見逃したと思って (original) (raw)

録画していた『デアデビル』(2003年/監督:マーク・スティーブン・ジョーンズ)を観る。途中まで観ていて、どこかで見たシーンと思ったら、20年前に観た作品でした。

少年時代に有毒廃液を浴びて盲目となった弁護士マット・マードックベン・アフレック)は、有毒廃液の副作用で超能力を得て、法で裁けぬ悪党をデアデビルとなって制裁しています。町はキングピン(マイケル・クラーク・ダンカン)と呼ばれる黒幕が支配しており、キングピンの正体は不明。マットは武道達人の美女エレクトラジェニファー・ガーナー)と知りあい互いに惹かれあいます。エレクトラの父親はキングピンの組織から抜けようとしますが、殺し屋ブルズアイ(コリン・ファレル)がデアデビルの仕業に見せかけて殺害。デアデビルを仇と憎み、襲いかかるエレクトラ。戦おうとしないデアデビルを得意の格闘技で倒したエレクトラは、仮面を剥いで正体がマットだと知ります。ブルズアイが現れ、マットから犯人はブルズアイということを聞かされたエレクトラは、マットが止めるのもきかずブルズアイと戦い刺されます。マットの腕の中でエレクトラの鼓動が途絶え、警官隊の到着によりブルズアイは逃走。マットも教会の隠れ家に戻りますが……

ヒーローの人間性を出そうとして暗く重くなっており、颯爽としたところがありません。悟ったように大ボスのキングピンを殺さないのも気に入りません。楽しんで人を殺すコリン・ファレルのブルズアイが出てきて、やっと観ていたことを思い出したくらいで、目立たないヒーローでしたね。ちなみに、エレクトラは武術家によって蘇生し、正義の暗殺者となって活躍するスピンアウト作品『エレクトラ』が作られていま~す。