朝活散歩、維新の道と霊山歴史館 (original) (raw)
この日も気温予想は36度、関西エリアで35度を越えるのは京都だけだ。したがって、再び朝活散歩。少し慣れてきて、朝食を早めに済ませ、8時過ぎにはコンドミニアムを出た。地下鉄東西線で東山駅まで、そこから市バスに乗り換えて清水道のバス停で降りる。外国人観光客が目立つが、朝早いせいかさほど混んではいなかった。
二年坂の観光客向け商店街
清水坂を登っていくと、急に外国人比率が高まる。何人かに一人はレンタル着物で歩いている。三年坂、二年坂には古い街並みが残っているが、中身はお土産ショップなど。僕らの目的地は、これではない。
霊山護国神社への道
「維新の道」がある霊山を歩きたいと思ってやってきたのだ。霊山護国神社には、維新の志士たちの墓所がある。木戸孝允(桂小五郎)や、暗殺された坂本龍馬、中岡慎太郎、大村益次郎らの墓である。
竜馬&慎太郎の墓
曲がりくねった石段を登り、志士たちにご挨拶。ふりむくと京都盆地が一望できる。
休憩所からの展望
少し標高があるせいか、風が涼しい。霊験あらたかな所だが、護国神社そのものはやや国粋主義的な思想が見られる。殉職自衛官の碑まではいいとして、太平洋戦争時代の特攻兵の像やミャンマー戦線で使用された陸軍の92式機関銃の展示などは、そんなことを感じさせる。
霊山歴史館
護国神社の向かいにある、霊山資料館。幕末の種々の資料をあつめ、勤王・佐幕どちらも平等に扱う歴史館である。いろいろな角度から見た幕末史(年表だけでも数種類)が示してあって、勉強になる。かの時代の有名人が、ある事件の時何歳だったか?何歳まで生きたかとか、思想についての師弟関係・交友関係とかが、わかりやすく図にまとめてある。
土方歳三の佩刀
新選組の羽織を着て記念撮影するコーナーや、刀剣(*1)や幕軍・薩長軍が使っていた小銃(*2)もあって、サービス精神も満点だった。
長い坂を下りて東大路に近づくと、急に観光客が増えてきました。やっぱり外国人比率が高かったです。歴史に触れる朝活散歩、よかったです。
*2:持って重さを確認できた。5kgほどもある