緩慢日記 (original) (raw)

MCUの配信ドラマです。
ドラマ「ホークアイ」と少し繋がっています。
監督はシドニー・フリーランド、カトリオナ・マッケンジー
脚本・製作総指揮はマリオン・デイア。

ホークアイとの激闘のあと、故郷に戻ったマヤだが、
そこにもキングピンの支配が及んでおり…という内容。

監督さんと主演女優さんはネイティブアメリカンにルーツを持つかた。
(そして主演女優さんはマヤと同じく聴覚に障害があり、義足を装着しておられます)
内容は、うーん、5話にするならもっと巻いていくべきだったように思う。

ラストまでばれ

主人公のマヤは明らかにヴィランのキングピンと同じ気質の持ち主で、本人も自覚してるし、キングピンもマヤを第二の自分にしようとしている。
そこを苦しみ迷いつつもヒーローの道を歩んでほしかったのに、正直セリフもシーンも足らなさすぎです。特に従妹…!

マヤは子供の頃、鳥をスリングショットで撃って落とし、「鳥が落ちてきた!」と嘘をつき、自分を軽くあしらったアイスクリーム屋に養父が暴行を加えていると自分も参加して蹴りを入れる感じの子。
他人の干渉は一切受け付けないが、自分の頼み事はグイグイねじ込む。その際も愛想など一切なし。これまでのMCUヒーローにいなかったタイプ。
動物を虐待してしまう、怒りを制御できないタイプの女の子は心強く思うかもしれないけど、私は残念ながらマヤのこと好きになれなかった。マヤが言葉を尽くしておばあちゃんやいとこたちに本心を伝えるシークエンスがあるのかと期待してたけど、特にないまま、死んだ親や先祖のおかげでファーっとスピリチュアルな力に覚醒して問題が全部片付いて人間関係まで改善して終わった。
言葉や原因理由なく分かりあえるのは、先住民族コミュニティでは当然のことだし、それが血族というものだという結論だったら、なんか私の苦手とする類の話だ。
それと先祖の人たちは、謎のパワーを出すなら交通事故のときに来てあげれば良かったのにと思う。

チョクトー族の集まる町の生活や、宗教・娯楽・祭りなどの文化は面白かったです。あと離婚した(?)おじいちゃんとおばあちゃんが恋の駆け引きっぽいことをしているのも、娯楽作品として進歩的だなと感じた。

でもメインの登場人物が、主人公マヤのおばあちゃんやおじいちゃん、いとこやおじさん、ヴィランも家族のひとで息が詰まった。

これはMCU全体の話だが、タイトルロール有色人種ヒーローの、祖霊のまたは親の神秘的なちからを受け継いだ率は高すぎる(ブラックパンサー、ミズマーベル、シャンチー、エコー)。
白色人種は科学のちからもしくは個人の修練によるものが多い。ソーは例外。もう論文とかあるのだろうか。

これは無印のナンに、オリーブとアーモンドとチーズと今年の夏干したトマトを載せて焼いたもの。(それと無印のカレー)なかなか良かった。

ジョン・トレハン氏著。

事件が映画化されるというので読んだ。
無人島に入植した3グループが、やがて島の資源や世間の名声、資産家の庇護などをめぐって不仲となり、行方不明者や死人を出すという実際の出来事を、なるべく当時の記事や各人の回顧録をあたって多角的に考察されてます。

フロレアナ島で暮らし始めたのはこの3グループ。
リッター家
ウィットマー家
バロネス一派
リッター氏はニーチェに傾倒する医師。自らの理想の実現のためにやってきます。ウィットマー家は世間の不況と、健康問題の解決のために移住。最後のバロネス一派は、自称女男爵の女性が、島にホテルを建てるために愛人の男達を引き連れてやってきます。
もう序盤から、何も起こらないわけなくない?という強烈なカード。

しかもリッター家の男女は夫妻だと思ってたらダブル不倫カップル。そして片方が捨てた夫の世話を、片方が捨てた妻にやらせれば万事解決だし世間体も繕える!と2人を引き合わせてずらかるような人たち。2人ともニーチェの信奉者。
(関係ないですが、「女には友情という感情がない。女には愛情しかない」って最初に言ったのはニーチェなんですね。岡田斗司夫氏かと思ってました。ええけどニーチェはん、それちゃんと根拠あるんやね?周囲10人20人の女の話とちゃいますよね?社会的性差についても考慮のうえですよね?)
まあ案の定、島についてすぐ、この不倫男は不倫女を虐待し始めます。

ラストにふれます

結局のところ真相はわからずじまいなのですが。
当時は冒険ブームで、船を持っている富豪が時々島を訪れて入植者に贈り物をくれます。
もちろんそれが争いのもとになるし、
あと世間の話題になるのは誰かとか、そういう名誉欲も憎しみの火種になる。

興味深いのは、めいめいが書いた備忘録や回顧録にものすごい矛盾がある点。意図的に嘘をついているのか、認識の違いなのか分かりませんが、人間にトラブルが絶えないのも納得です。記述と写真も矛盾するが、写真は(当時の技術的にも)信頼できる。

自然の中での暮らしについては、
スナノミという昆虫を初めて知ったが(検索注意だよ)
絶対に靴を履け。安易に地面に寝そべるな。床を作れ。
できれば二足制にしろ。これに尽きますね。
あと蟻は強敵。
野ブタは、柵や罠や毒餌をものともせず、ダイナマイトを使ったそうだが、
対抗できる気がしない。
群れてないと人は弱い……。
(それでもウィットマー家は次世代も島で暮らし、入植に成功したと言える)

検索注意と言えば序盤でエクアドルの郷土料理、焼きモルモットが出てきて検索したら姿焼きで白目になった。PUI……。

1970年代、深夜バラエティ番組「ナイトオウル」は視聴率低迷で苦戦していた。
起死回生の一手として、悪魔憑きの少女をゲストに呼び、そこで悪魔召喚の一部始終を生中継しようとするが、前代未聞の放送事故を起こす。
そのノーカット版の映像が発見され、それを視聴するという設定。

コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ監督脚本。
おそらくめちゃくちゃに予算が少ないのだが、舞台を1か所に限定、年代を1970年代にして映像もどことなく古めかしいものに、特殊メイクやVFXを当時のものっぽくしてあって、全体的に調和している。
うまい節約方法だなと思いました。
なんとなく夜中にテレビを見ている感じがした。
私は舞台が一か所に限定されている話が好きだ。

ラストまでばれ

ホラー映画をある程度見ている人には冒頭の設定紹介でラストの展開が読めてしまうのだが、番組の顔役にすべてを投げうたせて視聴率を取り、使えなくなれば挿げ替えて続けていく現実の局とスポンサーへの風刺ともとれる。
(藤本タツキさんがこの作品を褒めておられたが、たしかにチェンソーマン2部と かぶるところがあるから、お好きなのも納得)

主役の人、いかにも半世紀前の人気司会者という感じのお顔とトーク。たぶん悪い人ではなかったんだろう。放送業界に呑まれてしまっただけで。
人災発生のプロセスを追う90分とも言える。ガスが一番気の毒だった。やめたほうがいいって何度も言ったのに。私なら少女に「心配しなくてもあなたは成功するし、すごい有名人になる」って言われただけでびびってやめる。
霊能者の人もかわいそうだった。ホラー映画でナレ死って結構珍しい(正確にはナレーションでなく伝聞死。リアルタイム進行ホラーではあんまりない)。マジシャン兼超常現象研究家の人は別にかわいそうではない。でも彼が「嘘だ!トリックだ!意義あり!意義あり!」って吠えまくって、逆にリアリティと緊張感が出た気がする。

ただ一点、終盤あたり、主人公の見ている幻覚が、発見されたフィルムという設定の映像にも映っているのは、ちょっと理屈が分からなかった。

これ系の話の教訓は、契約は慎重に、条件はなるべく細かく決めよう、だと思う。
(一応叶ったといえば叶った)

呪術(ジャンプ掲載)最終回
爽やかな終わり方だった…。
芥見先生、お疲れさまでした!
同じ学校の、世代の違う組がいくつか出てきて、
それなりに亡くなった方もいる感じ、ハリポタと共通ですが
最終回発情期(銀魂語)はなかったな…。
せいぜい匂わせくらいかな。

勝利貢献度てきに乙骨さんが主人公でも良かった気がするが
戦術があまりにも修羅すぎたので、悠仁さんが適任だろう。
全体的に優しい物語になった。

作家コメント欄、呪術へのねぎらいの言葉が多い中
休んだら戻ってきてください、って書いた先生は、
ムラがなく毎週平均した面白さの出せる2人だったの面白かった。

白卓 HAKUTAKU(ジャンプ新連載)
コンビでゲーム制作をする話かな?
しかし6年打ち込んで自分に才能がないって分かった後で
才能があるやつと組めばいい!って転換できるのはすごいね。

票読みのヴィクトリア(モーニング掲載)
生徒会選挙編なのですが
自分に人望がない場合は、人気者に応援演説してもらう、
なるほど本物の選挙でも有効な手ですね。

界変の魔法使い(サンデー掲載)
師匠は眠るときは女体化するのだそう。なんかもう二次創作の傾向が読めたぞ。

主人公は、師匠に情が移ることで、自分に仕えていた魔法使いの故人を忘れるのは死んでも嫌だそうで、少年漫画の主人公で変化を嫌うのは珍しいと思った。

光る君へ
美しい紙を使ったワクワク自家製本。
冊子の端をああやって刃物で処理するテクは平安時代からあったのか。
今では平民でも、少し奮発すれば同じくらい美しい紙を使って
和綴じで製本してもらえるようになったので、いい時代なのかも。

酔っぱらって職場のきらびやかな話を実家で長々としてしまい、
娘に激おこされるまひろ……。

ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!
お弁当回。今回はちょっと調整回なのかな?と思った。
殺し屋の組織、パワハラには即ペナルティの講習があるって
ちゃんとした組織だなあ!

今年は視聴者も一緒になって考えられるような知恵比べクイズは減って、
純粋に知識量で勝負できる形式、いわばクラシックスタイルに少し戻った気がします。
私はこちらの方が好き。
最終的に東京も大阪も抜け落ちて、兵庫が2校残ったの、人口を考えると兵庫がおかしいような気もします。クイズ王国か!?

私は大阪の四天王寺をとても応援していたので(なんだか人柄とかも好感の持てる子たちだった)男子と全く同条件で女子がランニング勝負させられるのは納得いかなかった。画面映え優先なんだろうけども。走ればエモいっていう感性、日テレかよ!あ、日テレだった…じゃあ仕方ないな。
男女平等の精神と言うなら女子得意分野、箸で豆を50粒つまむとか、楽器を演奏するとか、なんかそういう競技も入れてよね!

へえーと思った問題は、
「私語く」と書いて「ささやく」とよむこと、

光の刺激を脳に伝達するのに関与するタンパク質「ピカチュリン
でした。

もう夏も終わるので、
わーい、200円ちょっとでフローズンカクテルー!
(麒麟特製グレープサワー+ガリガリくんもぎたてぶどう)
とかそういう遊びをするのも最後かなと思ってます。

終わるよね?
もう30度越えないよね?
10月だもんね…?