長野県青木村沓掛温泉に2泊3日の一人旅 (original) (raw)
ずっとずっと行きたいと思っていた沓掛温泉「叶屋さん」に、やっと行くことができました。出発したのは7月10日水曜日。7月12日金曜日に帰宅するまでの記録です。
1日目 思ったより近かった青木村ww
午前9時半頃には、北関東自動車道の強戸SAで一休み。北関を走ると、なぜかここで休憩することが多いんだけど、今回は売店のまだ開店前でした。思ったより早く到着しそうなので、上田城跡に寄ってみることにしました。
現在地とあるところから左に向かい、東虎口櫓門に向かいます。二の丸あたりは、まだ発掘作業が行われていました。
お堀の周りには、歴代の藩主の登り端がありました。
薄緑色のボールのようなもの、たぶん松ぼっくりじゃないかと思うのですが(^▽^;)
東虎口櫓門をくぐると、目の前が真田神社です。
この日は、どこかの高校生でしょうか。とっても賑やかで、おばちゃんは少し引き気味でした。茅の輪くぐりをしていると、男の子たちに見られていて、ああやれば良いんだみたいな会話が耳に入り、少し恥ずかしい感じでした。
7月末は、夏の大祓の時期ですから、あちこちの神社さんには茅の輪が作られていますね。
上田城址は、前回の小諸城址より小ぶりで、特に見ごたえは感じませんでした。しかも全然関係ない、真田信繁(幸村)を祀っているかのような造りで、少し興ざめです。(個人的感想です)
手水舎はキレイに花が生けられていました。
上田城址を一周回っても、まだようやく11時半くらい。なので、どこでご飯を食べようかとググると、上田市内にある室賀温泉がヒット。ご飯も食べられそうなので、行ってみることにしました。
最初にランチ。温泉内の施設ではなく、隣の建物が食事処でした。
長野に来たら蕎麦! ということで、海鮮かき揚げ盛蕎麦を注文。蕎麦はとっても美味しかったです(⌒∇⌒)
温泉は、上田市の公式ホームページを参照してください。
湯温は、やや熱め。露天風呂の方が少し温かったように思います。洗い場は、内湯と露天のどちらにもあり、サウナも併設されていました。
単純硫黄泉ですが、アルカリ度が高いので、化粧水のような湯ざわりで、かすかに硫黄の香りがするのも癒されます。
さて、次は道の駅あおきです。今夜のビールと、つまみをチョイス。
15時近いこともあって、販売所にはあまり物がなく、人も少なくて・・・それでも、地ビールをゲットしました。写真撮ってなかったww
お宿手前に、叶屋旅館さんの駐車場があります。ここからは、荷物を持って坂道を上がります。私は荷物といっても、お風呂セットと着替え、リュックだけなので、特に問題はありませんが、もっと荷物が多い場合は、旅館の玄関前まで車で上がれます。荷物を置いたら、この駐車場に引き返せばOKです(⌒∇⌒)
投宿! 折りたたんだ布団の上には、布団の敷き方を説明したカードがあります。
湯治宿なので、本来は何もなくても良いくらいですが、サービスで置いてくださってます。私は全部自分で持っていくので、そのままそっとしておきました( ´艸`)
右側にある黒いファイルに、叶屋さんの生い立ち?というか、難病と今も戦い続けてらっしゃる、とっても穏やかなご主人のストーリーがあります。読んでいて、思わず涙ぐんでしまいました。
私の息子と同世代のご主人、甘ったれの自分の息子とは違うなぁと親として感慨深いものがあります(;^_^A
浴室は2か所。泉質は同じで、違いは浴室の広さ・大きさだけです。チェックイン時に、何時からどちらを使いたいか予約するシステムの、完全貸し切り制。貸し切り時間はどちらも1時間ですが、空いている時はその限りではないそうです。
とっても働き者で、可愛らしい女将さんが、丁寧に説明をしてくださいます(⌒∇⌒)
今回、本当にノンビリしてしまって、あまり写真も撮っていないというww
なので、叶屋さんの公式ホームページでチェックしてみてください。
さて夕食です。叶屋旅館さんは素泊まりなので、夕食は「やまさん」でお蕎麦をいただくか、お隣の千楽さんでいただくことになります。もちろん、自分で出かけてどこかで食べてくるのはOKですが、アルコールをいただきたい私は、送迎があったり歩いて行けたりする方が断然有難いです。
水曜日は千楽さんがお休みということもあり、「やまさん」さんに予約しました(どちらも、自分で予約をする必要があります。
青木村蕎麦屋「やまさん」
夕方6時、迎えの車がきてくれました。少し降ってはいましたが、車のドアを開けてくださったり、傘をさしかけていただいたり・・・日頃粗雑な私も、嬉しかったです(≧▽≦)
店に到着するなり、まずはビール。お通しで出してくださったのが、メロンの漬物。香りはメロン。歯ごたえは、やっぱり瓜。で、美味しかったです♪
茄子の揚げびたしは、サービスでいただきました。ご近所の方が作ってらっしゃるとか、皮が柔らかく、実がしっかりしていて、その上味もよかったのでサイコー!
久しぶりの瓶ビールも旨し!!
実は、この後、おしゃべりに夢中で、画像がありません(;^_^A なので、こちらも、ホームページを参照してください。
そば粉は、青木村産のタチアカネ。とっても香りが良くて、のど越しも「これぞ、蕎麦」という醍醐味が味わえます。私は、お願いして塩でいただきました。瀬戸内海の塩と能登半島の塩をご提供いただいたのですが、私は断然能登半島の塩派です。
叶屋旅館さんに泊った場合は、やまさん御膳をいただきます。蕎麦の量を少なめにしていただくことができて、助かりました。
こうして書いている今、また食べたいと思ってしまうほど、印象に残る蕎麦でした。
2日目 プラプラと楽しんだ青木村
夕ご飯、あんなにしっかり食べたのに・・・なぜかお腹が空いていると感じた朝。まずは、キッチンでコーヒーを(⌒∇⌒)
叶屋旅館さんは湯治宿なので、キッチンにはほぼなんでも揃っています。
しかも、とってもキレイ。これだけキレイにお掃除されているなら、安心して使わせていただくことができますね。いつか、10日間くらい滞在して、自分でご飯を作って食べたりしてみたいなぁ・・・でも、きっと面倒で、やらないだろうなぁ( ´艸`)
叶屋旅館さんと日帰り温泉施設「小倉乃湯」さんの間にある、共同の炊事場?洗い場?ここに米の種を浸して発芽させたりとかもするそうです。ここなら井戸端会議も話が弾みそうですよね(^^♪
赤いポストも懐かしいです。
叶屋旅館さんの脇にある階段、たぶん上にある温泉神社に行く階段かしらと思うも、雨で足元が濡れていることもあって、今回は登らず素通りしました。
そうそう。。私が旅行中に雨になることって、ほぼありません。今回も、宿にいるときや車で移動する間は雨が降っていましたが、外に出て動き出すと雨が止むというパターンでした。←やるじゃん、わたし( ̄▽ ̄)
朝ごはんは、またまた道の駅あおきへ。おやき2個と、りんごのすりおろし。殺菌のための処理はされているだろうけど、りんごアレルギーの自分は大丈夫か??と、購入してから気が付きました。とりあえず飲んでみたら、大丈夫(*^^)v
さて、どこにいこうかなと、道の駅でいただいたパンフレットをみてみました。決めたのが、国宝大法寺三重塔と田沢温泉。
国宝大法寺三重塔
叶屋旅館さんのホームページにあった、周辺観光でも案内されていて気になっていた場所です。私は大法寺本堂に階段を上がり、そこから観音堂に続く道をすすみました。
こちらが本堂に続く階段です。
本堂正面を左に曲がると、観音堂に通じる道路に出ます。道路の片側には、沢山の五百羅漢像が並んでいました。
こちらが観音堂です。この建物を左に回っていくと、後ろに国宝三重塔があります。
三重塔や五重塔といった建造物は、権力者たちの塔婆です。墓塔であったり、追善供養の意味で作られた建物です。
一般庶民には、こんな豪華な塔婆(卒塔婆)を建てる費用がなく、次第に簡素化されて現在の板のような形になりました。でも、板のような塔婆を見ると、5つくらいに区切ってあるかと思います。これは、五重塔という意味だそうです。
今の時期は虫に刺される危険があるので、虫よけなどお忘れなく(⌒∇⌒)
田沢温泉有乳湯(うちゆ)
沓掛温泉の山一つ松本市寄りくらいの位置に、田沢温泉があります。
田沢温泉入り口に、共同駐車場があったので、そこに車を停めて温泉街??を歩いて行くことにしました。実際は、日帰り温泉施設の有乳湯まで車で入っていけそうです。
この工事中の1本道が、田沢温泉の全てみたいです。
営業されているのは、ここだけのような気配。。
由緒ありそうなお宿ですが、残念なことに閉館されているようです。
こちらが、有乳湯です。昨今の日帰り温泉施設にありがちな佇まいですね。
詳しくは、純温泉協会さんのサイトで。
温度は、沓掛温泉より高めの、肌感で42度くらい。そのせいか、硫黄の香りも強く感じました。アルカリ性の硫黄泉なので、柔らかい湯ざわりの極上湯です。
このあたりでランチの時間です。が、どこも営業しているお店がありません。セブンイレブンまで戻って、ビールとつまみ、チョッとお腹に溜まるものを買って叶屋旅館さんに戻りました。
せっかくなので、お宿の中をチョイ散歩。こちらは、叶屋旅館のご主人が手作りされたリビングルームです。和室って落ち着きますよねぇ・・・しかも、漫画本が沢山♪
あちこちにさりげなく置かれている小さな小物たちにも、女将さんの可愛らしさがにじみ出て、ホンワカします。
沓掛温泉小倉乃湯
お隣にあるのに、入らないなんてことはあり得ない!ということで、午後2時頃入湯しました。
裏山が、京都の小倉山に形が似ていることから、小倉の湯と命名されたようです。叶屋旅館さん同様の温湯と、それよりは少し熱めのお湯の2槽。地元の方が多いせいか、みなさん温湯の方にばかり集まっていました。私もその一人で、1時間ほどやさしいお湯を楽しみました。
2日目の夕食 千楽さん
こちらも、夕方6時に予約をしておきました。
女将さんの手作りの、優しい味が特徴の千楽さん。実はこの時も、叶屋旅館さんにお泊りの方々と話が弾み、画像がありません(´;ω;`)ウゥゥ
なので、叶屋旅館のご主人が作られたサイトをご紹介します。
私がいただいたのは、焼き肉定食です。予約の際に、どの定食が良いかお伝えしないといけません。
朝食は、女将さんの美味しい手作り漬物食べ放題らしいのですが、朝が苦手な私はお願いしませんでした。
3日目 バイバイ青木村・・・また来るね!絶対来るね!!
朝風呂からの戻りに見つけました。これから、シニアのプチ起業に挑戦する私には、何よりの言葉です。
チェックアウト10時ギリギリまで、部屋でノンビリ過ごさせてもらい、いよいよお別れです。帰りたくないと、フロントでまたグズグズとお喋りをしてしまいました(;^_^A
帰りは、別所温泉日帰り入浴施設の「大滝」により、ランチを食べてから高速に乗ろうと決めました。
別所温泉「大滝」
緩やかな坂道の始まったころに、この駐車場があります。ここ以外に駐車できる場所はないので、要注意です。
ここは、別所温泉にある3か所の外湯のうちの一つです。
長野県の温泉って、外湯がある温泉街が多いように思います。泉質は同じでも、雰囲気が違うだけで嬉しいですよね(⌒∇⌒)
湯温は、少し熱め。ここも、アルカリ性の硫黄泉で、ほんのりと硫黄臭もあり、肌に滑らかな泉質です。この泉質は、このあたりの特徴なのでしょうか?私個人的には、とても好きな泉質になりました。
別所温泉のマンホールです。マンホール好きなフォロワーさんを思い浮かべつつ( ´艸`)
ランチ 「麺道 千鶏」
たまにはラーメンも食べたいなとググってヒットしたのが、「麺道 千鶏」さん。さほど遠くはないので、行ってみました。
ホームページはXを利用されているようですので、興味のある方はチェックしてみてください。
入り口手前右側にある受付管理アプリAirで受付を完了すると、QRコードが表記された紙が出てきます。
QRコードを読み込んでLINE登録を済ませると、上記のようなテキストが来ます。そのまま放置したら、次に店内に入ってくださいという案内がきました。
店内はカウンター席のみ。待ち席が5人分くらいあるので、そこが空くと呼び出されるようです。待ち席に座って5分もしないうちに、カウンター席に案内されました。
店内に入って直ぐ、券売機で注文を済ませているので、カウンターに座ってからの待ち時間は1~2分くらいでした。
とっても美しいラーメンです。ストレートの細麺。浮いているのは上質な鳥脂。チャーシューは、ハムのように薄いロース肉と、鶏チャーシューです。煮卵も、上品な味で、黄身はトロンと流れ出てくるくらいの半熟でした。黄身がスープを汚すのがイヤで、レンゲの上に卵を乗せて食べました。
これで1200円だったと思います。
店内は、高級な寿司屋のような雰囲気。厨房は真っ白な白衣を着て、ピアスをつけた方がお二人で切り盛り。接客は、とっても可愛らしい女性が担当。それも、結婚式場のような接客ぶり。そして店内にはジャズが流れ、お喋りをするような雰囲気でもないし、実際しゃべっている人はいませんでした。
食べるのが早いとは言えない私。不味くはなかったですが、最後の頃には麺が延びてきているのを感じました。
私はもっと気さくなラーメン屋さんが好きだな(⌒∇⌒)
高速で帰途へ
高速を3時間って、マジ飽きます。下道が好きな私ですが、距離がハンパないので、やっぱり高速。
信越に乗って直ぐのPAです。これで、青木村ともお別れだなぁ・・・シミジミ
下りの東北縦貫自動車道、上河内SAを過ぎた直後からの工事渋滞。こんなことなら、上河内のSAから、スマートICを利用して下りちゃえばよかったと思いました。
無事家に着いたのが、夕方6時過ぎ。着いた途端に現実が待っています。まずはニャン歩をしなきゃと(^▽^;)
今後は、自分の立ち上げた仕事が軌道に乗るまで、または、時間的金銭的な余裕ができるまで、遠出はできません。次を楽しみに、頑張るぞ!