USBメモリーのデータ復旧について完全解説!原因と対策について (original) (raw)
こんにちは、テックです。
データ復元のネタについてさんざ擦ってますがまだやります笑。
今回はUSBメモリの復旧について解説していきたいと思います。
USBメモリが突然認識しなくなるという経験ありませんか。
SDカードなどに比べても物理障害が起きやすい媒体なので、多くの方が一度はトラブルに見舞われているかと思います。
USBメモリの仕組み(SDカードなど他記録媒体と比べるなど)
まずはUSBメモリの仕組みから。
USBメモリは、**NAND型フラッシュメモリという記憶媒体**になります。電源がなくても記憶を保持できる不揮発性メモリでSDカードやSSDも基本は同じ媒体です。NOR型もありますがここでは割愛。
その中でもUSBメモリは取り扱いが簡単で、持ち運びも便利ということで多くのユーザーに重宝されてきました。
(SDカードは主にカメラやスマホで使われ、SSDはパソコンの内蔵ストレージとして使われることが多い)
便利なUSBメモリですが、その性質ゆえ最も壊れやすいストレージとも言われております。
要因としては接続部分が露出している事や、裸で持ち歩くケースが多い(SDのようにカメラやパソコンに収まっていることが少ない)ことが挙げられるようです。
もちろん最近ではどちらの媒体も耐久性が上がってきており、中には水に付けても問題ないというものまで現れているようです。
形も私の知っているUSBメモリじゃない。。
USBが認識されなくなる原因とデータが壊れてしまう原因
なぜUSBメモリが認識しなくなったり、データが壊れてしまうのでしょうか?原因はいくつか考えられます。
- 物理的なダメージ:先述したとおり、USBメモリはもっとも物理損害を受けやすい媒体。落としたり踏んだりして内部回路を壊してしまうケースが多いようです。
- ファイルシステムのエラー:突然の電源オフや強制的な取り外しなどが原因で、ファイルシステムが壊れてしまうことがあります。
- ウイルス感染:こちらは他の記録媒体も同様ですが、ウイルスによってデータが破壊されることもあります。
- フラッシュメモリの劣化:使い続けることで、書き込み回数が限界を超えるとデータが破損しやすくなります。
一般的にUSBメモリの寿命は以下だそうです。
データの保存期間:平均3年程度
データの書き込み可能回数:500~10万回程度
さすがに500回で壊れたら文句言いたくなりますけど、最大は10万回と触れ幅が多いですね。。
保存期間が平均3年なので、大体2年過ぎたら新調を考える必要あるようです。
普通に使ってれば実際のところもっと持ちそうな気もする。
私が持っているUSBも軒並み5年越えてますが全て現役稼動してますし。
ただひとつだけ言えることは、ある日突然使えなくなる日が必ずやってくるということですね。
復元する方法3選(業者に依頼・メーカーに依頼・復元ソフトを使う)
もし実際にデータが壊れてしまった場合、どのように復元すれば良いのでしょうか?
方法は主に3つあります。
- 業者に依頼する:プロのデータ復旧業者に依頼する方法です。成功率は高いですが、費用もかなり高額になります。
- メーカーに依頼する:USBメモリのメーカーに修理を依頼する方法です。保証期間内であれば無料で対応してもらえることもありますが、時間がかかることがあります。
- 復元ソフトを使う:最も手軽でコスパが良いのが、この方法です。無料の復元ソフトを使って、自分でデータを復元することができます。
例えば、USBメーカーの国内最後の砦バッファローさんは、事業内容に「データ復旧サービス」が含まれています。
診断・見積り無料、一律固定料金で安心して利用できるバッファロー正規データ復旧サービスというものも用意されているのは一流メーカーならでは。
ただこれはバッファロー正規品であることや一定の耐用年数内であることなど条件があります。
もし、海外製品や耐用年数が過ぎている場合はバカ高い業者に依頼するか、自分でソフトなどを利用して直すしか方法がなくなります。
データ復旧サービスは70万円することもあるらしい。
EaseUS Data Recovery Wizardで復元
では、実際に復元ソフトを使ってデータを復旧させる様子をお伝えしていきたいと思います。
私が使用しているソフトはEaseUS Data Recovery Wizardという無料版もあるソフトですが、MiniToolやTenorshareなど、さまざまなメーカーがそれに近い復元ソフトを用意しています。
ステップ1.USBを選択する
最初画面で復元したいファイルのUSBドライブ選択して「紛失データの検索」をクリックします。
ステップ2.スキャンとファイルの選択
次に復元データを選択しますが、「フィルター」や「ファイルの種類」でソートをかけることができるのでピンポイントに復元したいデータを選べます。
ステップ3.復旧場所を指定しリカバリー
復元したいファイルを選択したら「復元」をクリックします。USBメモリも選択できますが、念のため別の場所にデータを復元させたほうが良いでしょう。
EaseUS Data Recovery Wizardは、無料版でも有償版と変わらないレベルの機能を提供しています。
復旧率も業界最高の99.7%を誇りますがデータ容量の制限はあるので(さすがにないと商売にならんでしょうねw)、より多くのデータを復旧したい場合は場合は有償版へのアップグレードも検討すれば良いかと思います。
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まとめ
さて今回は、USBメモリのデータ復旧について詳しく調べてみました。
基本的にはUSBもSSDもHDDもSDカードも記録媒体としては同じなんですが、復旧のしやすさなどはそれぞれ異なってきます。
また大前提として時間が経つと復旧率は下がってしまいます。
もしUSBが急に読み込まなくなったという方は参考にしていただければ幸いです。