男女平等とは如何に。 (original) (raw)

最近牛角燃えてるよね。

自分の周りってジェンダー系のこと学んでる人が多かったのもあって、私自身は多分一般人より少〜しだけ知識がある程度には精通していると自負している。

そんな私だが、ジェンダーを学び、声を上げている人に対して正直分かり合えない部分があると思ってしまうことがある。昨今はそれを顕著に感じることが増えてきた。例えば、職場で上司が言った一言がセクハラ扱いされる今の世の中を私は苦手だなと思うし、別に仮に胸のサイズ聞かれても面白おかしく返答することだってできる。下ネタで盛り上がることできるのにな、なんて思ってしまう。あくまでも私の考えであり、否定派の方が多いかもしれない。一方こうして窮屈に感じる人間は若い女性であっても少なからずいるのである。

先日、理解はできても本当に納得できなくて口論になってしまったことがある。

要約すると、街に両さんに出てくるレミさんの銅像があったのを見て「女性は胸やお尻大きくて腰が細くてっていうのを強調したものが街中に晒されてるのが不服」といったもの。

…別に良くないか?それが漫画家先生の絵柄なのに、人の創作物(絵柄)にまで文句いうのはちょっと言い過ぎではないかと。あのワンピースだってそれが強調された絵柄だけど、世界中から愛されてるし、それを性的に見るためのものと感じている人の方が少ない。(ソースはないけど流石にそうでしょう)

話は派生して献血ポスターのイラストの話へ。

献血にこんな胸を強調したイラストを使うなんてということでTwitter上なんかでも過去に論争が起きた件。

これも私としては、企業が「これで興味持つ人が増えればいいな」との考えで実施して、実際献血者が増えるのならいいことだろうし、大事なのは方法より結果の方では?と思う。

もちろん批判者側の言い分は分からなくもない。別に胸を強調したイラストにする必要はないといえばない。ただ、新規顧客獲得のための案として行っているだけなのにそこまで目くじら立てるものではないんじゃないか。女性側に配慮してなんでそこまで色々なものの幅を狭めなければいけないんだろうと思った。

さて、新規顧客獲得案件でまた論争になっていることといえば、冒頭に記載した「牛角女性半額デー」。

9/2~8までの間、牛角で女性のみ半額で食事ができるという試みである。実施経緯としては、男性より女性の方が頼む枚数が少ないというデータからこの企画に至ったとのこと。

たった1週間の企画。恐らくファミリー層やカップル層の獲得を目指したと思われる企画。

それが信じられないくらい男性から差別であると批判を喰らいまくっており、それに対して女性が意見するという男女対立構造がここ数日Twitterで出来上がっている。意味がわからない。

言い分は色々あった。そもそもミソジニストの人もいれば、今まで散々差別とか言っておいて自分達(女性)に都合が良い差別は甘んじて受けるのはおかしいだとか。

それに対して女性も、食べる量が少ない分いつもそれを負担しているだの、女性がいつも掲げていた差別はもっと深い所のものだなど反撃している構図となっている。Twitterって男女仲本当に悪すぎるなと改めて思う。

色んなツイートでの意見に関しては次の投稿でまとめてみようかな。

今回は自分の意見をまとめるためにこの投稿を書き始めた。なので本題はここから。

・食べ放題に価格差がある店って他にもあるのに…

よく見られるのはちょっと高めのお寿司屋さんの食べ放題。500~1000円くらい男性の方が高いことが多い。それに関しては特に話題に取り上げられることもなかったのは何故なのか。牛角だから燃えたの?

・食べ放題システムにどれくらい食べられるかを求めるのは間違っている

そもそも、食べ放題は元をとるための場所ではない。私は「好きなものを好きなだけ食べられる場所」という認識なので、一定の金額で選べる自由というエンタメを購入していると思っている。つまり、選べる自由というエンタメ、選択権に対する支払いなので、どれだけ食べるかは関係ない。故に一般的には価格差がない方が自然。女性が安いのは優しさ。

・新規顧客獲得キャンペーンに対して騒ぎすぎ

上記で”私は”元をとる場所じゃないと言ったが、食べ放題に来る恐らく多くの人はできるだけ元をとりたいと思っているだろう。なのでその価格を払っても「あまり食べられないから行きたくない」という女性や子ども、「食べられないなら連れて行きたくない」と考える親(含めお金を出してくれる側)がいるという予測はできる。

そんな時女性が安ければ、例えばデートに誘いやすい。家族で食事に行きやすい。つまり価格が理由で来店に繋がらなかった顧客に来店動機を与え、新規に取り込むチャンスになる。倍の価格になったとしても満足感が得られるとなれば、その後の来店動機に繋げることが出来る。

このようなキャンペーンだと理解すれば、男性差別という批判には繋がらないと思うのである。

・この価格差と給与格差は別物!

今回男性は損してないからいいじゃないか、女性の方が食べられる量少なくていつも損なんだからという旨の発信に対し、それなら男性の方が仕事するから給与2倍でもいいんだな、女性は給与変わってないから損してない。という主張が多く見られた。

ちょっと主旨が違うというか、それとは別物というか。

まあ確かに損してない(=今までと変わらない)んだから騒ぐなという意見に対しては理屈として理解できるのだが、自分で食べに行くかどうか選べるご飯屋さんと一緒くたにするのはなんか違う。論点がちょっとだけズレてる。じゃあどの論点で語るべきかとかもう少し考えてみようかな。

・ミソジニストvsミサンドリスト(ツイフェミ)すぎ

正直いつもTwitter論争で思うけど、過度に女性・男性のこと敵対視しているミソジニストとミサンドリストが多い多い。正直燃やす理由なんてなんでも良くて、ただお互いの性別が嫌いだから火種を見つけて騒ぎ立ててるなあって見られる人が多かった。

それを見つけた一般人(あえてこの言い方をする)が「それは違う!」ってお互いに加勢することで見事大火事になっているような気がする。

だって、少なくとも私は性別によって扱いに差をつける行為は許さない!って言ってる女性見たことない。

女はーとか男はーとかやめてほしいなあ…みたいな話も今度書こう。

こんな感じ。他にもいろんな投稿見て思うことあったはずだけど出てこないので、人のツイートへの意見まとめでも次回やろう。

いまいちまとまりきらないのも、頭の中って感じでいいですね。多分。