おきらく旅日記 (original) (raw)

2月某日、
酒飲みの聖地とも言われる四谷三丁目、荒木町にて
楽しい会食のひと時を過ごさせていただきました。
畏れ多くも全ゴチになるという有難き幸せ! (^^♪
場所はこちら。

の弥七

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こじんまりとしてすっきりした店内。
訪れた人は誰もが思うようだが、
え、ここって中華?という和のたたずまい。
丁寧な接客と美味しい和風中華の実力がウリです。
この日いただいたものはこれ。

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夜はおまかせコースのみ(9000円・12000円・15000円)だが
最初に出てくるのが何と三段重。
全体像を撮り忘れた。(あれだけリサーチしたのに!)
三段の中味写真は↑ですが
お重の蓋を開ける時のワクワク感が楽しい。
あっという間に美味しくいただいてしまった。

この時点で夫と私はビールと白ワインをぐび。
ご一緒した御大は麦焼酎をぐびぐび。
次の品、ぼたんエビと毛ガニの下にさりげなくウニが隠れていた。
ゴージャス三点盛り。
大好き~ウニ、ウニ♬
お代わり~と叫んだが無視されました。

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次はなんと鍋。
スープは白湯、具は上品に巻かれた白菜と青味、
お魚はクエがどっさり。
もちろんお約束で夫は「喰え!」
ひとりで勝手に騒いでいておくれ。

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スープが美味しくて私はおしまいに鍋ごと飲みそうになった。
もちろん唇をやけどしちゃうから止めたけど
ストローで飲め!とかって、
ほんとに上品さのかけらもなくてすみません。
ラー油ベースの薬味がベストマッチ。

他のお客さんの鍋をチラ見したところ
コースのお値段によって具材が違うようだ。
どうやら我々のはちょっとお高いコースみたい(?)
赤ワインも入って飲むわ食べるわ!

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豚肉は思ったよりあっさりしていて無理なく食べれた。
春巻きはさくっさくで中には大きな海老。
ご飯(スープとお漬物付)は蟹!という贅沢さだったのだが
さらに麻婆豆腐を追加注文するという暴挙に出た我々。
というのは事前調査で麻婆ごはんがとても美味しそうだったので
私はそれを楽しみにしていたのです。
もちろん蟹ごはんも美味しく完食。

このお店はこんなふうにご飯が出て来る。
(写真を撮り忘れたのでよそから拝借)
あつあつご飯に麻婆をかけてハフハフ、至福の極み。
薬味の白髪ねぎを乗せるのを忘れずに!

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デザートはさっぱりとした杏仁豆腐と
暖かい桃饅頭(カスタード餡)

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なぜかお隣からお饅頭が来たので
あれ?と思いながらしっかり二つ食べちゃった。
(注:ふだん家ではこんなに食べません)

満腹満足。

ちなみに常連さんはみんな知っているとのことだが
このお店のオーナーシェフは有名店「桃の木」の出身とのこと。
生まれの高知ではご実家が「風車」という中華店をやっていて
それでこのお店の名前が「の弥七」?
ほんまかいな。

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人生楽ありゃ苦もあるさ~~♪

さて、この日ご一緒したのはなんと
兼高かおる(古い!)も真っ青という旅行界の巨匠、および
食いしん坊界の重鎮、知る人ぞ知るあのY子女史。
昨年5月のバスク旅行以来の再会だったが
私はずっとパクパクを見ているので久しぶりという気もせず
夫と三人大いに食べて飲んで楽しくお話させていただいた。

ゴチになったから誉めるわけではないが
女史はかつてのご自身の仕事や
世界中の旅で身に着けた知識経験は言うに及ばず
読書量や観劇回数もハンパなし、
音楽、美術、芸能、文学、スポーツと守備範囲が広い上に
独自の見識をお持ちなのでとても面白いのです。
その上気さくでお茶目。
私が好きなのは夢子倶楽部パクパクの後の「今週の振り返り」
いわばうんちくコラムで
胃も丈夫だけどアタマも丈夫なのでためになる。
小学生の時に「手酌の似合う女になりたい」と思ったそうで
それだけでもただものではないが
食べることも出かけることも普通の人の300人分くらいを
一人でやっちゃってるY子女史。
どうぞお体に気を付けて
これからもシモジモを楽しませて下さいまし。

ついでながらお土産もありがとうございました、
またね~。

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by okira935 | 2017-03-04 17:15 | 食べある記 |Comments(9)

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