三重塔の内部拝観・安来清水寺 (original) (raw)
島根県安来市、瑞光山 清水寺(きよみずでら)
中国観音霊場第28番・出雲國神仏霊場第11番札所
宗派:天台宗 創建:用明天皇2年(587) 開基:尊隆上人
拝観料:三重塔@500円・宝物館@500円(事前予約要)
まず・・・仁王門に、行くのを失念しました(^_^;)
仁王門については、2022年3月の日記をどうぞ。
向拝からガラス越しに、内陣を拝見させていただきました。
中央に不動明王坐像、向かって左側にも不動明王坐像、右側に蔵王権現立像が祀られています。
外陣に入らせていただきました。
内陣は残念ながら、よく見えません。
元の御本尊の十一面観音立像は宝物館に安置され、根本堂には裏観音だった4臂の十一面観音像が祀られ、正月三が日と4月29日~5月5日、7月17日に御開帳されます。
本堂後陣には、寺名の由来となった井戸が湧いているそうです(非公開)。
根本堂内に納経所があり、予約していた三重塔と宝物館の拝観を申し出ました。
2023年12月に落慶された鐘楼堂は、梵鐘一打@200円です。
綱を引くタイプではなく、撞木に手を添えて鳴らしました。
宝物館へ(要予約。4月26日~5月6日と11月1日~9日は一般公開)。
平安時代作・阿弥陀三尊坐像(重文)を拝見すると、阿弥陀様は結跏趺坐、脇侍の二観音は膝の間を開けた正座をされています。
大和座りでしょうか・・・。
平安時代後期の作・丈六の阿弥陀如来坐像(重文)は、静かな迫力があります。
元のご本尊・十一面観音立像(重文)は平安時代初期の作で、少し高いところにお祀りされています。
見上げるようにして拝みますと、目鼻立ちがくっきり、エキゾチックなお顔をされています。
鎌倉時代作の摩多羅神坐像は、なんさもいえない笑顔に癒されました。