若手おいさんの日記 (original) (raw)

PENTAX KP + HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW
F8.0 1/400 ISO-100

時系列では、前の投稿よりも前のカット。

14分遅れの新快速で近江八幡に到着し、その後はいつものレンタサイクルに跨って沿線をブラブラとやる。近江国ではもう稲刈りは終わってしまったものとばかり思っていいたが、実際はこうして黄金色に輝く一面がまだ所々に残っていて、ぜひ近江鉄道と絡めたカットを収めたいと思った。

ついさっき近江八幡に着いたばかりの赤電がすぐ八日市に折り返して行くので、早速これを狙う。今年は拝まずに終わるものとばかり思っていた、頭を垂れる稲穂たちを見て、ただ「美味そう」とだけ思った。

PENTAX KP + HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW
F2.8 1/1250 ISO-100

白状すると、昨日はドクターイエローを撮ることを主目的にこの場所を訪れたのだが、眼前を通過するその瞬間、もうこれ以上無いというほど絶妙なタイミングで太陽が雲の中へと隠れてしまい、我が足労の全てが水泡に帰してしまうかに思えた。

しかし実際、私の心が明るかった。「まぁこんなこともあるさ」と。この余裕をもたらしてくれたのは何か。それは、豊かな湖国の大地と近江鉄道だった。

近江鉄道八日市線東海道新幹線はセットで撮ることが多く、いつもは前者をメイン、後者をサブに位置付けてこの地を訪れることが多いが、上述したように今日は逆だった。

秋らしいカットを狙って彷徨うと、畔に咲き誇る彼岸花を見つけた。これに登場してもらおう。

やがて踏切が鳴る。道に寝そべる。武蔵野の地を駆けた西武鉄道のかつてが、平成と令和の時代波に崩されぬまま今を生きる。

湖国の秋風はさぞ気持ち良かろう。