流れであった。
職場のコードベースはJavaの言語機能について新しいものをガンガン入れていくというスタイルではなく、そこそこ使っていくみたいな感じでやっている。 ただ、あまり意識しないとよりよい書き方があるのに、そうではない書き方をしてしまう...。なんてことにもなりがち。同僚の発表もわかりやすくてよかった。 LTSではないので、明日から使える!というわけではないが、LTSには入る機能だろうし、きっかけづくりという点で良い会だった。
ナイトセミナーに参加したのは始めてだったけれど、ほどよい会だったのでまた参加しようかなとなった。 会場内で懇親会もあったので話をしていた。JJUG CCCでお話した方々とも再会したような気がする。 そこまで遅くならずに、適度な時間で解散。お疲れ様でした。
福岡市博多区にあるリファレンス駅東ビルで開催された、福岡Rubyist会議04に参加した。 地域Ruby会議に参加したのは久々。
ここは個人の日記なので(運営的に)痛いことも好き勝手書くんだけれど、定員に対して空きがそこそこあったようで、関東から参加した立場から言うと「本当、みんな行けばよかったのに」となった。
なぜ、そう思ったか。 一つはRubyという言語を知らなくても、それなりにプログラミングをしたことがある人なら楽しめる内容が多かったから。 もう一つは、Rubyという言語を知っていたら更に楽しめること請け合いという内容だったから。
プログラミング言語の構文解析器やコンパイラに関する発表が多かった。「ドラゴンブック読書会」なる会の成果発表という文脈もあったようで*1、そのような内容になってしまったのだと想像する。コンピュータサイエンスのなかでも、プログラミング言語に関わるものは硬派な印象があるし、Webアプリケーションや業務システムを普通に作っていると、意識しなくてもいいものの筆頭だろう。 RubyKaigiや界隈で話される(構文解析器のような)題材のとっつきづらさやその発表の価値については、これまでもめちゃくちゃ話されてるだろうから、ここで私が書くことはないんだけれど、 題材がプログラミング言語ネタにぎゅっと絞られることで、会のしまりがよかった*2と思うし、なにより皆さんの発表がめちゃくちゃわかりやすかったんだよな。
特にClosing Keynote の kanekoさんの話が、めちゃくちゃわかりやすかった。この題材かつこの時間を踏まえると、ここまでわかりやすい発表はなかなかない。 そして、これ、参加してない人が公開されたスライドだけ見て、どこまで我々が現場で受けた納得感みたいなのが受けれるのだろうかという。
これまで彼の発表を聞いたことがある方が仰ってたけど、 今回はよりKeynoteらしかったというか、「置いてきぼり」にされない内容であったとのこと*3。
また、私もこれまでなんとなくWeb上に流れていた彼のスライドは見たことあったのだけれど、 適当に読んでたときとは印象がガラリと変わったし、それは今回のKeynoteであったからということもありそうだし、 自分の特性として、直接情報を得ないとなかなか価値の把握が苦手だからということもありそう。
追ってなかったアーティストをライブ会場でたまたま聞いてファンになる、そういう側面のある発表だったと思う。
ツールの話をしているようで「言語とはなにか」「文法とはなにか」ということを巡り巡って意識が向いてしまうことと、その大きな流れを成果としてまとめていく営みは、 大学院時代の先輩方が博士課程で悩まれていた様子を思い出してしまったし、その大変さは決して誰もが到達できるわけでもなく、容易ではない道であるという認識であるため、グッと来るものがあった。 私自身、◯◯器と呼ばれるようなツール開発に取り組もうとした過去があり、また大学教員からは「◯◯器は処理の手前にあるのだから、非常に大切なことである」というコメントをもらったこともあったなと。
「Rubyを知らなくても楽しめた」というのは、プログラミング言語の構文解析器の話題はRubyに限った話題ではない一般的な話として聞くことができるからだし、 「Rubyを知ってたらさらに楽しめた」というのは、言語開発の営みのレベル感を知るというか、自分たちの使っているツールがどのようになっているかを知ることができるからだと考えている。
懇親会もよかった。 RubyKaigiでは、Rubyコミッターがそのへんを歩いているという話をよくされる気がするが、 地域Ruby会議では、Rubyコミッターが懇親会の隣の席に来てくれるので、話の流れで疑問に思っていたことなどが聞けて大変よかったと思う。 もちろんRubyKaigiもいいけど、少人数で実施される会というのもそれはそれでいいものであるなと思った出来事であった。
そういえば、もともとのモチベーションとしてはudzuraさんに会いに行くことであった。 前日に美味しいお店に連れて行ってもらったし、そこでしっかり話し込むこともできた。 翌日も発表を聞いてて、懇親会で軽くフィードバックもできた*4。 それを受けてか、後日のnoteできちんと足りてない部分にしっかりとパッチを当てていく様子は、流石だなと思った次第。 また飲みに行きましょう。