鉄道ファンにはたまらない!西武拝島線の楽しみ方 (original) (raw)
こんにちは。
今回は、西武拝島線の話題をお送りします。
鉄オタ的にも楽しい要素がいっぱい!西武拝島線。
日中は急行が拝島~西武新宿を20分おきに運転されています。
西武新宿と拝島を結ぶ、拝島ライナー
朝夕には座席指定列車「拝島ライナー」も運転されていて、
都心へのアクセスがいい路線です。
前面展望が楽しい!次々にあらわれる平面交差!
そんな通勤通学路線の西武拝島線ですが、
鉄オタ的視点でも楽しめるポイントがあります。
隣の萩山では西武多摩湖線、さらに隣の小川で西武国分寺線と接続します。
その路線と、平面交差をしていくのです。
小平駅の手前で、西武新宿線の下りと西武拝島線の上りが交差する。
小川駅では、南北に走る西武国分寺線を横切るように平面交差する。
その分岐ポイントがホームの前にある、珍しい駅です。
ホームの中盤くらいに多摩湖線国分寺方面(右)への分岐ポイントがある。
右側の3番ホームは、
国分寺方面と小平・西武新宿方面の電車が共に停車するのですが、
国分寺行きの電車は4両編成で短いので、ポイントの手前・後ろ寄りに停車します。
国分寺行きの電車は、ポイントの手前に停車。
そして、そのポイントを右に曲がり、
2番ホームのすぐ横をかすめるように進んでいきます。
そんなシーンが見られる西武拝島線です。
その様子を動画でもご紹介していますのでぜひご覧ください。
この動画の中でも少し触れていますが、
ここからはブログ記事独自に、
さらに2つの気になる西武拝島線の話題に触れていきたいと思います。
拝島~西武立川にある、複線化用の用地。今後複線化される事はある?
それぞれの区間には、複線化を見据えた用地が確保されていますが、
長い間用地は手つかずのままになっています。
拝島~西武立川の前面展望。左側に確保されている複線用の用地
この区間も工事をすすめ、全線複線化される事はあるのでしょうか?
西武新宿直通の急行が20分おき、
小平折り返しの各駅停車が20分おきのダイヤであるのに対し、
(3月のダイヤ改正で平日もこのダイヤに戻ります)
玉川上水~拝島では急行が20分おきと、
小平折り返しの各駅停車が1本走ります。
現在でもこの区間は電車がすいている事が多いので、
これ以上増発の必要が無いと、利用していても感じます。
そうなると、現在の単線のままでも充分のようです。
今後もこの用地は放置されたままなのか、
転用されるのか、どうなるのでしょう。
わずか4年で廃止された、拝島線の通過列車。
もう一つ、拝島線で気になるところと言えば、
拝島線を走る電車は全て各駅停車であるというところ。
西武拝島線は種別こそ急行・準急・各停と拝島ライナーと、
4つの種別の電車が走っていますが、
拝島線内はどれも各駅停車で走ります。
座席指定列車の拝島ライナーでさえ各駅停車になるというのが徹底してます。
そんな拝島線にも、かつて通過運転をする種別がありました。
2008年に誕生した、拝島快速です。
拝島快速は、拝島から玉川上水までの各駅に停まったあと、
東大和市・小川・萩山を通過して小平まで無停車で走る種別でした。
日中の急行の代わりに20分おきに走っていたと思います。
しかし、この拝島快速もわずか4年後の2012年に廃止され、
それ以降拝島線内を通過する定期列車はありません。
なぜ拝島快速は4年で無くなってしまったのでしょう?
まずは、通過駅の利用者から不評だった事があるようです。
前述の3駅に加え、花小金井駅も通過でした。
この通過分を補うため、玉川上水~田無の折り返し電車を設定しましたが、
通過駅を利用する人は小平や田無で乗り換える不便が生じてしまいました。
運賃では西武が有利なものの、時間では青梅線に水をあけられています。
そこで時間短縮のために拝島快速が設定された経緯があるようですが、
その効果はあまり大きくなかったようです。
その理由というのが、今回記事の前半でご紹介した小川駅や萩山駅周辺の配線です。
地図でみてもはっきりわかる急カーブの連続。
小川駅や萩山駅周辺は、国分寺線や多摩湖線と後から接続させたためなのか、
急カーブが多くスピードが出せないという致命的な欠点がありました。
スピードが出せるのがせいぜい玉川上水~小川の手前までで、
通過をしても所要時間は急行に比べてせいぜい2~3分の短縮に留まりました。
拝島~新宿は青梅特快が最速40分弱で、
スピードではもはや対抗は無理。
ならば各駅停車に戻して各駅の利便性を上げた方がいいとなったのでしょう。
という事で、今回は西武拝島線をお送りしました。
いろいろ気になるポイントがありますので、
機会があったら訪れてみてはいかがでしょうか?
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