コモン・マーモセット(手のひらサイズのお猿)の成長記録 (original) (raw)
我が家のおてんばおゐる姫、生後5日目からの育児記録、そして暴君な日常を綴っています
by oilmama
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2011年 07月 15日
マーモセットの飼いならし方(限定:我が家の場合)
(※写真は、爪削りの際、パパが手袋をして両手で拘束。その間に電動爪やすりでお手入れ
ちょっと何とかしてよ!と、私に助けを求めている目付き)
我が家のマーモ、おゐる姫は、生後5日目から飼育という利点にも係わらず、半年後には
お預かりした施設に戻すと言う約束だったために、躾と言うものを殆どせずに大人にして
しまいました。継続して我が家でずっと飼う事になるんだったら、ああもすれば良かった
こうもしとけば良かったと後悔ばかり。
でも、逆にそんな環境だからこそ、ペットショップから購入されて、若しくは知人より譲り受けて
という方の、マーモとの向き合い方、慣らしかたなど参考になるのではないかと、あくまでも
我が家のおゐる姫の場合はという限定付で、こちらに記載しとこうと思い立ちました。
まず、お猿は噛みます。犬のように従順なペットをお探しの場合は、決してお猿を飼うことは
お薦め致しません。そして犬や猫のように、定位置での排泄と言うのも諦めて下さい。
個体差はありますが、家族全員と万遍なく仲良くというのは、難しいかも知れません。
ただ、運良く、ベビーから飼いはじめたなら、噛まない躾けというのはある程度可能だと
思います。ある程度と言うのは、絶対に噛まない保証は無いという意味です。
が、それも成人してお嫁さんやお婿さんを貰った場合、飼い主との関係は突然崩れます。
マーモセットは一夫一婦制、一度夫婦になったら、最後まで添い遂げます。
なので、お互い相手を守ろうと言う意識がかなり強いようです。
犬のように、飼い主を頂点にして三角形のピラミッド型の整然とした体制は無理。
夫婦にしたら(つがいで買う場合)、飼い主側で一度思考回路の整理整頓が必要に
なるでしょう。一匹だけの時とは、全く別物と、気持ちに整理をつけておかないと
突然攻撃されて、ショック状態に陥る事になりかねません。
その場合、どこまでどちらに近寄ったら警戒し始めるのか、どのラインまでが安全なのか
よーく観察をして見極める事が重要だと思います。
マーモセットは、表情が豊です。嫌な状態の時には、嫌な顔をちゃんとします。
それ以上近づいたら、若しくは手を出したら噛むよ!という表情も声も発します。
今までと違ったサインを感じたら、安易に手を出さずに観察しましょう。
(※写真は、爪削りの際、パパに拘束され、パパをガン見しているおゐる姫。
覚えてなさいよ、いつかやったるわよ、あーた!!と言わんばかりの表情です)
さて、これ以上子孫を増やす予定の無い我が家は、姫のみの飼育です。
最初は家族の誰にも懐いて、時折遊びに来るお友達にも懐いていた姫だったのですが
ある日突然、お友達の耳にガブリ!!。いそいそ皮膚科に行く羽目に。
原因は、わんこ!!
我が家にはお猿の他に犬もおりまして、その犬を姫は大好き、完全一方通行な片思い。
見慣れぬお友達が、手に嵌めるぬいぐるみを持って、わんこを遊んであげようと、挑発。
勿論、わんこは大喜びでその挑発に乗るのですが、どうやらそれをじっと観察していた
姫君は、私の大好きな彼?が苛められてる!!と勘違い。
何も警戒していなかった飼い主は、今までと同様に、新しいお友達にもそろそろなれた頃よね
なんて軽い気持ちで、ケージの扉を開いたら、一目散にお友達めがけて飛びついた!!
それも耳目掛けて飛び掛る。(何故か攻撃の場所は耳と決め込んでいるよう・・・・)
次は、我が家の旦那さんに。これはたまたまふざけていたら、どうやらそれを旦那さんが
私のことを苛めている!と勘違い。
ケージの中でけたたましい警戒音を発していた姫だったのですが、まさか攻撃するなんて
思ってもいなかったので、いつものように遊ぼうと扉を開けたら、旦那さんにまっしぐら。
同じく耳を齧られる羽目に。
でも、まだ軽く考えていて、時間が経てば忘れるし、きっと一時的なものよねなんて思って
いて、数日後、もう落ち着いたでしょうと扉を開けたら・・・・・・・てな具合。
以後、旦那さんは、姫の天敵と相成りました。
人を噛んだ興奮からなのか、自分の牙が攻撃の最良の武器だと認識しちゃったからなのか
それ以後、うっかり手を出すと、私の手も噛むように・・・・。
私に対しては、甘噛みなのですが、マーモの牙は鋭すぎ、しっかり手から血が・・・・・・
(※写真は、爪削りの際のもの、拘束されやや諦め気味状態。不満そうな顔つきです)
このままじゃ、どうにもならないし、遅ればせながら躾け開始だわねと、長期戦で覚悟を決める。
まず、指を出したとき、手の平全体をケージの中に入れた時、それでも違いが有る事が判明。
指を一本だけ入れると、怒り始める確率が高いことが解り、ケージの中に手を差し出すときは
手の平全体を入れるようにしました。
次に、わんこのノミトリの小さなクシがあるのですが、それを姫のクシに使用してました。
姫はそれでブラッシングされるのが事の他お好きで、クシを見せながら、近寄るとじっと
身体を自由に撫でさせてくれるようになりました。
勿論、しっかりブラッシングをしながら、ついでにあちこち触りまくるのです(笑)
最初は、手で身体を撫でられるのは嫌そうにしたり、甘噛みされたりって事もあったのですが
これもじっくり、じっくり繰り返しです。今では手にクシを持っていたら、自分からスリスリ
ごろにゃんしてくる事も・・・。でも常にじゃないのです。たぶん気分が良かったらですね(笑)
どんな時になら警戒を解くのか、どんな場合にならスキンシップを受け入れてくれるのかは
それぞれのマーモちゃんに寄って別々だと思います。
じっくり観察して、ここならって時に、繰り返し触れ合うことをお薦めします。
我が家の姫の場合は、「お休み~」と声をかけると、自分からベッドの中に入ります。
その中でなら、頭を撫でようが、身体を触りまくろうが、尻尾を弄ろうが、顔を撫でても
噛む事は決してありません。
これも最初はほんの短い時間だけ、それをじっくりじっくり引き延ばしました。
どうしても嫌だと、自分からベッドを這い出てしまうので、触らせてくれている限りは
結構スキンシップを楽しんでいるんだな~と思っているこの頃です。
ケージの外で遊ばせておいて、何が原因なのか、顔つきが急に変わったりした場合は、
さりげなく耳を隠して、餌でケージに誘導します。
「お家」と声をかけると、ケージの中に自分から入るような訓練を日頃からしておくと
良いかと思います。勿論餌で釣りながらの訓練です。
最近ではケージの中に入って、扉の閂をされるのが、ご立腹のようで、扉を閉めている
私に対して軽い威嚇、そして攻撃の真似事を仕掛けてくることが・・・・・
その際は、かなり強い口調で「ダメ!」と制止を。
ダメ!という言葉も、ちょっとした触れ合い、スキンシップの際に、小まめに声賭けをして
ダメ=いけないこととインプットします。
ちゃんと叱られた事は解っていて、すっと瀬を向け暫く目線を合わせない様にしています。
そして万が一、甘噛みで指から血が!なんて時には、こちらから威嚇をします。
どうするのかということ・・・・・自分の髪の毛を手の平ですっぽり包み込むように撫でて
ペッタンコに。
そーです、マーモ威嚇の表情を見たことがあれば、解りますよね。
怒ってるんだぞーー!!と、髪を後ろに引っつめながら、イーーダ!!をする訳です。
自分で可笑しがってはダメです。真剣に頑張りましょう(笑)
勿論イーダの表情も、心底憎らしげやってやりましょう、決してここで鏡など見ないように
少し長い時間、本気怒りしてるんだぞーー!と見せたければ、髪を完全に濡らしてしまう
事をお薦めします。そして反応を見てください。きっと目線をそらせて、顔を合わせない様に
すると思います。そしてひと言「ダメ!」と凄んでみましょう。
気をつけて欲しいのは、犬は三歩歩けば忘れてしまう事も、マーモはしっかり覚えて
いるって事。叱って暫くは「あいつ怒ってる、不機嫌」とインプットされているので、
気持ちの切り替えに、美味しいおやつなどをあげて、終了のサインを。
(で、そのおやつですが、必ず自分の口に一番に入れてから、次に与えるように、出来れば
頂戴との催促があってから、自分の口に咥えたものを千切って与えるようにすればベスト。
時には、催促されても全く無視して、自分だけ食べきりましょう。
優位者を教える為に、これくらいは必要だと思います。)
とにかく、昨日まで、今までベタ慣れで安心だと思って、観察を怠ると・・・・・突然
なんて事になりかねません。ヤキモチを焼いたり、誰かを守ろうとしたり、危険なものを
知らせようとしたり、ここらはかなり高度な知恵が働くマーモです。
噛んでくるには、やっぱりそれなりの理由があると思われます。
なので、安心しすぎないで、表情や態度、声色、普段と違った事はないか、注意を
しながら接するようにしましょう。
観察は、こちら側ばかりじゃなくて、相手もしっかりしてるんですね~。
人間の方がちょっとばかり進化してる訳だから、知恵比べじゃせめてお猿には
負けないように頑張りましょう。
そしてこの小さな愛すべき生き物と、長く良い関係を築いていけたら、きっとわんこや
猫とは違った、素晴らしい時間を与えてくれるに違いないと思っています。
折角巡り会って家族になったマーモちゃん、噛まれたショックで手放してしまわないで
ちょっとコミュニケーションの取り方を間違えただけ、意思の伝え方が解らなかっただけ
頼りになるのは、貴方だけって、ちゃんと知ってるから・・・・・・・
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