THE MAD CAPSULE MARKET'Sついて語りたい!ざとぉん (original) (raw)

とぅででけ、どぅででけ、どぅででけ、どぅででけ

ぱー↑ぱー↓ぱー↑ぱーぱーぱーぱーぱー

暗黒神ラプソーンの戦闘BGM)

ついに、

降臨。

THE MAD CAPSULE MARKET'S

ある程度ゴリった音楽が好きな方々からしたら常識でしょう。

そして筆者が崇拝するバンドの一つなのです。

知ってる??

簡単にMADの説明をしますと、

1985年に結成されたBERRIEというバンドを前身に2006年まで活躍したバンドです。

1990年代に入ってから現在のバンド名(厳密には途中まで表記が若干違いますが)に変更されたんですねぇ。

まず始めに、

その音楽性はと言うと、

大きくは初期(パンク期、ビジュアル期)後期(ミクスチャー期、デジタルハードコア期)にわけられると思います。

(細分化するともうちょいあるんですけどね)

これをアルバムで分解するのは割と難しいんですが、

筆者なりに分けてみます。

(ぶっちゃけ初期はあんまり知らないのでさっくり行きますよ)

全てはここから始まる

1stアルバム(インディーズ)

「HUMANITY(1990)」

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  1. 三秒間の自殺
  2. あやつり人形
  3. LIFE GAME
  4. ギラギラ
  5. 讃美歌
  6. HUMANITY
  7. カンヅメの
  8. どうしようもない恋人の唄
  9. Dear歩行者天国の皆様
  10. ラ・ラ・ラ(僕がウソつきになった日)
  11. だんだん

MAD最初のアルバムです!!

後期(解散前くらい)のイメージが強い方からすると、

え?誰?

なくらい雰囲気もサウンドも違います笑笑

露骨に80'sの**パンクロックサウンド**に影響を受けた印象のアルバムで、

Vo, KYONOの歌い方もかなり遠藤ミチロウ氷室京介を彷彿とさせるものが散見されます。

Track2「あやつり人形」

あやつり人形

あやつり人形

MAD初期を代表する楽曲で、

Wiki曰く、このバンドで一番CDやDVDに収録されている本数が多い楽曲なんだそうです!

鏡の中には入ってません。

Track10「 ラ・ラ・ラ(僕がウソつきになった日)」

ラ・ラ・ラ(僕がウソつきになった日)

この楽曲は筆者がこのアルバムでもっとも好きな一曲です。

後述(次回かな?)しますアルバムにも収録されており、

このアルバムとの聴き比べも面白いかも知れません!!

初期MADを代表する形でよく取り上げられるアルバムなのですが、

パンクロックの名盤としても筆者としては大いにフィーチャーしたい内容となっています。

後に出るアルバムたちの中でも、

この作品ほどの衝動や勢いはなかなか越えられなかったとメンバーも語っています。

ここからメジャーデビューにて、

また一つ音楽が生まれます。

パンク期(初期)

メジャーデビューアルバム

P.O.P(1991)

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  1. HUMAN PROTEST
  2. 3秒間の・・
  3. ギチ
  4. MAD中毒
  5. ハリネズミとXX
  6. あやつり人形
  7. LIFE GAME
  8. ラクリの底
  9. Yourself Look!!
  10. people is DESTROY OF MIND
  11. WHITE LOW CHILD

ぜ、全然POPじゃないよーーー(泣)

メジャー最初期MADということで、

音楽性は解散直前とはかなり違いますね。

って言うか「ピー」音多いな笑

1stアルバム

「HUMANITY(1990)」よりセルフカバーで数曲収録されております。

Track3「ギチ」

ギチ

ギチ

すみません。初期MADはぶっちゃけこれくらいしか知らないレベルです笑

これはまぁ有名な曲でして、

「ギチギチギチャー」なわけですよ笑笑

は?

いやいや、そんな顔せんといてください。

ちゃんとこの曲はシングルカットもされているんですよ!!!

歌詞はと言うと

「ギチ」「ジョニー」「シド」の3文字くらいで構成されているんです!!

えー…っと?笑

筆者にもわかりません。笑

Track6「あやつり人形」

あやつり人形

あやつり人形

早速、インディーズ1stからのリメイクで登場です。

サウンドに厚みが出ておりますが、

そこまでの変更は見られません。

(間奏部分だけなのかな?)

ここからまだ何度かリメイクがあります笑笑

ほんで、

鏡の中には入ってない

このアルバムは前作より更にとにかく激しくパンクロックを体現したような作品となっております。

初期MADを知るためにご視聴如何でしょうか?

3rdアルバム

「SPEAK!!!!(1992)」

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  1. マスメディア
  2. PUBLIC REVOLUTION
  3. システム・エラー
  4. 権力の犬
  5. UNDERGROUND FACE
  6. Solid State Survivor
  7. 危険分子<DANGER BOY>
  8. CARE-LESS VIRUS
  9. チェスノ兵隊(コマ)
  10. 4 JUNK 2 POP
  11. D-DAY
  12. GOVERNMENT WALL
  13. 家畜

これは前作より更にわかりやすいパンクアルバムに仕上がっているように感じます!!

Track1「マスメディア」

マスメディア

マスメディア

これは割とずっとMADの代表曲ではないでしょうか??

かなり聴きやすい!!!

ギチギチ言ってない!!笑

でも歌詞がなかなか怖い笑笑

初期MADの醍醐味のような曲ですね。

Track3「システム・エラー」

システム・エラー

短っけぇのこれ笑笑

MADの特徴の一つでもある激歪みブリンブリンベースから始まるサウンド

そしてスパイス程度に入っている電子音がたまらない一曲です。

さらには

Track6「Solid State Survivor」

SOLID STATE SURVIVOR

あの**YMOイエローマジックオーケストラ)**のカバー曲となっております。笑

ま?笑

懺悔しますと筆者はMADが好きでかなり長いのですが、初期MADのアルバムをちゃんと聴いたのは数年前でして笑笑笑

この曲を知らなかった!!!

なんなら原曲も知らなかった!!!笑

いやー、お恥ずかしいですね笑笑

でも聴き比べてみると、

本編MADバージョンはゴリゴリのパンクサウンドでのアレンジになっているのですが、

本家と同じ(スネアなのかな?)電子音の「ぴょんっ、ぴょんっ」てやつが入ってます笑笑

知ってて当然だ!と言われるとぐうの音も出ないのですが、

改めて聴いての驚きは凄いものでしたね。

ぐう。

4thアルバム

「MIX-ISM(1994)」

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  1. MIX-ISM
  2. S・S・MUSIC
  3. プロレタリア
  4. NEW SOCIETY
  5. PET
  6. マネキン
  7. ナショナリズム NO!!!!
  8. オルゴヲル
  9. IC シティ
  10. TOO FLAT
  11. 古い時計
  12. IQ SPEAKER
  13. Neo Sunday~新しい日曜日
  14. PROBLEM CHILDREN
  15. BE SILENT FUCKIN' SYSTEM
  16. 黄色いピエロ

湿度たけぇ!!!!

湿度が!!!高い!!!!笑

このアルバムから雰囲気が変わる(と筆者は思ってます)

この作品と、次作に関してはここまでのアルバムと少し変わり、

より時代を纏ったサウンドになっていると感じてます。

Track2「S・S・MUSIC」

S・S・MUSIC

前作までのパンクサウンドから少しヘヴィサウンドへ移行しているイメージです。

Vo,KYONOさんの歌い方も変わったように感じます。

Track4「New Society」

NEW SOCIETY

かなり後期MADの雰囲気が出てきてますね!!

ビートの切り替わりに着いていくのがやっとですが、

その当時日本でも流行っていたミクスチャーロックや、ラップロックのノリを醸し出しつつあります。

Track16「黄色いピエロ」

黄色いピエロ

黄色いピエロ

全編アコースティックで演奏されるMADの中でも異色の一曲。

KYONOさんの歌唱力を再確認できる一曲ですね。

そして特筆すべきはこのアルバム

ロンドンでレコーディングされてるんですね。

それに加え、今作はCRA¥(上田)が作詞作曲を担当した楽曲が多く、

それもまた前作までと経路が違う要因とも言えるでしょう。

このアルバムは筆者も所有しており、

所謂**スルメ盤**として、後期MADにハマった人には聴いてほしい作品となっています。

5thアルバム

「PARK(1994)」

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  1. HI-SIDE
  2. LIMIT
  3. IN SURFACE NOISE
  4. パラサイト(寄生虫
  5. 公園へあと少し
  6. HAB'IT
  7. CR'OCK ON THE WORK (AUTO-MATIC)
  8. 時ノ音
  9. 生まれたばかりの絵画を燃やせ
  10. P-A-R-K
  11. MUSTARD

革命の一枚。

このアルバムからハードコアの匂いを漂わせ始めます。

前作MIX-ISMのミクスチャー路線をさらに全面的に押し出したアルバムとなっております。

次作への布石としてファンからの評価の高いアルバムでもあります。(筆者の感想です)

Track1「Hi-Side」

HI-SIDE (HIGH-INDIVIDUAL-SIDE)

一曲目から攻撃力が高い笑笑

このアルバムから所謂、**ラップロック**の始まりとしてのポジショニングを確立していくのですが、

その一曲目にして爆発的サウンドです。

パンク路線も去る事ながら、メタリックなフレーズが強く出ており、KYONOさんの歌い方もダミ声を中心としたものに変わってきます。

Track4「パラサイト(寄生虫)」

パラサイト(寄生虫)

THE「THE MAD CAPSULE MARKET'S」

ですね。笑

このサウンドが苦手な方はおそらくこの時代のMADは肌に合わないのではないでしょうか。

いや、その後もこのノリで進むのですが。笑

この曲の攻撃力は激高です。

めちゃくちゃ強いです。生贄3体必要です。

脳内に直接響くようなゴリっとサウンドが耳心地よく、前作ほどの湿度はない。

筆者としてはこのアルバムのリードトラックだと思っております。

Track5「公園へあと少し」

公園へあと少し

パラサイトからの流れでこの曲。

作品真ん中に設置されたミドルテンポのサウンドはこのアルバムを名盤とさせるための緩急を体現しました。

3拍子のテンポで繰り出されるサウンド美しくもあり、どこか不安にさせる。

ピエロや廃遊園地を見た時の精神的にダメージを与えるような不気味な美しさがこの曲にはあります。

6thアルバム

「4 PLUGS」

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  1. POSSESS IN LOOP
  2. CRACK
  3. 神KAMI-UTA
  4. RUST OFF SYSTEM
  5. WALK!
  6. ノーマルライフ
  7. ANOTHER PLUG
  8. 消毒 S・H・O・D・O・K・U
  9. A・S・M・I・A・S・B
  10. PGM ON
  11. DON'T SUSS ME OUT
  12. DESTRUCTION AT THE DOOR
  13. O・U・T

大名盤の大正義です!!

MADを語る上で、

このアルバムは外せないでしょう。

そして、このアルバムから更に本格的にミクスチャー路線の限界突破となります。

イメージで言うと、初期作から前作で**超サイヤ人化した**感じなのですが、

今作は(そして次作)後期に通じるまでの間一回めっちゃ強なってる状態なのです。

言わば、キンクスくん状態な訳ですねぇ。

但し、キンクスくん同様、

まだ自分の力を上手くコントロール出来ておらず、

一番暴れ回っているアルバムだと筆者は評します。

因みに、筆者的には一番好きなアルバムです。

Track1「POSSESS IN LOOP」

POSSESS IN LOOP

「カンッ」という電子音(スネアかな?)が特徴的な一曲ですね。

刻みの多いドラムから始まり、ドライブぶりぶりのベースへと繋がる。

そのままオールドスクールのラップトラックさながらの重いスネア一発サウンド

KYONOさんのラップもかなり板についてきた感じです。

"角膜の奥に答えがあり
勝者はそれを理解している
前に見える物の裏に
見るべき物があると感じる
高層ビルのエレベーターの中で目を閉じて見る様な考え
10ヵ月前と同じ場所で私はそれを理解している"

作詞は**上田剛士**氏でして、

韻を踏みながらもゴリゴリの世界観を守っている歌詞ですね。

"タイムカードも繰り返している TVニュースも繰り返している パンクロックも繰り返している コンピューターも繰り返している Kick Drumも繰り返している Grim Bassも繰り返している V・E・Tも繰り返している M・A・Dも繰り返している"

loopする世界やムーブメント。

その中でもこの先MADは大きく解脱する。

Track3「 神KAMI-UTA歌」

神歌 KAMI-UTA

筆者がMADにさらに引き込まれた曲です。

いや、こんなタイトル聴かへん方が無理やて。笑

「神KAMI-UTA歌」ですよ?

AKB48全盛期世代の筆者としてはこの「神」という文字がついていて「神」じゃないものはないと"神"じて疑わないのですねぇ。笑

"日出づる国に神あり その光と共に時が始まる
神の声と神の風と神の光に守られながら
だが光は雲にとどく無機質に囲まれそれを無くした
俺の声はタールの上 不純な物に成り変わる"

"すべての国に日は登り すべての国に神はあり そしてこの声がある すべてにこの力よあれ"

神KAMI-UTA歌で草。

ネ申的なやつじゃなくて、

神で草。

いや、**サウンド強くて森。**

どうですか!!!めちゃくちゃかっこよくないです???

激重サウンドで繰り返される歌詞。

同じ内容を繰り返し捲し立てる感じはR.A.T.Mを彷彿とさせます。

筆者としてもトップクラスに大好きな一曲です。

Track8「 消毒 S・H・O・D・O・K・U」

消毒 S・H・O・D・O・K・U

来ましたねぇ!!

「筆者が時々歌詞でオマージュさせて頂くワード」アワード受賞作品

「 消毒 S・H・O・D・O・K・U」さんの登場です笑笑

これは、

これは、

色相が濁る。笑

(伝わりますかー?着いてきてくださいよー?笑)

ローマ字を順に読み上げるスタイルは更におどろおどろしさを上げて来ますね笑

ぶりっんぶりっんの重低音サウンドから繰り出される「消毒」というワードセンスは筆者も非常に影響を受けています。

影響を受けているというか、この雰囲気や世界観を真似してます笑笑

こんなもん、

自分なりに消化して

表現するとかむり。

むり。

天才すぐる。

筋肉すぐる。

ここまでのアルバムを通して聴いてもMADのヤバさが伝わるかと思うのですが、

この後から世界が変わる。

次回に続きます!!!

ここまで読んで頂きありがとうございます!

またコメントや評価、拡散などして頂けると喜びます!!!

ほなまた!