新潟おとな旅 にいがた庭園街道へ 2日目 (original) (raw)

6月19日(水)

ホテルオークラ新潟の朝食。

ご飯のお供や地元の名物がたくさんあって、ご飯が進みます。

お米も魚沼産と十日町産のコシヒカリを食べ比べできます。

チェックアウト後、ホテルの横の信濃川沿いの遊歩道をお散歩。

今日は、いい天気です。

にいがた庭園街道を巡る旅の最後は、新潟市内から車で30分ほどのところにある北方文化博物館へ。

昔の豪農の屋敷が博物館になっています。

昨日訪れた北方文化博物館新潟分館を持っていた伊藤家の本邸です。

入館料は800円ですが、JAFの割引で700円になりました。

広い敷地にめちゃめちゃ大きな建物がたくさんあります。

全盛期には家族と使用人を合わせて100人近い人々が住んでいたのだとか。

展示品も色々あります。

三日三晩続いた婚礼のメニューなど興味深い物が沢山。

この広い座敷で婚礼の宴が行われたのかな?

30mある一本杉でできた梁など、贅沢な造りです。

明治から昭和にかけて、当主やその兄弟たちは、欧米に留学したり会津八一のような文化人と交流を持ったり、とても文化的な生活を送っていたようです。

第二次大戦後、進駐軍がここを集合住宅にする計画もあったのだとか。

その時に派遣されてきた将校と当時の当主が、偶然にもアメリカの大学の同窓だったことで、この美しい建物と庭が守られることになったそうです。

戦勝国の軍人と敗戦国の旧家の主が、古い貴重な文化を守るために協力して博物館を作るなんて、なんだか朝ドラを見ているみたいです。

庭の一角にある三角形のお茶室。

中を覗くと、畳も三角形でした。

教養ある文化人が、勢い余って造っちゃったのかな?

ちょっとお茶目でカワイイかも。

敷地内には、ハス池や藤棚などもあり、四季折々楽しめそうでした。

新潟の庭園街道、まだまだ色々なルートがあって、違う季節にも来てみたい。

帰り道に、越後一の宮弥彦神社に寄りました。

新潟市内からからは車で1時間位。

村営の大きな駐車場があって便利です。

平日なのに駐車場が意外に混んでいて驚いたのですが、神社のお隣の競輪場でレースが行われているためでした。

本殿の前に茅の輪くぐりの輪が設置されていました。

今年前半の穢を清め、後半も無事に過ごせるように祈る夏越のお祓いだそうです。

看板に書かれていたやり方の通りに輪をくぐってお参りしました。

広い境内には鶏がいたり、鹿がいたり、昔懐かしい感じ。

昔の神社にはよく動物が飼われていましたよね。

彌彦神社弥彦山の麓にあり、ロープウェイで頂上に行くことができますが、車でも行くことができます。

駐車場から10分くらい山道を登れば頂上に到着。

佐渡ヶ島がすぐそこに見えました。

パノラマタワーは、回転しながら上昇下降する展望塔。

昭和の香り強めです。

こうなったらおやつはクリームソーダですよね。

アイスが丸かったら完璧だったけど、、、。

神社といい弥彦山といい、ザ・昭和の観光地という感じ。

大人旅の締めくくりに相応しく、思いがけず懐かしい気分になりました。

越後出雲崎天領の里という道の駅からの日本海

これから帰路に着きます。

首都圏から意外に近く、見どころも多い新潟県

大人旅にピッタリのデスティネーションですね。

ちょっと新潟の魅力に目覚めた旅でした。