レンガサークルの目地に繁殖した7種の植物:将来的にはチドメグサで目地を彩って欲しいかな? (original) (raw)

レンガサークルの目地の検討

前回までレンガーサークルの目地がどうなっていたかのお話は下記をご覧下さい。

niwaie-kaede.com

最終的に考えていたのはレンガサークルと同じレンガ2~3色を砕いて、それをミックスし砂利代わりに目地に詰めること。

そして、その砕いたレンガが簡単に目地から飛び出さない(取れない)ように施工する方法を検討していました。

2024.2.4 散らばった砂利

散らばった砂利が動かないようにするには「洗い出し」という方法で固めることができます。

洗い出しとは、セメントモルタルに砂利など骨材を入れてそれを目地に塗り付け、完全に硬化する前に表面を水洗いして骨材を露出させる方法です。

ただ、セメントモルタルを水洗いする専用の道具(噴霧器)などなく、散水ホースで代用するとしとも技術や経験があるわけでもないので、

水洗いしてセメントモルタルが植物に飛び散ったり、例え飛散防止で囲っていても周辺の植物がどうなるか不安は大きいです。

しかも、こんなに大掛かりなことをする割には洗い出しをする面積は小さく・・・。

レンガサークルの目地に膨らんだ植物

しり込みして放置していた4カ月間。砂利も少しは踏み固められ、いつのまにかいろいろと植物が生えていました。

2024.6.6

一番目立つのはもっこりとしたセダム(万年草)ですが、

セダム(万年草)

以前、目地でセダムが育つか実験的に植え、いつのまにか消滅していたのでセダムは育たないんだろうと思っていたら、

生き残っていたらしくサークルの一部で綺麗にもっこりと生長していました。

通り道から外れるのでこのままにしていますが、植物の手入れをしている最中に誤って蹴ったり踏んだりしてしまい、

この何とも言えないもっこりとしたセダムを踏んだ感触に罪悪感を覚えます。

サークルレンガの目地にセダム、もしくは目地で膨れるような茂り方をする植物は向かないと言うことが良く分かりました。

レンガサークルの目地を這う観賞用植物

レンガサークルの右上に植えていたクリーピングタイムが、ジワジワと這いながらサークルまで侵食してきました。

クリーピングタイム(ホワイト)

元々、サークルの目地を考えて植えていたわけではないので、砂利の目地だけ綺麗に茂ってくれることもなく

レンガや目地関係なく覆っていきそうですが、私はこのクリーピングタイムの上を躊躇なく歩けるのだろうかと考えてしまい、

芝生のように歩く前提で植えられた植物なら可能だけど、這性(はいせい)の植物でも観賞用として植えた場合は歩けない(踏めない)だろうと思っています。

這性(はいせい):茎や枝が地面を這うように生長する性質のこと。

レンガサークルの目地で這性の雑草

目地に自然と生えた植物といえばやはり「雑草」です。

雑草とは、人の意図にかかわらず自然に繁殖する植物、景観を損ねる所に生える人に望まれない植物のことです。

コニシキソウ / ノミノツヅリ

雑草のコニシキソウは地べたに張り付くように茎を伸ばし、レンガ上では伸びた茎が浮いて来ます。

そうなると見た目も悪く鬱陶しくなるので、レンガにはみ出した茎だけを剪定しています。

ノミノツヅリは横に這うように生長しますが、小さな可愛らしい白い花を咲かせる頃には茎が立ち上がり広がるのでこれも剪定しています。

レンガサークルの目地で立性の雑草

立性(たちせい):枝や茎が立つように上に伸びる性質のこと。

ツユクサ / ドクダミ

ツユクサも幼苗の頃は地面を這うように生長し、ドクダミも可愛らしい小葉の生長を見せていますが

これらが生長し草丈が伸び出したら足首や甲に当たり不快で、草丈が高くなった茎だけ剪定しています。

これら雑草は望んで植えてはいないので全て除草したいのですが、全ての雑草を抜くと砂利が掘り起されまた散らばるので、

望まれない雑草でも砂利を抑える役目として、バランスを見ながら「剪定」で済ませあえてサークルに残しています。

レンガサークルの目地に繁殖する植物

嬉しい誤算だったのは、これも自分で植えた植物ではなく自然に繁殖した雑草のチドメグサです。

チドメグサ

チドメグサは湿った場所を好み、雨水枡を囲むレンガサークルは雨水を流す為、他の場所よりも湿った状態が多かったのかチドメグサが自然に繁殖していました。

地下茎で増え繁殖力が強いので好まれないこともありますが、レンガサークル(私)にとっては

草丈が高くならず砂利のみを隠すように繁殖し見た目も緑が増え、何よりチドメグサの上を歩いても全然気になりません。

歩く前提でも観賞用でもない自然に繁殖した雑草ですが、這性で更に平らに茂る(踏んだ感触がない)からだと言えます。

レンガサークルの目地の植物

レンガサークルの目地で植物が生えている所やがっちり踏み固められた場所以外は、未だに何かの弾みで砂利が動きます。

自分の手で植物を植えてしまうと意識(用途)の捉え方で、私は歩けなくなってしまいますので

砂利部分に自然と植物が増える雑草は気が楽で、砂利を抑えてくれる役目があったとしても、私好みではない雑草の方が多く、

チドメグサのように平らな茂り方をする植物なら雑草でも自分で植えた植物でもOKということが結論です。

2024.7.4

更に1か月後。

緑の部分が少しだけ増えています。

チドメグサも少しずつ繁殖しています。