台北、朝の散歩 (original) (raw)

3泊4日の台北滞在、スケジュールは午後から夜にかけてだけ。午前11時にホテルのロビー集合というパターンが多く、朝ご飯を済ませた後はゆっくりできる。しかし久しぶりの台北、できるだけ散歩しようと毎朝出かけた。

お供は、4年前に使ったガイドブック。今ではほとんどスマホで調べられるのだが、当時は重宝したものだった。

4年前から塩漬けになっていた交通ICカードが、やっぱり使えた。コンビニでお土産も買えるしね。ホテルの最寄りメトロ駅は<象山>、通勤客に混じって方々に出かけてみた。

懐かしかったのは、双連駅近くの朝市。野菜や果物は新鮮・豊富・安価で、長い行列ができる店もある。

これは<龍山寺>。台北市内最古の寺院で、仏教だけでなく儒教道教など、多様な教義の人が訪れるという。朝早くから、お参りの人が列をなしていた。

中正紀念堂にも行ってみた。初代総統蒋介石の陵墓である。紀念堂自身より、この壮大な門の方が美しいと思う。ここではあまり人に会わなかった。まれに外国人旅行者の姿があるだけ。あ、僕もそうか(*1)。

これは国父紀念館。4,000年続いた王朝支配を打破した孫文が祀られている。本来中国近代化の父なのだが、創設した国民党は毛沢東共産党に破れ台湾に移ってきたので、紀念館は台北にある。

圓山駅で降りると、目の前に広がるのが花博公園。

こういう風景、いろんなところで見るね。ゆったりとした音楽に合わせた体操、太極拳だっけ?

西門駅を降りたところにある<西門紅楼>。このあたりはレトロな街並みが残っているところが多く、のんびりと散歩ができる。

台大醫院駅前に広がるのが<二二八和平紀念公園>。1947年2月28日に発生した、台湾住民(本省人)と国民党政府関係者(外省人)の衝突、いわば反政府暴動である。その犠牲者を悼み、本省人外省人の宥和を図るための場所だという。

気ままに降りた駅の周辺にも、みどころは一杯ありました。今度はプライベートで来てみたいですね。

*1:現地の人によると「アンタ、そのまま台湾人で通るよ」とのこと